Parallel /パラレル 公演情報 Parallel /パラレル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★

    驚嘆の演出
    パラレル、平行世界をどう表現するのかが興味津々で観劇しにいきました。
    会場に入ってすぐ、セットを見てまず驚く。
    そして開演、開始数秒で度肝をぬかれてしまいました。

    この演出に思い至る人はこれまでにもきっといたとは思うのですが、
    それを実際にやってみようと思ったこと、そして演劇としてきちんと成立していたことに拍手です。

    ただ、ストーリー自体がパラレルという設定をあまり生かし切れて居なかったのかなぁという感じがします。
    個人的には異なる選択をした結果、未来がどう乖離していくのかが見てみたかったです。

  • 満足度★★★★

    構成力が高い
    構成力が高く観ていて感心してしまった。パラレルワールド同時進行と片方を止めての別進行のバランスがよく相互に補完して説明や展開が進むのが良かった。同時進行の声がシンクロする演出も。演者はさぞかし大変だったことだろう。

    ネタバレBOX

    全体的に青側に方のシナリオがストレートでクリアな分好みの展開だった。赤側はあえて濁りを持たせることで対比されているような印象。で、終盤一気に山田伊久磨が醸し出す雰囲気で掻き回す感じ。あの雰囲気が独特でヤバかった。怪演。

    惜しいというか、ああするしかないのかというのが最後の展開。混ぜ合わさずに進めるとしたら、どんなオチになったかというのは興味深い。選択の違いが生み出す変化が大きくないとは語れないが故の退避かな。最後の独白に頼る演出は一寸残念。
  • 面白かった!!!
    セットが面白い!
    設定もキャラクターもなかなか楽しめました。
    こんな舞台は始めて!もう一回行こうと思ったけど時間がなくていけませんでした・・。

  • 満足度★★★★★

    うまいっ!
    赤と青のシンメトリックな舞台で、シンクロするパラレルワールド。選択によってストーリーは変わり、いつの間にか交錯する。このアイデアを実行するのは結構大変だったと思います。実に見事な芝居に仕上がっていて感服。

  • 満足度★★★★★

    無題887(13-326)
    19:00の回(曇、強風)。18:20会場着、受付(整理番号あり)18:29開場。すでにみなさんのコメントにあるように鏡像対象の舞台(なので真ん中に座ります)、ある意味日常でも目にするもの。(上手:青。下手:赤)…信号、リング、色の心理作用、朝(夕)焼けと青空、静脈と動脈(イラストで描かれる色)、それこそ'いろいろ'イメージしてみました(ミニゴールの輪は両方赤)、物の配置、後方の書類の順、腕時計、鞄、ヘアスタイル、電話、差し出す腕、手の組み方…みんな、対象。ダンスにもシンメトリー形式があり、芝居でみることができるとは思っていませんでした。19:02前説。この時点でもどんどん追加席、通路を埋め、最前列前を埋め、19:07開演〜20:55終演。「ゴールテープ」からで4作目になります。

    岡見さんは「朝日一家の挑戦状(2013/1)」山田さんは「大きなトランクの中の箱(2013/4)」どちらも2回ずつ。

    ネタバレBOX

    SF映画に「Doppelganger(英)」、「Journey To The Far Side of The Sun(米)」…邦題「決死圏SOS宇宙船」というのがあり、描かれているのは、すべてが「左右逆(確か心臓も)」になっている世界(太陽の向こう側にある)…それを思い出しました。

    視て、聞いて、また聴いて…よく考えたものです。2つの世界を対比させる作品(ゴールテープも)、もしもあの時と思わせる世界、セリフも合唱も巧い。
  • 満足度★★★★★

    観劇日もシンメトレル(^^)
    面白かったが・・・役者さんや演出さんなどは大変な苦労をしたのではと思わされる舞台でありました。

    惜しむらくは舞台中央での観劇にしたかったかなっと

    (1時間45分予定で大体少しオーバーするくらいでしたかね)

    ネタバレBOX

    舞台上観客席から見て右側(上手というのかな)が青で、
    左側が赤で象徴された正対称な舞台セットのつくり
    (超竜神みたいな(^^)ですが(またセットの作りも綺麗で丁寧なのでした)。
    登場人物の衣装に行動に台詞まで同じにして
    (色やカバンの持ち手とかも鏡対象や色違いにする)
    細かさがツボに嵌ったです。

