サヨナラの物語 東京公演 公演情報 サヨナラの物語 東京公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    泣かせに来る劇団
    菅野さんの活躍ぶりがものすごくて、号泣。
    絶対いるよー。こういう情けなさ全開だけど、プライドを捨てきれないパパ。
    その普通さを普通に出せるのがすごい。
    泣かせる王道の要素がてんこ盛りなところは、やっぱりずるいと思いますが、現実とファンタジーのバランスが心地よく、愛犬たちの活躍ぶりと、人間たちの絆やコミュニケーションが心揺さぶる舞台でした。
    ORANGEの衝撃には負けるけれど、いい作品だと思います。
    えーと。終演後にサイン入りパンフを販売されてたんですが、即完売でした。
    というか、販売部数少なすぎですよ。(苦笑)もっと出そうよ。

  • 満足度★★★★

    泣ける話の王道ですね
    正直かなりベタな展開と思うのだけど、やっぱり泣けちゃうんですよね。

  • 満足度★★★★★

    涙・涙・涙
    ズルいよ,こんなに泣かせどころを次々と攻めてくるなんて。自分は目を真っ赤に,ツレは鼻を真っ赤にして観劇していました。隣に座った女性も煩いほど鼻をすすっているし,その隣もティッシュを散らしていたので,会場のほとんどで感情を刺激されていたのでは・・・。笑えるアフタートークがあって良かったなぁ。あんな顔ではすぐに外に出られないもんな。アフタートークで帰る人はほとんどなく,約40分間の長帳場,楽しく過ごさせていただきました。それにしても,菅野良一さん,キャラメルでデビューしたときから見ているけど,演技は全く問題ないんだけど,体型が膨れたなぁ,そろそろ考えた方がいいかも。森下ひさえさん,相変わらず美しかったです。ピ-プル・パープル,何度目かの観劇ですが,芝居の質が高く,良い劇団です。この芝居も絶対のオススメです。なお,最終回終了後には,役者さんの衣装の販売があるそうです。

  • 満足度★★★★

    泣かせる話ではある
    ・・・が、どうにも情けない主人公=性格=環境に作りこみの甘さを感じてしまって涙腺はまったく緩まなかった・・・・。不思議な話とアクの強い登場人物描写は笑えて楽しめた2時間弱。10分ほどの休憩を入れて40分越えのアフタートーク&臨時の主役福袋プレゼント付きでありました。

    ネタバレBOX

    何といっても情けなかったのは、オープニングで切られた小説を自分の死期が近いからと書き直しもせずに本にしてくれと持ってゆく情けなさに残念感が高まった。10年も売れなかった小説家だろう、書き溜めたのとかせめて死ぬ気パワーで中篇の新作1本でも書き上げて直談判に行けよなぁと舞台上に突っ込んでいました。それも自分でも面白くないと言い切った作品をですよ・・・。売れない小説家なら出版社のニーズに合わせたエッセイでも書いてるとか最低限文筆活動のあるらしいことを匂わせて欲しかったです。→その原稿料がまったくの微々たる物で主収入がバイトであるという見せ方が欲しかったなぁ。私の尊敬する小説家R・シルバーバーグさんは、朝仕事場に出かけて夕方仕事場を後にするまでタイプを打ち続けてスランプは5分(?!)というサラリーマン小説家だったようですが。ここまでは行かなくても移動中もタブレットPC にて小説書き込むような主人公を見たかったなぁ(それでも売れないんですけどね(^^;)基本は「二級天使」の変形Verでアニメで言うなら「天使のシッポ」ですかね。怖い本屋の店員さんとコンビにバイトのお兄さんがキャラがユニークで気に入りました。アフタートークで判明した主人公役の役者さんが毎年蝦夷にバッタの交尾を見に行く話と、700百種類網羅したカミキリ図鑑(5万円→売れば7万円)の話が面白かったんで、いつかはそんな主人公さんの自伝的作品を論文紹介付きで表現したら受けるのでは(^。^)?とか思いましたデス。
  • 満足度★★★★

