公演情報
「新宿駅前演劇フェスティバル」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/10/20 (火) 20:30
新宿駅前演劇祭と言う新宿シアタートップスのみで開催される演劇祭で、1つの回につき何組か出るが、総計60分くらいで終わらせないといけない制約があったりと、観る前から楽しみだった。
1組目はどうにもならない毎日に光を。という劇団で、「ロンサム·リバー」という作品だった。
中堅の出版社に務める営業社員の女性が主人公で、終始その女性の視点で劇が進行し、女性の独白中心で会話が進んでいくという少し実験的で新鮮な観せ方の劇で、観ていて全然飽きず、この先どうなっていくんだろうという展開が読めず、主人公の女性社員と同じ目線で物語を視ている錯覚に陥って、その没入感も面白かった。
途中笑える場面も多く、大いに楽しめた。
今までコミカルだったり、他愛もない出版社営業部上司がこぼす愚痴だったりが多少誇張され、主人公の出版社営業部女性社員による脳内分析風な感じで、独白場面も展開されていて、現代的な笑いも誘った。
出版社営業部の自分と同期の男性社員と何でも気兼ねなく話せる友達から友達以上、そして恋人にまでなったが、女性社員の側から前の友達同士の関係の方がお互い相手に気を遣うことなく何でも話せていた、前の関係の方が良かったと言うことで別れを切り出し、友達同士の関係に戻るが何処か気まずく、そうこうするうちに男性社員は出版社の編集部に抜擢され、しかし、何が彼を追い詰めたのか、会社に辞表を出すにまで至る。
そして、劇の最後の方では、主人公の出版社営業部の女性社員は、男性社員のお別れ会的に営業部の上司も含めて、新宿で飲み会をするが、会が終わって、なぜか1人新宿区内の川の方に向かって歩き川が見える橋の欄干で、今までのことが走馬燈のように経巡り、そして暗転するが、暗転するまでぽつりポツリと独白をし続けることから考えるに、この女性自殺したのではないかと思わせるような終わり方に何ともやり切れない感覚になった。
2組目はドアとドアノブとドアノブカヴァーという劇団で、「ミイラ取りが落語家になる、もちろんミイラにもなる」と言う1人芝居作品だった。
タイトルだけ聞くとどういうことと思ったが、実際観てみて、多少はその意味を理解した気がした。
最初落語家が「落語指南」という演目を始めるが、落語家の「落語指南」の話の中でも劇中劇としての「落語指南」が展開され、現実に落語家役の役者が話す「落語指南」と劇中劇の中の話とがあまりにも似通ってきて、どちらが本当なのか見分けがつかなくなってくる不条理さとどこかブラックな会話による笑いが面白かった。
しかも、所々話にクドいほど出てくるうんこネタも、その馬鹿らしさと庶民的な感じが大いに笑えた。
また、寄席が終わって、頭から血が出ていて、近くに包帯がなかったことから何を思ったか受付のみよちゃん?が自分のパンティーを落語家に渡し、それをきっかけに、通りに出ると変態男に、変態男が履いているパンツと交換させられ、そのパンツを今度は小さい子を連れたお母さんに違うものと交換したりして、途中、毒みかんやうんこまみれの反物などろくな物じゃないものと交換しながらも、最後は何でも鑑定団の男からみよちゃん?のパンティーと交換してもらい、とうとうみよちゃん?のパンティーが色々紆余曲折あったものの、主人公の落語家の男の元に戻ってきて良かったねという、あまりにもしょうもなく、下らなくて下世話で下品で馬鹿馬鹿しかったが、ある意味これが何よりも落語らしいおおらかさを兼ね備えている気もして、現代では失われてしまっている感じもして、終始大いに楽しめた。
3組目はひと匙という劇団で、「午前4時、屋上にて。」という作品だった。
タイトルだけ読むと、何かロマンチックで、切なくて、青春が感じられる作品なのかと思った。
私が観た回がAキャストで女性の役者のみの回だと言うのもあったかもしれないが。
マスクをして出てきて洗濯機を回しながら、マスクを外し、そこに後輩も洗濯機の洗剤の補充にやって来て、マスクを外し話し始めるが、2人の会話から、どうやら2人が立っているところは屋上で、それも東京都池袋北口に面したカラオケ店が入るビルの屋上にいて、2人はもうすぐ休業になってしまうカラオケ店の従業員で、恐らくはコロナ化の2020~2021辺りの年が舞台になっている感じが分かってくる。
主人公で先輩のカラオケ店従業員は、会話から福島出身だということが分かってくる。
