満足度★★★★
ほんとに奉納したならば。
テンポのいい展開、7人でずっぱり動きまくりで凄いなあ、と素直に思いました。
なんか冷静に観れてしまったところもあったのは座・高円寺だったからでしょうか。
立派な劇場より、劇中の芝居小屋のような空間で観たらもっと面白く感じたかも。
核廃棄物処理場の話は、うーんない方がそのまんまを楽しめたかなあ。
演者さんたちは皆さんよかったです。
満足度★★★★
田舎いるような。
1時間30分という時間でしたが、小さな田舎のお祭りで話を聞いているような気がしました。一人ひとりの表現もよかったと思います。三味線いい響きでしたね。原発のお話はいらなかったように思います。
満足度★★★★
身体表現の素晴らしさ
楓組観劇。座高円寺1の広い舞台を役者7名が出ずっぱりで動きまわる。それは素晴らしい公演だった。
現代民話…東北地方の龍脈のへそにあたる、今は過疎化した村に伝わる物語である。少し長くなるが作・演出の岡安伸治氏の文章を引用させてもらう。「人間の両の手に持てるものには限りがある。何かを手に入れるために何かを失うことを覚悟しなければならない。人間の欲に限りはなく。過疎の村は生き残るために何を選ぶのか。」と…。そこに引用した設定は”核”に関すること。しかし、この公演について言えば、あまりに現代的な問題を絡めている。確かに、今切り出すのが旬であろうが、もう少し時を経て考察しても…。
いずれにしても、役者のダイナミックな「現代版奉納芝居」は素晴らしい。
今後の公演にも期待しております。
満足度★★★★
カルマ
藤組を拝見。幕末、義足で舞台に上がり評判を取った歌舞伎役者、田之助の話がヒント一つになって作られた作品だが、これに、天に昇れないような小さな龍、蟠龍の話をミックス、更に、下北半島の御在所村に語り継がれてきた龍の話を加味して出来上がっている。但し、この御在所村の位置は、北海道から六ヶ所村を越えて繋がる活断層(恰も龍の形のような)の臍の位置に当たる。鮎沢 京吾の三味線の音、演者らの踊りが美しい。(追記後送)