9days Queen ~九日間の女王~ 公演情報 9days Queen ~九日間の女王~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    ジャンヌより
    こちらの方が好きでした。

    それにしても堀北真希の透明感ときたら…

  • 満足度★★★★★

    素晴らしいの一言に尽きる!
    そもそも、世界史に疎い人間故、これまで、ジェーン・グレイというたった9日間の女王の存在すら知らずにいたのですが、白井さんの演出と、上川さん、堀北さんの共演、題材に興味を惹かれて、観に行きました。

    エリザベス1世の映画は観たことあるけど、同じような名前がたくさん出て来るし、系図とか、人間関係がわかるだろうかと不安でしたが、杞憂でした。

    配布された、イギリス王室関連略系図も、世界史に疎い私には、絶好の教科書になり、ストーリーの理解に役立ちました。観客へのご配慮に感謝!

    歴史に詳しくない人にも、わかりやすく整理された脚本で、すぐに、登場人物の関係性もわかるし、歴史の流れも理解できました。(この脚本、青木豪さんだということにも、ビックリ、感動!)

    近年のヨーロッパ歴史劇の中でも、群を抜いた素晴らしさ!ストーリー構成が巧みで、しっかりとした人間描写もなされ、観ていて、どんどん主人公への共感度が増して行きます。

    エリザベスの登場シーンは、それほど多くありませんが、後年、彼女が、偉大な女王に君臨する布石も、この芝居から、見えて来ました。

    堀北さんは、初舞台のジャンヌ・ダルクを拝見した時も、ビックリしましたが、凛とした主人公を、見事に体現され、その実力を再認識させられました。

    上川さん、ソンハさん、他の、共演者の顔ぶれも素晴らしく、久しぶりに、心震える名舞台でした。

    大千秋楽の、鳴りやまない拍手の嵐に、心底納得できます。

    本当に、素敵な素敵な舞台、見逃した方のために、再演、熱望します。

    ネタバレBOX

    ジェーンの家庭教師になるロジャー・アスカムが、彼女との出会いから、別れまでの日々を、追憶する形で、舞台が進行します。

    つまり、ロジャー役の上川さんの、ナレーションから開幕するのですが、その第一声の朗々と響き渡る美声に、すぐさま、舞台の世界に魅了される実感がありました。

    ジェーンの生きざまを見守っていた、ブラックバードの、美しい歌声が、舞台に、透明感ある奥行きを感じさせます。青葉さんの鳥の声には、本当に癒されました。

    若くして、政略結婚を強いられ、最初は反発していた夫との夫婦関係が、徐々に、心の通い合いに結実する過程は、ちょうど、何年か前に、堀北さんが、大河ドラマで演じた、皇女和宮の姿とダブり、涙を誘われました。
    父親の出世の道具に利用される、ジェーンの夫役のソンハさんも、相変わらずの名演でした。

    エリザベスの役は、「名もなき毒」で、行ってしまっている怖い女性を好演されたのが、記憶に新しい、江口のりこさんでしたが、ここでも、異彩を放っていらっしゃいました。
    「相棒」でお馴染みの神保さんも、舞台映えのする役者さんだなあと、再認識。
    エドワードの浅利さん、キャサリンの朴さん、トマスの姜さん、エレンの銀粉蝶さん…、枚挙に暇がないくらいに、それぞれの役者さんが、分を得て好演されていました。

    青木さんの脚本は、以前から、人物造型が巧みで、感心するのですが、イギリス留学を経験されたとかで、更に、脚本力に、磨きが掛かった気がしました。まさか、日本人の脚本とは、思いもしませんでした。

    たぶん、大方の観客が、この芝居を観るまで、ジェーンの存在すら知らなかったのではと思います。でも、この芝居の進行と共に、彼女の、短い、運命に翻弄された悲劇を追体験しながら、最後には、彼女の死を涙して、受け入れていました。

    これこそが、演劇の醍醐味なのだと痛感して、胸がいっぱいになってしまいました。

    この舞台の制作に関わって下さった全てのスタッフ、キャストに、心から、お礼申し上げます。
  • 満足度★★★★★

    9days
    劇場に入った瞬間から
    そこは赤坂ではなくなりました。
    舞台の美しさに圧倒されました!
    本番が始まってからも舞台の美術に感動しっぱなしでした。
    役者の方々もダイナミックですが、繊細、
    小劇場のお芝居とは別物でした。

