公演情報
「盗まれた幸せ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/09/17 (木) 19:30
座席1階
小劇場ゆえの迫力がある。紹介文には「戦禍のウクライナ」というイメージを超えた異文化コミュニケーションを目指したとあるが、そのような切り口はやや難解なのかなと思った。だが、戯曲の力強さは本物だ。食い入るように俳優たちに見入ってしまった。
ウクライナの寒村から、恋仲だった男がボスニアの戦地に行き、数年後に戻ってくる。女は別の男と夫婦になっていたのだが、かつての男は憲兵という権力をかさに強引な態度で女を奪っていく。
憲兵役の俳優の演技が見事だった。舞台を支配し、観客を迫力の渦に巻き込んだ。彼のために周りの役者たちが動いていたような感じがするくらい。とことんやり切ったのではないか。
現代日本では想像するのが難しい世界を見せてくれたのは、やはり演劇の力だ。こんな戯曲を味わうことができる小劇場はなくてはならない存在だ。