満足度★★★★★
素晴らしい
面白かったです。とくに2幕は出色。あれはどんな人がみても楽しめるでしょう。はるばる遠くまで出かけるだけの価値のあるものが観れてよかったです。
満足度★★★
全てに力がある公演
作品としてはとても面白かった。
戯曲-演出-役者の三権分立をみた。
どの領域も侵犯することなく、でもお互いを侵食し合う。
異なる演出家同士で一つの作品を作り上げるという試みも、
不思議とハーモニー。
満足度★★★★★
今、面白い演劇の1つの頂点!
演劇の持つ“表現としての強度”を
こんな風に見せつけてくれる作品が、
もっともっと増えて欲しいです。
1幕2幕がプレビューよりも随分と良くなった印象。
3~5幕は、動きのキレと声量が増して、密度が濃くなった感じ。
強く印象に残った俳優は以下。
満足度★★★★★
生きててよかった。
シェイクスピアさんが生きた時代からこれだけかけ離れて、それでもまだまだこんなおもしろいみせかたがあったとは。さんざんやりつくされた演目で。3人の演出家がそれぞれの発想で自分のパートを作り、それがこれだけ見事なコラボレーションとなって完成するなんて奇跡的。そしてそれを地域の方々が楽しんでるっていうのがいい。日本全国こうなっていけばいいのに。
満足度★★★★★
加速するリレー。
1幕・菅尾が滑走路を丹念に走り、
2幕・富永が甘くふわりと浮上させ、
3~5幕・多田がドライブ感で大気圏を突き抜けた。
3人の演出家の仕事が見えながら、本当に綺麗なリレーだった。
演出の仕事がこれだけ見える舞台というのは稀有な体験だ。
「ブレのない古典こそ遊ばれて然るべきなんだ」という好例であると思う。
この企画を提案してきた、キラリ☆ふじみのポテンシャルの高さには舌を巻く。
来年の『グランド・フィナーレ』が今から楽しみでしょうがない。
大恋愛でした
それぞれ別に作ったとは思えないくらい、1幕→2幕→3幕→!!の疾走感が機能していて楽しめました。
毎回うまく行くとは限らないけど、またぜひこういう企画やってほしいです。
観客の気を逸らさない舞台
劇場に入ってから、こんなにワクワクしたのって久しぶりかもしれない。
最初から最後まで・・・開場からカーテンコール終了まで、
観客の気を逸らさず、がっちり引きつける素晴らしい舞台でした。
そして、3人の演出を1本の芝居で見られるというのは、思った以上にお得。
満足度★★★★★
泣いて笑って、観客も大忙し(笑)!
強烈でした。「1粒で3度おいしい“ロミオとジュリエット” 」とはよく言ったものです。その通り!
演劇の可能性・・・とか、難しいこと抜きで、とにかくこれが見られて良かったです。
対面式の舞台で、入場前にくじ引きでどちらの席なのかが決まるのも楽しかった。私はジュリエット席でラッキー(女だし・笑)♪
満足度★★★★★
普段気にしてない、演出家の存在感がメイン
観劇歴の短い自分としては、ここまで演出家の存在感が主張していた舞台は初めて。「演出って何だろう?」という初心者が観て、その重要性を知らしめる舞台でした。わざわざ大雪の中観に行って良かったです。富士見市のスタッフさん、ありがとうございます、という気持ちでいっぱい。
なんだろ
見終わって、なんだろ言葉にあんまり出来ないけどニヤニヤしてしまった。
はっきり3つのそれぞれの舞台があそこで繰り広げてあったんだけど、最終的にはやっぱり1つで、それぞれを大きな何かが包んでる感じ? うん、あんまりまだ消化できてないけど、色んな感情がもてた舞台でした。
あんな周りになんもない場所(本当に空き地みたいな殺風景な)で、たくさん大変な事が起きてて胸がざわざわしてるのに、外があまりにも静かで雪が降ってて、変な気分。
満足度★★★★★
現代演劇が大きく進化しようとしている!
この瞬間をお観逃し無く!
古典戯曲を現代の日本人が演じる時に感じる、
嘘臭さやどうにも居心地の悪い違和感を、
ペロンッとキレ~イに引っぺがす演出方法とは何か?
を段階的に観せてもらった感じ!
それはまさに、
台詞の持つパワーと役者の感情表現のパワーと
どんな風に演出家がコントロールし、
完全なる大嘘の世界を仕立てあげるのかに
掛かっているのかなと。
ま、いかにもなのがお好きな方は、
世界の蜷川の舞台をどうぞ、どうぞ。
毒性が高い。迂闊になれない。異常。
何をどうぼかせばネタバレにならずに済むのか…。一幕は台詞だけ取れば原作に近いけど、早くも異常事態が起きます。そしてニ幕でも異常事態(笑)。三幕以降は何が起きても驚かないつもりだったけど、それを上回る更なる異常事態が(爆)。
物語を楽しむ為の芝居ではないかもしれません。何が起きるかのほうに重きがある。「ロミオとジュリエット」をよく知らずにこれで初めて観るというのはオススメ出来ないかもしれないなぁ。だからパンフレットにも予め原作のラストまでのあらすじが載っているのでしょうが。
どうしても気になるのは、キラリ☆ふじみが「市民文化会館である事」。これを周辺の住民が何気なく観に来てこの地域で芝居に興味を持つ人が増えるか?という疑問。個人的には非常に楽しませてもらいました。しかしこれが初めての観劇だったりした場合、表現が斬新過ぎて消化が難しい部分もある。観慣れてる立場からしたら「深く考えないでいいんだよ」と言ってあげたいけど、考えるだろうなー。
満足度★★★★★
斬新、エロい、可愛い、過激
気になる人は見に行かないと後悔すると思います。
こんな「ロミジュリ」を誰が思い浮べることができるでしょうか。
二幕三幕での松田弘子さんの超怪演は凄いです。
そして各幕で展開される演劇的創案の多彩さと自由さも実に面白いものでした。
破壊的で、そしてその破壊性ゆえに極めて創造的な舞台でもありました。