ピアノレッスン、なう。 公演情報 ピアノレッスン、なう。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    (祝)千穐楽
    今度は下手
    ピアノ演奏が観れた

  • 満足度★★★

    (祝)初日
    わくわくした

  • 満足度★★★

    音の響き
    小原孝氏のピアノの音の響き,これだけでも行っただけの価値はありました(もちろん,芝居自体も観劇の価値は十分あります。)。小原孝氏のピアノは変幻自在と聞いていましたが,それだけではない,単なる1音でも十分堪能できます。あまりに素晴らしかったので,観劇の翌日,CD購入に走ったところです。芝居自体も,コンパクトにまとまっていて,楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    小原 孝氏のピアノ 必聴
     魂に沁み入るようなピアノ演奏と味のあるシナリオ、自然に見える演技、照明、音響などの効果、演出も出しゃばらない心に残る舞台だ。(追記’13.11.1)

    ネタバレBOX

     由緒ある結婚式場の支配人代理と新入社員達は、今月あと1千万以上の売り上げが無ければ、馘首されそうな状態で戦々恐々である。そこへ下見に来た母親。式場スタッフは、ここぞとばかりに売り込みに掛かるが、肝心の花嫁は、披露宴を開く積りが無い。それが、理由で、母親一人で下見に来たのである。母としては、どうしても娘にこの式場で豪華な披露宴を挙げてやりたい理由があった。というのも、彼女の実家は医者で、夫はピアニストだったのだが、両親の説では、ピアノなんか弾く者に碌な奴は居ない。従って結婚など以ての外というものであった。両親の賛同を得ることなく駆け落ち同然で結婚生活に入った母親には、披露宴をする資金も無かった。偶々、駈け落ちの道行きで、この式場で披露宴を挙げているカップルを見た彼女の心に浮かんだのは、こんな豪勢な式を挙げることのできる人々もあるのだ、という感慨であった。
     そんな思いの母親に、式場の支配人代理が、勧めたのは何と3日後のプランであった。それならば「思い切ってサービスさせて頂きます」と言うのだ。無論、彼女には彼女の事情がある。母は、それでも良い、とこの話を受けた。母と支配人代理の話が纏まり掛けた所へ、娘が顔を出した。娘は「内々で食事を摂るぐらいの気持ちだ」と中々譲ろうとしない。まして「3日後では、招くべき客だって間に合わない」と反対する。然し、母は動じない。「自分の兄と、夫、新郎サイドには既に話をしてあり、新郎サイドは親戚のおばあさまを呼ぶ位であとは、道行く人々を呼んで一緒に祝って貰う」と言うのだ。それも、嘗ての自分を思い出してのことである。娘とのやり取りで決定的だったのは、ここには、名器と言われるピアノがあったことだ。母は、そのピアノの前に立ち、一音出してみる。そして、「3日後には、自分が、ピアノを弾く」と言うのだ。だが母にピアノは弾けないと娘は知っている。然し母は「幻の名ピアニストに手ほどきを受け3日で弾いてみせる」と言い切る。これは、解離性健忘症に罹っている母だけに見える名ピアニストが居たのからである。 
     話は飛んで、3日後、婚礼のリハーサル現場である。彼女は3年前に事故で亡くした夫の辛い死を魂の底で認められず解離性健忘症に罹っていたので、彼女が夫だと思い込んでいたのが、実は、彼女の精神科担当医で、兄が、病院勤めをしている関係で面倒を見て貰っていたという事情なども分かっていない所がある。そんな状態のまま、リハーサルで娘も覚えてしまった「スウィートメモリー」を幻のピアニストと連弾していたのだが、発作を起こしパニックに陥ってしまう。兄は「披露宴は中止だ」と叫ぶ。キャンセル料は100%なのだが、パニックを起こした妹のケアは到底無理だ、と判断したのである。因みに、解離性健忘症というのは、辛い経験などと向き合うことを避ける為に、部分的に記憶喪失症状を呈する精神的疾患のことで、封印している記憶が、何らかの契機で思い出されそうになると、思い出したくない規制と心の中で強い葛藤が生じ、その結果、心理的平衡を失いパニックに陥ってしまうのである。今回、その契機となったんのが、娘も好きな標記の曲で、夫との記憶を呼び覚ましそうになったので、パニックを起こしてしまったのである。幸い、今回は、この葛藤を通じ、また、幻の名ピアニストが実は、自分を見守ってくれている亡くなった夫だという謎も解け、以て魂の平衡を取り戻すことにも成功してゆく。
     娘との見解の相違を互いにぶつけ合った結果、娘も本心を話し、妻子もちであった新郎との間にあった諸々の事情や、周囲からの非難・批判への心理的逃亡もあって小じんまり内輪だけの式にしようとしていたことを認め、本当は、きちんと披露宴をして皆から祝福されたい本音も述べ、結婚披露宴を開くことに同意。母の出した案にも賛成したのである。而も、この間に2度離婚経験を持つ兄は、支配人代理と意気投合、W結婚披露宴に発展したのであった。
     客席は階段状になっていないので、舞台は席によって見づらいのだが、音楽が、欠けた空間を埋めてくれる。それほど、素晴らしいピアノである。自分はピアノ曲が大好きなので、或る程度ピアノの生演奏を聴いてきたのだが、タイプは違うものの、辻井 伸行君のピアノを聴いた時と似たようなポテンシャルの高い感動を覚えた。必聴のピアノである。
  • 満足度★★★

