満足度★★★★
タンゴ・レッスン
作・演出のソン・ギウンさんご自身の恋愛、それも複数の男性とお付き合いをする女性“多情(タジョン)”との関係について、赤裸々に語っていきます。ドキュメンタリーを装った、凝った構成が面白かったです。詳しい感想はトラックバックしました。
満足度★★★★★
知的演出
Polyamoryを実践する多情という女性の生き方はMonoamoryが当たり前と考える社会で成立し得るのか? という問いが今作の基本テーマである。実際問題、異性と付き合うに当たって一人と付き合って自分の望む異性像の総てが満たされるということは殆ど無いだろう。あれば、奇跡だ。精神的な部分で相性が良くても、体力、年齢差、身体的相性など、総てが完璧などということは、完全に無いとは言えないだろうが、先ず無いと断言して構うまい。ということは、一見、どんなに不足が無いように見えるカップルでも、1つや2つの相違、行き違い等は、誰しも抱えているのに、総てが満たされるなどということは無い、と皆知っているから妥協しているだけ、というわけだ。
満足度★★★★★
どこまでが、、、
どこまでが作り話で、どこまでが事実に基づいていのか、、、
そして、どこまでがフィクションの芝居で、どこまでがドキュメンタリーか、
またはすべてフェイクか、、、
よくわからない感じが、とても刺激的だった。
ただ、物語内容としては、何が問いかけたいのかわからなかった。
(依存なども含めた人間(男女)関係のことがテーマなのはわかるが、、)
面白い演出も、批判的に見れば、実験というよりは、新奇なエンターテイメントという感じだが、
それでも、この方法はかなり面白かったし、
何より、エンターテイメントとして、とてもうまく構成されていた。