青ひげ公の城 公演情報 青ひげ公の城」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    素晴らしい!
    寺山修司には興味深深。ちんぷんかんを期待したら大違い!
    アングラ感をぶっ飛ばし、エンターテイメント性がある歌あり踊りありの素晴らしい舞台でした。寺山修司ワールド以上のものを堪能させていただきましたー!素晴らしい劇団ですね。また観に行きたくなりました。ありがとうございましたm(__)m

  • 満足度★★★★

    このような劇団があろうとは、
    寺山作品の舞台を知るのに、その入り口としては最高だったような。個人的には映像作品から入り、その人柄や行跡を知ったので。
    贅沢な演出に満足したが、すっきりと判りやすくまとめた方がいいかも・・・。

    ネタバレBOX

    楽日で満席にも関わらず、自分が気づいただけでも4組程が途中退席していたのはやはり娯楽作となり得ず少々難解であったからか!?(・・考えすぎか)
  • 満足度★★★★

    レベル高し
    オープニングから、岡田さんの美声に度肝を抜かれ・・・・・そのレベルの高さに驚いた!!まるでサーカスのような妖しさと物悲しさ、その世界観も素晴らしい。

  • 素晴らしかった
    大満足です。久しぶりに素晴らしい舞台でした。独特の世界観ですが、その世界は、やはり舞台という感じ。役者の方の躍動感もすごい。登場人物も多いのですが、役割が明確でわかりやすかった。次回だ楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    いいね!
    他の方もおっしゃっているように素敵な舞台でした。文句無しです!

  • 満足度★★★★★

    すべてが刺激的!
    歌、ダンス、舞台セット、照明すべてに他の芝居では味わえない空気を感じた。
    寺山修司の世界をこの劇団はさらに刺激的なものにしている。
    このような芝居は最近ご無沙汰気味のせいか随所で身体が震えた。
    竹下優子、憩居かなみ、岡田静の妖艶な演技、歌唱が印象的。
    観に行って本当に良かった。

  • 満足度★★★★

    舞台セットが◎
    舞台セットと見せ方が凄く上手かった。
    歌と踊りも想像以上に良かった!

    ネタバレBOX

    たくさんのドアが雰囲気を出してて、始まる前から期待ができるような舞台セットでした。空間を上手く使っていて、つるしたり飛ばしたり面白かったです。
    見せ方も上手く、シルエットで見せるシーンがお気に入りです。
    歌とダンスも良く、岡田静さんの歌声が凄くキレイでした。個人的にはコイワミナさんの声や演技が好みでした。
    私はストレートでわかりやすいストーリーが好きなので、ストーリーがちょっとわかりづらかったです。
  • 寺山修司は「40年先」を見た

    寺山修司が常に「40年先を見た」ことを物語る舞台だった。

    バーチャル•アイドル(初音ミク)によるコンサートが渋谷オーチャードホール、神奈川県民ホールなど、客席定員2000名近くの大型会場で開かれる時代である。


    「革新」、それは映像との融合であり、「拡張現実」を採り入れた舞台さえ現れた。(東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)

    だが、寺山修司なる男こそ、作品こそ、 いつの時代も最先端=異端児だったのは言うまでもない。

    主宰した『天井桟敷』が70年代の「アングラ•カルチャー」を引っ張ってきたのだ。
    そして、このTwitterやFacebookを扱う 時代に、「寺山修司」を内容で受け止める時代は やっと到来した。

    私は、本格派ミュージカルの看板を背負うべき、アンサンブルの声量を絶賛したい。

    地響きを疑った。
    特に、前半の岡田静が「青ひげ公第三の妻」として登場するシーンである。

    彼女の歌唱力は知る人ぞ知るパワーなので、あえて記述しない。
    CDを世に出している事実を明らかにすれば、十分だろう。

    地響きの発信源を確認することはできなかった。
    舞台上に 姿をみせない、無数の女性アンサンブルだったのである。

    比較は失礼とわかっているが、例えるなら『レ•ミゼラブル』の それだ。



    サブキャストについても触れなければならない。
    串田(舞台監督ー根元役)、榎本(ブロンブターのにんじん役)も、魅力的だった。(いずれも9月30日の役)
    私は妖怪しか持ちえない「妖力」が彼等にあると確信した。