    サントリーのコンサートホールでのお芝居、
    やはり声が反響しすぎたり、散りそうになったりで難しいんだろうな、と感じられた舞台でした。でもこういう制約がある中でのお芝居はとても興味深く、これからのお芝居の可能性を試す、謂わばプロトタイプ的な舞台だったと思う。脚本が甘く、ちょっとご都合主義的な所も感じられたが、まあ、こういうホールでのお芝居なので仕方がないかな・・・。気になったのはやはりピアノの音。連弾の際、いくらなんでも素人臭すぎて、音がキンキン響き、綺麗なハーモニーになっていないのが聞き苦しい。こうしたお芝居では、拙くてもやはり美しい音は必要。また、なんというか、このホールの豪華さに舞台美術が負けている感じがした。ホール入口にたくさん生花が届いていたのに、これを使わなかったのは残念。(こういうの美術に使うのは失礼なんですかね?)客席においても良かったのに。いい香りがしてゴージャスな雰囲気がもっと味わえたと思います。というのは、かつて客席にさりげなくお花が置かれたコンサートに私が行ったことがあるからなんですね。とても素敵でした。だって結婚式場にお花はつきものだもの。

    ネタバレBOX

    ライオンキングの歌もまずかったなぁ。せっかくのピアノ演奏に水を差した感じ。ライオンキング、かつて芸人さんでものすごくこの歌の上手い人がいたので、つい比べてしまった。あと、ラストのハミングが平凡。これ、劇中で「通行人にも祝ってもらいたい」とかの台詞があったので、客席を通行人に見立てての大合唱になるのかと期待してました。それともあの雰囲気なら、羽織袴のおじさんと支配人が音楽に合わせて見事な踊りを披露するとか、その他の登場人物も楽しげに踊りだすとか、もう少し大人のお洒落感が欲しかった。そういう意味ではお母さんの衣装も残念。あれじゃ大阪の女芸人だよ・・・・。結婚式にこだわる女が自分のドレスにこだわらないはずがない。もっと気合の入ったドレスを用意するはずです。
  • うーん…(-"-;)
    チケットプレゼントで観劇。5分遅れで開演。
    客席に高さの違いがなく、椅子は皆同じなので最後列はなかなか見づらい。

    何が見せたいのか、伝えたいのか、よく分からない。
    ピアノ演奏なの?お笑いなの?ミュージカルなの?演劇なの?

    ターゲットは年齢高めの方々なのかしら。
    よく笑ってくれる客達でしたが、私には全然笑えず。
    笑いを取りにいってるなー…というのが分かりすぎて、でもそれが残念なものが多くて。
    サントリーホールで公演するにはサントリーにこんなに媚びを売らなければならんのか、とも思ってしまう。

    脚本にも全く感情移入できず。
    物語が動くポイントが、いつも唐突過ぎる。
    入り込めないから、多分笑いもできないし泣けもしないのだと思う。
    私はお芝居見てボロ泣きするタイプなのだが、今回は…。
    95分の芝居だったのだが、半分くらいから帰りたくて仕方がなかった。救いだったのは事前に公演時間が知れた(ゴールが分かっている)ことか。

    ただ、ピアノ演奏は素晴らしかった。
    初回の演奏が始まった途端に客を黙らせた。
    ピアノの練習シーンは面白い。
    子供向けのピアノ教室だと、こんな感じに教えてるのかな、と想像できる。
    私もピアノは弾けないが、こんな教室なら今からでも通いたい。

  • 満足度★★★★

    同じピアノなのに
    プロと素人ではあんなに音色が異なるものかと改めて痛感しました。小原孝さん、素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    鍵盤に番号を振って、弾き順を番号で覚えるやり方でもやはり三日では大変だと思いましたが、その昔夫からその方法で手ほどきを受けていたのを思い出していたんですね。

    スイートメモリーが途中で弾けなくなり、ひびきがパニックに陥ってから、それまでそんなバカなと思われていたことが一気に解決していきました。

    とても劇的な展開で話が引き締まりました。

    あんな素晴らしいピアノの音色を親戚の叔父ちゃんたちは聞いていなかったことになるのですからああ勿体ない、勿体ない。例えひびきの妄想だろうと、聞こえた私たちは本当に幸せでした。
  • 満足度★★★

    なるほどねー!
    サントリーホールは小ホールでも300人以上は収容できるので広い。
    芝居もさることながら、注目は小原 孝氏のピアノ演奏だろう。
    全く譜面を読めない人がピアノを引きやすくする方法興味深い!
    (鍵盤に番号をつけ、その番号の鍵盤を叩く、連弾だと上手く聴こえる)
    カーテンコール後のアヴェマリアとても心が洗われました。
    やっぱり、印象が音楽の方へ行ってしまうのが、この手の芝居の難しさだろう!

    ネタバレBOX

    乖離健忘症の母親が3日後に子供の為に盛大な結婚式をしようとする。
    そして、その席でピアノ演奏するという。妄想の中、3日間でピアノを弾けるようにするという先生出現。その人こそ死んだ元ピアニストの夫であった。
    練習中、突然引けなくなり、死んだ夫との思い出を話し始める。
    その時、ピアノからアヴェマリアが聴こえる。
    あとは、おおよそ想像つくでしょう!
    いいなあ!と思って聞いていたアヴェマリア、案の定カーテンコール後演奏しました。

    個人的にはピアノレッスンのシーンもう少し観たかった。

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