満足度★★★★★
想像力を…
末原拓馬さんの舞台は他所で見たことがあったのですが、ご本人のひとり芝居、そしてお父様との共演を見るのは初めてでした。
「想像してみて」と最初に目をつぶって末原さんの言葉のまま思い描く時間がとてもワクワクしました…こんな風に想像してみることなんて全然なくなってしまったな、と。
終始どこか別の世界に連れて来られたような感覚になったのは、拓馬さんの演技だけでなくお父様のギターのメロディーもその世界観には大事だったのだと思います。
いつも見ているお芝居とは全く違っていたので新鮮でした。
満足度★★★★★
堪能しました!
初めにお断りしますが、私は音楽派の人間です。小説や絵画等、音のないものでも私がそこに「音楽の風が流れている」と感じたものはすべて、私にとって「愛すべき音楽」なのです。
戯曲についても同様のこと。
そして「音楽性」の高い戯曲であればあるほどBGM的な音楽は耳に入らない。自分の中で鳴っている音楽にかき消されてしまうから。
耳に入るのはミュージカルのように音楽自体が強く主張しているか、戯曲がBGMに負けているか。
さて、この公演、ミュージシャンである父の背中を見て育った子がアクターとして父と正面から向き合う、という、この上なく興味深いもの。
結果、非常に満足です!!
双方がちゃんと向き合い、ぶつかり合い、融け合い混ざりあってひとつの世界を構築していた。
どちらが主役、ではなく、ぶつかる音は対等の力でぶつからなければ不協和音にしかならない。そして倍音効果。鳴らしていない音が、確かにそこで鳴っていた!
得も言われぬ美しさに体が震えました。
子は親の影響なしには存在し得ない。
末原拓馬は音楽の子です。
表現体は変わってもDNAは受け継がれる。
彼は今後も全身全霊で音楽を奏で続けるに違いない。
甚だ主観的な感想でした。
満足度★★★★
オヤジ超えの厳しさ
ステキな親子共演を見ることが出来ました。海の死神の話も、数年前に見た時よりもかなり整理されて進化していました。が、ギターの美しい音色とフレーズに、お芝居の筋を忘れるほどうっとりしてしまった箇所も多数。今回は胸を貸してもらえたような感じでしたが、いつか立場の逆転も観たいぞ!
満足度★★★★
コラボ・・・とにかく音が良い。
いいおっさんになった現在も、偶にガレージ系が好きでライブハウスに通うので、本公演は一粒で二度美味しいと言えるかも。
ただ、肝心の芝居は説明的で紙芝居の様。