    舞台監督という立場の榎本は、「現実」と「舞台」の境目を取り仕切る存在だろう。
    そして、「妖力」を持つ役者=串田が演じることが、霧のかかった灰色の世界を造るのである。


    寺山修司は、「非常灯も禁煙灯も消し、漏れ入る光は一すじもない、完全な暗黒の中での演劇というのは、長いあいだの私の夢であった」という詞(コトバ)を残した。

    「暗闇」は高級ホテルのディナーより、贅沢な ものである。
    映画館だってそう、人々はスクリーンを鑑賞する名目で、実は「暗闇」を手に入れたいのだ。

    自らの部屋だったり、星空を見逃さないために訪れた山頂ではダメ。

    都会の片隅に、様々な境遇をもつ身知らぬ人々が寄り添う場所でないと意味がない。

    「暗闇」の彼方に光る一本のロウソクの炎をみつめる人は、その場限りの主人公である。


    この国の伝統芸能のひとつ「浄瑠璃」は、死者の話。
    「死んだ人間の視点で、死ぬまでの道のりを辿る旅」といえる。


    だとしたら、寺山修司の『青ひげ公の城』は極めて伝統的様式に基づいた作品だろう。
    「革新」どころ ではない。



    主演の竹下優子は、そのハスキーボイスで私を虜にしてしまった。

    「青ひげ公 第七の妻」を、戸惑い と 威信の表情で見事に演じ切る。まるで、アルミボールに落とされた「黄身」のような新鮮さだった。他の登場人物が「白身」に該当する。
    つまり、彼女はアルミボールの中の案内人だったわけだ。
    グルグルかき混ぜられ、「溶き卵」へ変わる時、観客は既に飲み込まれていた。



    歌や踊り も文句を付け難く、純粋のエンターテイメントだったと思う。
    「お祭り騒ぎ」の後、ひっそり後方から降りてくる演出はコントラストを与え、より作品を多角的にみせる一つの装置である。

    あの光景が、歌や踊りに「疎外」のワン•テーマを加える…。

    さあ、寺山修司の『青ひげ公の城』 にゆっくり浸かって、いざ「劇場(死者の場所)を出よう」。

















  • 満足度★★★★★

    とても華やか
    歌がいい。

    ネタバレBOX

    役者たちによる『青ひげ公の城』の稽古中に、青ひげ公の七番目の妻ユディット役の女優が現れます。六番目の妻が死ぬまで出番がないということで、役者や演出家、裏方と話をしながら稽古場をさまよい歩き、行方不明になっている兄の手掛かりを探そうとします。

    ある女優から、兄は芝居中にこの女優に刺されて死に、普通の役者なら次の芝居で生き返ってくるはずなのに彼は生き返ってこなかった、役者としては不適格だったとの話を聞きます。

    これだけでも十分に不可思議な話ですが、劇場風景全般は夢か現か、30年前に死んだ役者たちが空騒ぎをしていただけ、あるいは誰かが30年前の稽古風景を夢想していただけかのような感じで、実際はそこでは、現在の劇場管理人がユディット役の女優だった姉の没後30年を偲ぶ会で挨拶をしていたのでした。

    客席からも日替わりゲストが登場しました。ラストシーン直前には中央通路に追加で設置された客席に座ったお客さんがいったんどかされて役者が通るなど、客をも巻き込んだ演出は、満員だったからたまたまそうなったのか、わざとだったのか分かりませんが、寺山修司の世界なら有りかなと思いました。

    全体に華やかで、実力のある中堅俳優による歌やダンスは素敵でした。
  • 満足度★★★★

    やっぱり寺山ワールド
    サンモールスタジオの最高動員記録を作ったか? 古典からアングラまで、役者論から衣装代の未払いまで、高尚な哲学からエログロナンセンスまで、あらゆるものがぎゅ〜っと詰まった寺山ワールドと形容するしかないステージに圧倒されました。

このページのQRコードです。

拡大