    で決断時に分かれて進むストーリーです。
    映画の「スライディングドアー」みたいな作りなのですが、そこは舞台フルタ丸。
    後半のタイトルに合わせた展開には笑わせてもらえました。
    (漫画の「どっきりドクター」での猫のクローン話内の、
    量より質な感じのデキる営業と駄目営業の対比は笑えました(^^)

    こーゆーラブコメ要素も入ったSFコメディは好きなんだなぁと自分に納得
    (「私を月まで連れてって」とか舞台化上手に出来そうですねー)
  • 満足度★★★★

    演出の巧み
     舞台上には、同じ室内が2つセットされている。その双方でパラレルな部分とズレが、同じキャラクターという設定の下、異なる役者によって演じ分けられる。因みに、その動作は鏡に映ったように右と左が反対になったりはするが、「基本的には」同じである。基本的に同じであることは、その先も同じであることを保証しない。時には、選択、非選択の差異に因って結果も異なる。舞台上では、実際の役者がそれを演じている訳であるから、同じキャラクターを演じる双方が出会うことは、無論、可能であり、その程度のことは、シナリオに記されている。但し、出会いは、通常のドッペルゲンガーではないので、出会った時は、ドッペルゲンガーのパロディーとして顕在化する。知的に大切な部分は、ほぼ、以上である。

  • 満足度★★★★★

    初日も満員・増席だったが、楽日は超満員
    初日に続いて楽日をリピート観劇。
    仕掛けや落ちを知っていても遠方より繰り返し劇場に足を運ぶ価値あり。
    また、そうした心情はジャンルに関係ないですね。

    (・・・美人を沢山キャスティングするのはある意味反則)

  • 満足度★★★★★


    チャレンジって?状態で初観劇。稽古すれば、あんな事ができるのかっ!すごい!面白い!

  • 満足度★★★★

    舞台上の見た目の美しさ…★★★★★
    セット、役者の丁寧な演技、そして演出。
    舞台上の見た目の美しさは圧巻でした。
    実はそんなに新しいことをしているわけではなく、よく見る設定だし、パラレルはありきたりですが、ただ、演出の構想があって書いた脚本は、「舞台を見せるための脚本」という感じ、見ごたえがありました。
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    ただ、正直に言ってしまうと、「見た目の美しさ」が全てで、実はありきたりなことしかやってないなあと後から思ってしまいました。
    二つの世界の「もし」は、もっと破綻していてもいいんじゃないかと思います。
    舞台でSFをやるなら、もっとぶっ飛んでほしかった気がします。
    うまいことまとまってしまった、という感じがしてしまいました。
    なんか惜しい!みたいな。
    匿名家族の時のような丁寧に積み上げた脚本のほうが、満足感が高かったも。
  • 満足度★★★★

    面白かった!
    シンクロする台詞や演技が面白く、とても楽しく観ました。こういう世界がある事は本で読んだことがありますが、結果は大同小異だとか。また、たまに違うワールドに行っちゃうこともあるとかで、そんな不思議感もとてもよく出ていた。微妙にずれてくる人生や生活が興味深かったですが、始めの設定として、あの小さな営業所で佐々木さんって何している人なのかな~とずっと疑問が残りました(笑)苦しいところでしょうが、やはり何かそれなりの仕事を設定しておいたほうが落ち着いて見られたような気がします。

  • 満足度★★★★

    その先は…?
    チャレンジング興行の名の通りで、面白おかしく観れました。
    セットもきれい!

  • 満足度★★★★★

    選択
    舞台のセンターを中心に対象に作られたセット、それぞれで同時に進んでいくストーリー!いくつかの選択があり微妙に異なっていく展開、そしてその先は…… 

    ネタバレBOX

    終盤に異なる世界がリンクしていくところなど、全体の演出も含めて面白かったです! ただ、いくつもの違った選択をしても結果はほとんど変わらなかったところは少し気になりました。特に恋愛模様は少し違った結果を感じさせていたので....
  • 満足度★★★★

