満足度★★★★
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく
高校生が「ひと夏の経験」を経て少し前進する物語。
起承転結がハッキリしてワカり易く、クライマックスは確かに「ロック」。
全体的にはユーモラスな中、時折ほろ苦さも漂い、好きだなぁ。
序盤の映像(?)を使った演出も面白い。
満足度★★★★
アイロニーの夜
いつもながら作品選択がステキ。
また、開場前のカフェでの朗読でオリジナル版を復習した後だけに「神様2011」の皮肉(?)が沁みる。
さらにそれに引き続いて書き下ろし「アイロニーの夜」の最終場が続くので効果は倍増、的な。
満足度★★★★★
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく
映像を使用した演出が面白かった。KAKUTAらしい解りやすく安心して見られてしみじみしました。うん、良作。
満足度★★★★★
kakuta最高!
さすが、kakuta!
朗読のアイロニーの夜も、ショッキングなほど煮えたぎれ美しくも、全く雰囲気の違う作品を同時にやるなんて信じられない!と感じるクオリティーでした。
満足度★★★★★
初KAKUTA2発め/ショッキングなほど煮えたぎれ美しく
バンド演奏があるほかは割とオーソドックスな青春譚であり血族劇。中盤まではそれ以上のものには思えず、4つ星にしようと思っていたら、終盤部の怒濤の畳みかけにまんまと心さらわれてしまった。。
したがって5つ星!
満足度★★★★★
初KAKUTA/アイロニーの夜
KAKUTA初体験は『アイロニーの夜』から。
フライヤーに記載のあった4つの短編小説を、朗読とそれに同期した演技によって表現する試み。
各話の読み手のチョイス、配役、演出…あらゆる点で申し分なかった。
4話とも、セリフやエピソードの付け足しもなければ割愛もなく、過剰なショーアップも控えられ、ほぼ、というか、完全に原作通り。
にもかかわらず、原作の世界が朗読と演技によってとても豊かに表現されていた。
原作を全て読んでから観た私が、展開が分かるにもかかわらず楽しめたのは、演出家、さらには読み手と演者の技量の賜物と言っていいだろう。
とりわけ感心させられたのは演出の桑原裕子によるキャラクター造形。
『神様 2011』のクマは一体どう表現されるのか?
これが観劇前からの一番の懸念事項だったが、人間界に暮らし、人と会話もできる擬人化されたこのクマは人間にもクマにも見えるよう見事にスタイリングされていたし、『テンガロンハット』のキーパーソンと言うべき青年・山田はその掴み所のなさが配役の妙も手伝って巧みに表現されていたし、『炎上する君』のブ女子コンビはメイクさんと衣裳さんが演出家の注文に応え原作で示されている通りのルックスを完璧に具現化している上、演じ手の桑原裕子と異儀田夏葉がブ女子コンビの無愛想さ、ぶっきらぼうさを適切な役作りで上手く醸し出し原作通りの滑稽味を漂わせていて、キャラ造形については文句のつけようがなかった。
各作品の持ち味を顧慮して選ばれた役者たちによる朗読も素晴らしい。
不気味なところもあるものの、どこか微笑ましく温かい『テンガロンハット』は柔和な雰囲気を持つ四條久美子が笑顔を絶やさず優しい声音でやわらかく読み上げ、容姿に恵まれない女子2人が自分たちだけを信じて力強く生きるお話『炎上する君』はよく通るハスキーな低音ヴォイスが魅力的な高山奈央子が「男なんて!」と突っ張って生きる女子2人の物語を作品に相応しい落ち着いた語り口で迫力を伴って読み聞かせる。他2作品も読み手のチョイス、読み方ともに適切だと感じたが、私は特に上記2作品の朗読に心惹かれた。
そして忘れてならないのが、“アイロニー=皮肉”というテーマと4作品の相性。『神様 2011』だけが人間と国家の間に生まれる皮肉を描き、人間と運命の間に生じる皮肉を描いた他の3編と趣を異にしていて、その点だけが少し惜しまれるが、どれも皮肉の利いた話であることに間違いはなく、お陰で、個々の作品だけでなく、全体としてもとても楽しめる一作に仕上がっていた。
各作品の合間合間に断片的に演じられるオリジナルストーリーもテーマに即しているうえ上々の出来。
『神様 2011』を除く3編とこのオリジナルストーリーは間合いに重きを置く桑原演出によりクスクスと笑える仕上がりになっていて、その辺も見所。
懐かしき夏の日の青春後に訪れた清々しい旅立ち
その小旅行に、スーツケースは要らない。どこか懐かしい町だ。スマートフォンこそ出てくるが、その雀荘やパブ、工場の臭いは五丁目の夕日である。
今回のKAKUTAは、「ロック」と「朗読」という二つのジャンルを取り揃え、喫茶のコーヒーと一緒に提供してしまう試みだ。私が観劇した「ロック」の方はフリサトを招き、さながらライヴ会場である。冒頭のプロジェクター・パフォーマンスは本家「ロック系ライヴ」等で引っ張りだこ。特に こうした技術を使い知名度が高いのがA氏だろう。彼のライヴを○月、代々木公園隣接のライブ会場Bが取り壊される前に開催した合同ライブCで観ている。風景を映す作業とは違い、役者がドアを開ければ、映像も同じく「パカッと開く」必要がある。それは、「本番の中の本番」だから、たとえスクリーン映像だとしても、「生」なのだ。
緻密に人間ドラマを築き上げた後、「ライヴ」とともに全てをぶっ壊すシーンは是非観なければならない。これが本当の 積み木崩し だ。決して淡い青春の一頁ではなく、大人の世界に浸った快感を味わえる。舞台リアリズムと「ロック」の融合が これほどまで成立しえるなんて…
満足度★★★★
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく
久しぶりのKAKUTA。今回はフリサトとのコラボ。
フリサトってバンド知らなかったけど、いいですね。水本さんおかしいし!
竜史さん、よかったデス。いい演技でした(*^^*)
僕の中では、KAKUTAの1番の作品が「帰れない夜」が不動ですが、
「ショッキングなほど煮えたぎれ美しく」も負けてないですね(*^o^*)
桑原さんは、もう自分が楽しんじゃってる感じで微笑ましかった(^∇^)
満足度★★★★★
ロックでした
フリサトがとにかく良かった。演出も役者も良かったが、生演奏というのは計り知れない破壊力がある。グミ・チョコレート・パインのような青春ロックを感じた。好きなジャンルでしたので、また観たいと思いました。
満足度★★★★
「ショッキングなほど煮えたぎれ美しく」を観劇
役者さんが良かった。
成清正紀さんが特に良かった。
竜史さん、桑原裕子さん、異儀田夏葉さんもよかった。
正直、物語には不満が残ったが、演出は面白い部分が多々あった。
ロックバンド「フリサト」とのコラボは、想像以上の化学反応は起きていなかったが、期待を裏切ってもいない。
やはりロックバンドの生演奏には力があった。