公演情報
「盗まれた幸せ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/09/23 (水) 14:00
価格4,000円
百年ほど前、ウクライナの農村を舞台にした劇です。
農民のミコラとその妻アンナは、貧しいながらも慎ましく生きていた。
ミコラはお人好しで、村人から馬鹿にされることはあっても、正直者で、神を信じて懸命に生活している。
妻のアンナも懸命に、夫を支えていた。
ところがアンナの元恋人ミハイロが、突然2人の前に現れる。
外国での戦争で戦死した…と聞かされていたアンナは驚愕する。
ミハイロは憲兵として、村に帰ってきたのだ。
ミハイロはアンナを自分のものにしようとして、夫ミコラを殺人事件の容疑者に仕立て上げていく。
それと並行して、妻アンナも気持ちが変わっていく。
以前のように夫ミコラを献身的に支える姿から、夫ミコラを疎ましく思って冷たく接するアンナ。
村人たちも権力になびいて、ミコラを犯人へと陥れていく…。
極寒の地ウクライナを舞台に、物語は悲しい結末へと進んでいきます。
アコーディオンの生演奏が良かったです。
すばらしいすばらしい劇でした。
指摘→開場前から多くの人が順番に並んでいました。
時間になり、順番に受付が始まりました。
ところが受付後「その辺でお待ちください」という接客だったので、
順番が入れ替わってぐちゃぐちゃになりました。
そしてそのまま開場したので、後から来た人が先に中へ、最初の人は後から中へということになりました。
これでは最初から待っていた人は救われません。
この事実をしっかりご認識いただき、今後の接客に生かしてほしいと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/09/22 (火) 14:30
ウクライナの作家の作品ということとあらすじから漠然とヴィットリオ・デ・シーカ監督「ひまわり(1970年)」を脳裏において観たが共に悲劇ながらこちらは「ドス黒い悲劇」か?(笑)
登場人物が皆「なんてヤツだ」で共感できないヤな芝居(笑)。結末も一旦は「彼はずっとこれを望んでいたのではないか?だとすれば彼にとっては幸せかも」と思ったが遺された人物たちの心情を考えると身勝手なものだし(笑)。
とはいえ「昭和の東ヨーロッパ」な雰囲気と説得力のある配役/人物造形は観た甲斐があった。
なお。たとえ理由がポンコツな観客の遅延であろうとも、開演が5分も押したのにそれに関して開演前・終演後とも全く触れないのはいただけない。
また、掲示では本編100分休憩5分だったのに実際は本編110分休憩10分というのも、実態に合わせて掲示を変更すべきではないか?
次回以降、改善を望む。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/09/17 (木) 19:30
座席1階
小劇場ゆえの迫力がある。紹介文には「戦禍のウクライナ」というイメージを超えた異文化コミュニケーションを目指したとあるが、そのような切り口はやや難解なのかなと思った。だが、戯曲の力強さは本物だ。食い入るように俳優たちに見入ってしまった。
ウクライナの寒村から、恋仲だった男がボスニアの戦地に行き、数年後に戻ってくる。女は別の男と夫婦になっていたのだが、かつての男は憲兵という権力をかさに強引な態度で女を奪っていく。
憲兵役の俳優の演技が見事だった。舞台を支配し、観客を迫力の渦に巻き込んだ。彼のために周りの役者たちが動いていたような感じがするくらい。とことんやり切ったのではないか。
現代日本では想像するのが難しい世界を見せてくれたのは、やはり演劇の力だ。こんな戯曲を味わうことができる小劇場はなくてはならない存在だ。