    ありがとう・・・泣ける物語
    ファンタジー仕立ての泣ける物語。
    素直な気持ちで舞台を観る人なら、そういう気持ちになると思う。
    「死」という避けられない別れを描いており、哀しい話であるのだが、心温まる
    ストーリー。
    会場からはすすり泣きが聞こえた。
    舞台挨拶はダブルコール。
    こういう良い劇団と出会えるから、観劇はやめられない!
    上演時間2時間。

    ネタバレBOX

    物語は2つのストーリーを同時並行で描いている。
    哀しい場面とコミカルな場面の強弱が素晴らしい。

    ・売れない小説家が末期ガンと宣告され、余命3週間を家族・父親・妹、周囲の人へ別れを告げる姿を描いた物語。
    ・母娘の親子。母親が重い病気で生活保護を受ける生活。
    10代の娘が働いても、どうにもならないほどお金に困り、自殺を考え・・・。

    どちらのストーリーも昔飼っていた既に亡くなっている犬(レン、ケン)が、
    使者として登場。

    ・死の迫った小説家には、レンという出版社の女性が、「周囲の人たちとの別れ」と「自分の想いを最後の作品として遺すこと」を薦める。

    小説家が、確執のある父親へ、そして愛する妻へ「ありがとう・・・」と
    伝えるシーンでは、会場のすすり泣きがピークに。
    小説家が亡くなった後の、小学生の息子、娘、妻の悲しむ姿をセリフ無しに描いた演出は印象的。

    ・娘には、ケンという本屋のバイト仲間の男性が、自殺しようとする娘を
    制止し、飼われていた昔のことを語り出す。
    そして、生きる希望を与える姿を描いていた。

    「小説家が遺した最後の作品」が本として出版され、世の中に支持されていく中、小説家の家族が本屋へその本を買いに行く。
    そして、レジに立つ娘。それを見守る小説家、レン、ケン。
    個人的に、物語の終わり方が大好き。
    言葉なんかいらない(笑)。

    小説家を好演した菅野さんがいたせいか、ちょっとキャラメルテイストの物語に感じたなあ(笑)。でも良いものは良い!


    <気になった点>
    ・物販について
    物販コーナーが狭く、人気劇団のため物販をみる人が多く、通路を塞ぐ形になるため混雑していた。劇団側も予想していたようである。
    私も物販をみたかったのであるが、混雑を避けるため劇場を後にした。
    舞台下に臨時コーナーを設けるか、舞台上に商品を並べる等(観客は舞台にはのせない)、コーナーを複数にした方が良いのかも。。
    それにしても人気あるなあ。分かる気がする(笑)。

    最後に、レン役を好演した片山誠子さん。
    多分、以前、新宿画廊で観た「血で血を洗う、骨肉のラララ―」に出演した方だと思う。
    2年半前に観劇したが、特徴のある話し方をするので、印象に残っていた。
    客席からではあるが、こういう再会は嬉しい(笑)。

    関西の劇団のため、次回公演がみれるかは分からないが、
    東京公演は今後も観劇しようと思う!

  • 満足度★★★★

    聞こえてくるのはすすり泣き!
    私の席の周りの女性は皆泣いていました。
    ファンタジーなのですが、無理がなく身近な人の死に対して感じる所あります、
    あっ、一つだけ気になった点は、通常、家庭ある場合は生活費を稼ぐ人を優先で生命保険に加入させますので、子供が生命保険に加入して、お父さんが加入してないことは不自然です。

    ネタバレBOX

    昔飼っていた犬(レンとケン)の化身が、レンは余命3週間と告げられた売れない小説家に最後の仕事ができるよう後押しすれば、ケンは身体障害者の母を抱え、経済的な困窮から自らの命を絶とうとする女の子を助けるのである。
    バックグランドミュージックと演出は巧みだった。
    印象的なシーンと曲
    ①死を宣告された太郎が最後に家族のために何か残すことができないかとさまよい歩く時にかかった曲”宇宙のファンタジー”(アースウインド&ファイヤー)のアレンジ版のアコースティックギターから奏でるメロディーの切なさ。
    ②数十年帰らなかった家での父と息子の会話
    ③太郎死後の残された子供たちと妻の無言の悲しみ表現。

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