Party³ 公演情報 Party³」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    オムニバス
     一篇50分の作品3作によるオムニバス式の公演。3作それぞれが、全く異なるテイストで楽しめる。各作品の合間に10分の休憩が入る。第一話「アイスランドの森」第二話「エレファントタイム」第三話「砂の歌が聞こえる」(追記2013.12.31)

    ネタバレBOX

    第一話:若い作家と同棲する彼女の名はしずく。「どうして」と質問する彼女は妖精と話すことも見ることもできるが、病が重く暫く作家と暮らした後、亡くなってしまう。彼らの暮らしたロッジは、アイスランドの木材で総てが造られている。かつて、アイスランドはその面積の三分の一を森が占めていたが、暖をとる為、或いは建材として人々が伐採した為、現在では森と言える程のものは消滅。国土の0.3%程度に樹木が残るのみである。
     そんな事情で森の妖精が、木材と一緒にやってきたらしい。妖精を見ることのできるしずくは、それ、アイスを発見。大好物のクッキーで釣り、妖精との同居を楽しみつつ過去・現在・未来を通じて森に纏わる物語を紡いで行こうとする。然し、彼女は急逝してしまった。その意志を継ごうとでもするかのようにしずくにそっくりなアイスが、現れ作家と同居することになった。妖精がアイスランドへ帰るまでの日々。
    第二話:世の中に無くならないものが三つある。一つは戦争、一つは愛情、そしてもう一つは銀行強盗だ、という発想に四人がチームを組んだ。一人はオタク、一人は某施設副代表、一人は象の研究者、一人は食わせ者。さて四人はオタクの集めた情報を基に銀行強盗を決行、首尾よく金を盗みだすが、中味を確認すると札束は木の葉に変わっていた。だが、その後、三人とも、己の希みを実現した。実は裏があったのだ。食わせ者は、他の三人と其々個別に話し、裏切りを奨めていたのである。三人とも見事に策に乗って各々が日梅雨なだけの金を盗み残りは後になって返しておいたのである。結果、各々は、その望みを叶えゲームとしても楽しんだ上、殺人も犯さずWinWinの結末を迎えたのであるが、この策士こそ悪徳銀行オーナーの息子、怪しい金だと分かっていながら預かる自行不正義を内側から切り崩そうとの義挙であった。
    第三話:天文学者、キリトの友人に境界領域専門のカメラマンが居た。彼は、シャーマンのような境界領域の人々を発見する能力に長け自らもクリスチャンでありながら、原罪を進化論の何処に位置づけるかで悩んでおり、尾崎緑の「第七感」の熱心な読者でもあったが、宗教的ストイシズムは彼の精神を追い詰めていった。そんな時、彼は出掛けた奄美諸島の神官の娘、釈迦堂 智美と出会う。彼女は、空に書かれた文字を読む能力の他、多くの外国語を操る能力を持つが、島に伝わる伝承を話して聞かせた。彼はその伝承に自らを浸し第七感を体得して失踪した。だが失踪の直前、彼女にキリトの連絡先を教え、訪ねるよう勧めていたのである。智美はそんな経緯でキリトの下へやってきたのだが、彼女がものごころついて以来見る夢はキリトの夢や既視感と繋がっており、二人は宿命的に結び付けられていたことが判明する。そして二人は、この宿命に身を任せることを選び、その結果になだれ込んで行く。その過程で、写真家がこの位相に入り込んでいることが判明するが、二人の運命は変えられない。位相で砂に変じる智美を救う為に、キリトは己が砂になる。
  • 満足度★★★★

    この季節に相応しい芝居
    次の予定が入っていたため2作品で失礼してしまったが,とてもとても残念な気持ちで後悔している。だって,ホント面白かったんだもの。楽器の演奏はやはりお世辞にも上手とは言えないもののあるが,ご愛嬌で,こういう芝居と舞台で音者が入るのはとても楽しい。1作品50分!(30分程度と思い込んで,次の予定を入れてしまった。)の3作品,間10分の休憩があって全約3時間,1ドリンク付き。絶対お得である。自分的には「アイスランドの森」はツボ。次の予定をドタキャンしようかホント迷うほどの良品。「エレファント・タイム」も心地良い作品。このパーティ・キューブはオススメの作品である。

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