満足度★★★★
引き込まれて
気が付くとひとり芝居の世界に引き込まれていました。そしてこの中に込められた「戦争」に対する想いも伝わってきました。笑って泣けて考えて、、、芝居を観るってこういうことなのかもね。
満足度★★★★
風間ファンの空気感が心地よい
私が風間さんの舞台を初めて拝見したのは、紀伊国屋ホールで、つかこうへい事務所の「熱海殺人事件」を観た時。
あれから、何十年経ったのでしょう?
風間さんも、ファンも歳を重ねました。
絶賛された、一人芝居3部作よりも、緩い作りの新作一人芝居は、今の私の心境には、あまり熱すぎず、適度な笑いに満ちて、とても心地よい精神緩和剤に感じられました。
満足度★★★
大衆演劇風一人芝居
風間さんの出演舞台は幾つか見た事はあるが、一人芝居は初見。今回、縁あって観劇。
下町の銭湯を舞台に、そこを切り盛りしてる男、大角卯三郎95歳のお話。
いつのまにか老人の部類に入ってしまった男の、愛情ある皮肉や暴言、巷で話題になっているワイドショーの中心人物の与太話などを銭湯に来た常連客相手に街角評論家のように毎日喋りまくる。
ビジュアルは内田裕也氏を彷彿させるが、この舞台の主人公は例えるなら仙人みたい。歳を取るとそれまでの破天荒ぶりは落ち着き、幾分角が取れて老若男女、誰にでも相手が出来るような人だった。好々爺にならない、憎まれ上手なクソ爺ぃといった所か。
軽やかな動きや、時折出てくる落語家のような情景や心情がわかりやすい喋りに聞きいった。 約80分。