コロブチカ 公演情報 コロブチカ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    女子!!
    女子目線を強く感じたストーリー、面白くそして興味深く勉強させてもらいました。 女性の感想も気になりました。お菓子をつかってのご飯、なかなかナイスアイデアでした!

  • 満足度★★★★

    そういうのもアリなんだ
    29歳、独身、無職…な女性のハナシ。
    女性が女性を描いているだけに予想外な展開もありつつ「そういうのもアリなんだ」と妙に納得。
    また、終盤での「縄跳び」の比喩的使い方も巧い。
    それにしても、橋幸夫「いのちのうた」とは…(謎)

  • 満足度★★★★★

    無題1014(14-053)
    19:00の回(晴)。18:23受付、18:40開場。たぶん、ここ「SENTIO」では最後の観劇。※初めて観たのは「aji」の「走れメロス2011/4)」。

    左右の壁、丸椅子が各2、奥に小さな木製家具、テーブルが脚をたたまれ立てかけてある、雑誌入れ。18:56前説(水を使うシーンあり、ビニールシートを使うように)、壁に文字が映る…フォークダンスって…(子供達の声が聴こえる)…輪…反吐がでる。

    濱地さんは桜美林らしい、イグロさんは「かもめマシーン」、小瀧さんはいろいろ。

    ピンクのテープで仕切られた部屋、無職29歳の独身女、訪ねてくる「メシ友」の男、前の会社の後輩でリストカットの女、異母妹、3年2組の同級生(男)、小さな生き物、キャリーケースとハイヒールブーツの女、流れる「ケ・セラ・セラ」、不味い料理、消えてゆくシャボン玉…輪の中心にいたかった男…太もものキズ…中心に向って跳ぶ男…また独り。

    集団行動が苦手(or 嫌い?)な自分には面白い内容でした。

    〜20:28終演。「女の子」役濱地さんのキャラクターが面白く、妙にツボを押さえたツッコミが冴えていました。でも、どうやって食べ物を仕舞い込んでいるのでしょう。

  • 満足度★★★★

    見応えあり
    日常生活が緩やか進行していたが、ある契機に突然激しい展開に…。人間(今回は女性)の内に潜むエゴと寂しさが十分伝わる公演だ。チラシにある「ふと感じた不安や妄想、ざわざわっとした感覚」とあり、どう表現するのか楽しみであったが、見事にやられた。
    シンプルな舞台美術ながら、状況説明は充分。フィクションと言うが、男性から見たら、身近にいそうな女性像をデフォルメして切り取っており、妙に納得というか現実味がある。役者の演技も秀逸だ。
    また、要チェックの劇団が増えてうれしい!

  • 満足度★★★★

    グルグル
    物語の進行が緩いようで激しく、静かなようでザワザワする。みんな変わってるなと思う人達だけれど、デフォルメされてるだけで日常にいる人達ばかりだな。非リアな人の思考はぐるぐるで、超共感する。人間らしい面倒くささ、それが愛しいなぁ。失敗して、葛藤して、失望して、失望されて、それでも生きていくのだ。そして、人と関わり続けないといけないんだなぁ。

    ネタバレBOX

    人間関係からも、お金からも自由でありたいと思う気持ちはよくわかる。「寝る・食べる・都合のいい男」以外は何もしないで生きることは、欲望のままに生きる理想のように見える。でも、常に笑顔で、満たされているようにみえる姿が、観客にはまるで幸せそうに見えない。象徴的なのが、物語の中盤「ケセラセラ」の曲に合わせて、来訪する友人や男と楽しそうに談笑する主人公の女の後ろの壁に「幸せだ」と映し出される瞬間は、「ああ、なんて空虚なんだ」と思った。でも、主人公自身にとっては切実な時間なはずだ。

    彼女の物語で、彼女は家からほとんど出ない。自分の殻に閉じこもっているように見える。だから、家(彼女の殻の中)を訪れる人達はみんなどこかで彼女に怯えているように見える。そこでは彼女の世界だけれど、一歩家の外に出れば、守るものはなくて、彼女は一人だ。もちろん、人間はみんな一人だ。でも、「今、この時」が全てで空気を読まないで生きていく事が難しい世代で、孤独と不安に抗って生きていくのは大変な事だ。その葛藤が、とてもよく伝わってきて良かった。どの役者さんも、不思議な世界観を、よく表現してるなと思った。特に目当てだった小瀧さんが、突き抜けてて良かった。

    ラストの縄跳びのシーンが、何か、とてもエロティックで、でも眩しくて、すごく良かった。

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