    アンサンブルの方々も素晴らしかったです。
    反乱を起こすシーンでは感動しました。
    処刑人の方も本当に素晴らしかったです!!
    今までは小劇場ばっかり見てましたが、今後は大きな舞台をもっと見ようと思いました。

  • 満足度★★★★★

    F列最前列
    あらすじの文面通り、英国王室定礎な話。
    1幕めは大学の講義を聴講しているかのような説明台詞がやや多い感じだったが、2幕から悲劇度が上がるにつれ、テンポアップした話の端折り方ではあったが、その成り行きに俄然目が離せない内容に。
    ギラギラした父親からあんなに利発な王女に育つなんてジェーン立派だw。
    堀北さん、次の舞台に出演する時はどうか長生き出来ますように(苦笑)。

    ネタバレBOX

    戦闘シーンが割とあっさりめで、上川さんやソンハさん等、身体動かせる役者さんが動きを封印されているのは話の展開上、致し方なし。
    2幕のソンハさんの次第に好青年に変化する様が良い。また銀粉蝶さんの存在が光り、青葉さんの歌声が北欧の歌を聞いているかのような気持ち良さ。
    田畑さんのドスの効いた風格ある話ぶりや、江口さんがアッサリよーじや風美人、浅利さんの気品ある若王様はありだけど、洋モノ時代劇(日本だと北条氏や織田氏が幅利いてる時代?)なので、所作がこなれてない感じに見えた。老練貴族だけど、あまり品は持ち合わせて無さげな所もこの舞台ならではって感じだった。

    ジェーンの末路が悲惨で、それまでの過程の彼女に対し涙は出なくても、同情や哀れみが沸いてしまい、やや強ばった表情になったままカーテンコールを迎えてしまった。
    一息入れて自分の表情を整え、演者に拍手をしてあげたかった気も。
    お値段高めの舞台でしたが、それに見合う舞台でした。
  • 満足度★★★★

    重厚でした☆
    クスッと笑える場面が一つだけありましたが、 あとは笑えるようなシーンは いっさいありません。  これほど 真面目で 重厚なお芝居は はじめて観ました!   
    舞台美術、衣装、演技 どれも素晴らしかったです☆
    堀北真希さんは やっぱりキレイで素敵ですね!   
    あと、 成河さんと 田畑智子さんが 特に印象に残りました!

  • 満足度★★★★★

    ■あざやかな人物描写と奥行きのある雰囲気
     イギリス史において最も変動の激しい時代の個性的なそれぞれの王位継承者たちの思惑と駆け引き。あざやかな人物描写と奥行きのある雰囲気が印象的であった。

     ものがなしい結末なのではあるが、余韻が残り、ジェーン・グレイの気高さや意志の強さが決して滅びることなく受け継がれていくことが示唆されていた。単なる現実の記録的出来事をたどるにとどまらず、むしろ人間の生き方の高貴さを観客に実感させ、思索させるような独特な深みが魅力的であった。

  • 満足度★★★★

    2日目なので・・
    ☆3.5(役者さん加点1.0含む)
    基本、”上川隆也さん”を拝観。
    田端智子さん、江口のりこさん、青葉市子さん は存在感がありました。

    (青葉市子さんのコンサート行ってみよっかな?)

    ネタバレBOX

    カーテンコールは・・1回
    感情移入する間も無く・・たんたんと・・あっ!処刑されちゃった~

    <プロローグ>・・王位継承権を持つジェーンのティアラ付替場面、こともあろうか前に付けていたティアラを振り向きざまわざわざ客席側に見える様にしゃがんで床に置き・・コメディならいざ知らず・・交換用のティアラがどこから出てきたかは見落としましたが・・王族の方が頭に乗せる小道具一つの扱いで・・既にこの芝居の権威が・・。

    前記のお3方以外の配役は誰でも良かったのかな?の印象。
    上川さんは役柄上、殺陣場面には参加せず、キャラメルボックス風にたとえるならば今回は ナビゲーター役、ソンハさんを含め勿体無いの印象。
    見所は・・・・女優人の衣装?

    現代社会にも通じるとても面白い題材なので、楽日に向けて、良くなって行く事を期待。。

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