    演出と演技力
    素晴らしかったです

    ネタバレBOX

    サーバーの蛇口を模した赤と青の2つの世界。エコーがかかってるのかと錯覚するくらいにパラレルワールドがほぼ完璧に進行されていた。いずれ混じり合うのは予想できたがそのタイミングと笑いの取り方がよかった。気になる点としてコメディにしては笑い所が少なかった点。またこの作品はAとBそれぞれを選択後の世界で選択が重要なキーワードだったと思うがそれぞれの世界の同一人物のパーソナリティーが選択うんぬんをおいといてちがいすぎる気がする。また後半互いの世界を混ぜてしまったことで選択がテーマの舞台なのに選択後の世界が混ざりあい結局選択をテーマに何を伝えたい舞台なのか曖昧になってしまっている。最後それらしい言葉と合唱で締めたがちょっとそこが消化不良。ただ前回の匿名家族にしてもこのチャレンジ精神とそれを成立させる脚本、演技力が素晴らしいのは間違いない
  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^0^)/
    面白かったです。
    パラレルワールドを題材にした、
    ハートフルなSFコメディ♪
    物語・演出、に才能を感じまくりです☆
    星新一、筒井康隆が好きな方はハマリます!
    終演後も皆さん親切ですよ♪
    観劇日記をブログに書きました☆

  • 満足度★★★★★

    アイデアとこだわり
    実にチャレンジングな演出で、役者が見事に応えている。
    かなり精密にパラレルワールドを表現している。
    期待以上の出来で、役者同士のあうんの呼吸には感動させられた。
    前作も挑戦的な作風でしたが、本作品は更にレベルアップした内容でした。

  • 満足度★★★★

    バルブは黒沢美香さん推し (^-^*)ノ
     コメディを謳いながら笑いがやや少なめ。
     パラレルワールドというSF的設定を取り入れながら、物語は会社を舞台にした世知辛い話で現実味が強すぎる。
     そんなことを感じながら観ていたが、終盤に至って劇が大きな転換点を迎えてから2つの不満は一挙に解消。最後の最後にたっぷり笑えて、おまけに甘酸っぱい気分にまでさせてもらえて満足(^▽^)/
     今回は、枝分かれした物語を演劇としてどう表現するか、そこにいちばん興味を持って観劇したが、その表現方法はシンプル過ぎてかえって意外だったくらい。その方法が生むある効果が劇に面白みを与えていて、そこのところも存分に楽しませてもらいました。
     その効果により、ところどころ詩の唱和でも聴いているような気分に浸れて、耳の正月を満喫。意図してそういう座組にしたのかどうなのか、今回の女優陣は美声揃いだったのでなおのことでした(笑)。

    ネタバレBOX

     終盤で2つの世界が交錯してから劇は俄然盛り上がるが、並行世界の混交はもうちょっと早めに起こっていても良かったかも。
     とはいえ、ビフォアーをしっかり見せるからこそアフターの面白さが際立つとも言えるわけで、どのタイミングで物語を転調させるか、その判断は難しいとは思いますが…。
  • 満足度★★★★★

    大勝かおりサンが良いね(*^-゚)v
    「観たい!」コメントに書いた通り、面白くなくても良いから怖いもの見たさ、生新さを求めて劇場に足を運びましたが、これがとても面白かった。
    <チャレンジング興行 >ということで、説明文や当パンを読んで、ある程度演出上の予測はついていたが、そのずっと上を行ってました。
    序盤から中盤にかけて、普通に演出しても面白いのになんでまた余計なことするのだろうと思いながら観てましたが・・・、終盤は笑いっぱなしの展開でした。

  • 運命は人間の手中にある
    表題はドイツの哲学者シラー(だったと思う)の言葉だが、まさにそういうのを狙ったストーリー。
    役者さんは皆さん安定した演技だった。
    脚本は骨組みは文句なしの仕上がりだが、細かい部分に配慮の欠落があったのが惜しまれる(詳細はネタバレにて)。
    「面白いのに動員が伸びない」という劇団と何千何万を動員する劇団との違いはこういう細かいところなのだと思う。
    ちなみに、これから観に行かれるなら座席は後ろの方が見やすいと思います。

    ネタバレBOX

    例えば、青(だったと思う。上手側)の武藤が左遷されてきた理由が分からない。普通に考えれば左遷されるような社員ではないと思うが…。逆に、赤の武藤は赴任直後の上司との得意先への挨拶回りに嫌悪感を示した。挨拶回りが必要かどうかは業界によって異なると思うが、この場合は行くのが普通(行かなかったらトラブルの原因になりかねない)と思う。設定上は「有能」のはずだが、正直なところ「口先だけの無能社員」に感じた。

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