満足度★★★★★
小心ズ toRmansion おさらスープ 全公演‼
toRmansion「The Show」「Magical Mystery TouR」
おさらスープ「My Exploding Family」
小心ズ「A Day In the Life Of Miss Hiccup」「ケセランパセラン」
全公演観させて頂きました!
どの作品も非常に面白かったです!
外国の方や 小さなお子さんが笑ってしまうように どの作品も言葉が理解出来なくても楽しめるほど 分かりやすく そして純粋な作品になっていて 観劇すると笑って浄化されるような気分になりました。
(さらにもう一つ言うとすれば 出演者・スタッフの皆さんのお子さんへの対応があまりにもプロ過ぎて 幼稚園にいるような錯覚を起こしましたw)
toRmansionのステージはアトラクションのようなスピード感 漫画を読んでるようなファンタジーな演出 お喋りやアドリブも所々入り ハプニングが起こっても誰もびくともしない抜群のチームワークの良さが出て 思わず「すげぇ」と感動してしまいました。
ちょっとしたタイミングが命とりな程 計算し尽くされた音と照明と歌の集大成を見させられたのが 小心ズのステージ。お客さんと一体になって創り上げていく新感覚な舞台でした。童心に帰れる純粋な世界ですが、純粋過ぎて胸が苦しくなる作風もステキでした。
おさらスープは小心ズ ヤノミさんの得意技ともいえる 絵本のような物語 そして歌と音と光 toRmansionの動き・ダンスが合体したような作品で、 ピュアで笑える 素晴らしい劇になっていて もう一回観たい!さらには続編が観たい!と興奮するほど面白かったです!
長くなるので 公演内容に触れる事と新作の事はネタバレに書きました・・・
満足度★★★★
詩的なのと物語してるのと
ケセランバサランのイマジネイションが詩的である。父(なる者)を求めて旅をするケセランバサランは、母からの手紙に従って南へ北へ東へ西へと移動する。現在でこそ、磁石は北が基準だが、磁石が方位計として人類史上初めて用いられた時の基準は南であった。現在でも指南という単語に歴史の名残りが見られる。(追記2013.12.31)
満足度★★★
平たく言うと”大道芸”?
の一言で片付けてはイカンのでしょうが、分かりやすく言うならコレでしょうね。
何となく”朧”の主宰の路上芝居のような感じも受けましたデス
2つの作品=1時間づつ、少し休憩挟みです。
終演後はフォトタイムと役者面会時間となりました
かな~り小さい子も観劇に来ていまして、前説の生暖かい内容が笑えました。
「非日常」を、演劇的ストーリー性とコメディで造る
このコメディ•キャラバン公演(MIX版)は、エンターテイナー二組が、前半と後半に別れ、観客へパフォーマンスを披露するものだ。大道芸人が1時間、耐久できるはずがない。路上とは違う、演劇的ストーリー性を備えていなければ、客層(舞台通+ファミリー)からしても、「飽きる」ことは 間違いない。つまり、路上や駅前広場を占拠する多くの大道芸人とは、全く違う「素養」がなければならない。
エンターテイナーといえば、日本国内で最も著名なのが、「が〜まるちょば」だろう。その名の由来は、グルジア語の「こんにちは!」らしい。彼等が遠征公演先に選んだグルジア共和国を訪れた際、現地の子供とコミュニケーションを取れないながらも、身振り手振り …そして、「が〜まるちょば!」の一言により、真の「友人」になることができたという。この海外体験が、ユニット名を生んだ経緯だ。
2012年9月27日「が〜まるちょば」は、明治大学リバティホール(御茶ノ水)にて、公開講義を行った。タイトルは『GAMARJOBAT SILENT and TALK -が~まるちょばサイレントコミディーの世界』。二部では、明治大学文学部の中野正昭教授と、ユニットが結成されるまでの軌跡や、日本におけるサイレント•コメディ•パフォーマンスの現状を話し合った。私も拝聴している。
その会場で何度も語ったのは、(コメディ•パフォーマンスの他)「ストーリー性のある長編演劇に力を入れていく」目指すべき方向だった。例えば、彼等は『あしたのジョー』風のボクシング•ドラマを、サイレント•パフォーマンスのみで、構成する。これは、大道芸人が小刻みに技を決める「一過性の連続」とは、対極のジャンルだ。世界各国で、パフォーマーが喝采の対象となるためには、劇場空間を、1時間を耐久しえる、「演劇的ストーリー性」は絶対条件だろう。
大道芸人は日本から消滅してしまえばいい。市民生活の害である。しかし、本公演、後半出演したパフォーマンス ユニット『to R mansion』は、たった 一本の赤いゴム糸を操り、見事な、スタイリッシュ極まりない舞台をみせてくれた。感動すら覚える。コメディを忘れず、しかも、本場ロンドンをモチーフとした、「統一した世界観」を提示してくれる。たった一本の赤い糸が、固定される空間を、流動的なものとして作り替える。ヨーロッパの城が内側へ迫り来る動きだ。これは、ぜひ、一度 観なければならない光景である。その意味では、コメディ•キャラバンに出演したエンターテイナーは、私は大道芸人ではないのだろうと思う。「が〜まるちょば」に並ぶ、日本を(これから)代表するかもしれない、純正パフォーマーだ。
満足度★★★★
『ミスしゃっくり…』『Magical…』の回
オリンピックのプレゼンテーションのように、世界仕様がそのまま日本人に通じるというものでもありませんが、「世界は既に知っている、あなたはまだ知らない。」を知ることができました。