後輩は、話の中で埼玉出身ということが分かってきたりと、舞台セットよりも、入念な会話に力点を置いた会話劇となっている。
途中、東日本大震災や先輩のおばあちゃんが仮設住宅に住んでいることなどの話題も入り込むが、シリアスな話に行き過ぎず、かと言って駄話に持って行き過ぎず、そのバランスが、観ている側に極度の緊張感を与えず心地良かった。
会話の食い違いによる笑いや会話の上げ足取ったような話に笑いつつ、本音をぶつけ合う場面や急にカラオケ店の従業員女性の先輩がカラオケ店辞めると言い出したり、後輩が、先輩は自殺を図ろうとしているんじゃないかと考え、全力で必死に止めようとする場面もあって、実際にはカラオケ店が入ったビルの屋上で、洗濯機が水洗いし終わるまでのそう長くはない時間に時にドラマチックな程会話が弾み、進行していくあり方が面白かった。
但し、最後、先輩がカラオケ店に戻るため、水洗いし終わった洗濯物が入った籠を持って屋上から階段を降り、それに続くように女性の後輩が屋上を去る際、何か言いたそうに、本当は女性の先輩をただの先輩以上の何かと思っている節があったようだが、何か先輩に言いたかったことを言えず終わっていく感じが、別に極端にハッピーエンドでも、バットエンドでもなかったが、何とも言えず切ない気持ちになり、じんわりと感動していた。
実演鑑賞
満足度★★★★
【Group F】アヴァンキッド × がらくた宝物殿を観劇。アヴァンキッドはある女性の独白劇。演出がユニークですね。生きづらさには異性なから共感してしまいます。がらくた宝物殿は演劇とビンゴのハイブリッド。観客参加方式でなかなかに臨場感あります。各団体のエッセンスが詰まったフェス楽しめました。
実演鑑賞
満足度★★★★
Group F 「アヴァンキッド × がらくた宝物殿」を観劇しました。
アヴァンキッドは、特に女性には刺さる内容だと感じました。
がらくた宝物殿は、とにかく可笑しくて楽しかった!
色々な劇団や違う味わいの舞台を観る事の出来る、良い企画だと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
たまにはこういった星新一的なショートショートな舞台もいいなと。「極彩色のモグラ」はいい感じでアラサー女子の生きにくさを描いてよかったなと。同じテーマでアラサー男子の生きにくさも演じてもらいたいなと。「劇場版ビンゴ大会」ですが、客席全員がビンゴするまでビンゴ大会が行われたこともあり私も生まれてはじめてビンゴ経験しました^^
実演鑑賞
SEEFES アジアン・モンスターズ『「序章ア・デイ・イン・ザ・ライフ-ADayInTheLife 」24時間演劇より』新宿シアタートップス
18日11時30分回
「24時間演劇より」ってのは年末に行なうイベントのダイジェスト版を観せる、というほどの意味のようだけど、作品の内容そのものでもありました。
24時間、人生そのもの、演劇に骨絡みになってしまった2人の男の人生の話。
と、書くと「人生とは!」「演劇とは!」とか、もろもろ大声で叫んで七転八倒する、ひたすらに自己言及なタイプの話のようだ。
実際パッとしない劇団のパッとしない公演の模様と、そこに充足できない若者が描かれる冒頭を観たときは「これはマズい…」って予感がビンビンに伝わってきたんだけど…。
かなり早い段階で、物語は斜め上のキテレツな方向へとすげぇ勢いで急ハンドルしていくのでした…。
実演鑑賞
♯SEEFES
「観たい!」にも記したが、演劇の活性化、コンセプトは「新宿駅近くの劇場で、60分で観られる演劇」。何よりも「観に行きやすさ」を重視した演劇祭というのが斬新。良い試みだと思う。
観劇したのは、アジアン・モンスターズの「序章 ア・デイ・イン・ザ・ライフ -A Day In The Life-」。本作は 第一回実験公演として年末予定している『二十四時間演劇』の序章(1時間/24時間)にあたるもの(実験公演のチラシも配付あり)
「二十四時間演劇」…根底には「宇宙を目指す」という大スケールのテーマがあるらしい。新宿駅前演劇フェスティバル(SEEFES)で上演された「序章 ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は、この壮大な物語の「目覚め・冒頭付近」を切り取った65分間のスピンオフ(導入部)。「SEEFES」は 一話完結の公演で、サクッと観て演劇の面白さ醍醐味を味わうといった印象を持っていたが、まさか序章のみとは…。体力が持てば 続き(全編)を観たい。
なお 全編ではないので★評価なし。