悪夢六号室【東京大阪2都市開催】 公演情報 悪夢六号室【東京大阪2都市開催】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    キレイな悪夢シリーズ
    待ちに待った悪夢シリーズの舞台化ということで期待度MAXで観劇。
    全体的に肌色率の高い舞台でした。男女ともに(笑)

    マンションの一室を舞台に、マザコンにオカマにヤクザなどなど非常に濃い登場人物たちが入り乱れてのサスペンスコメディ。
    最後まで先の読めない二転三転する展開でとても楽しめました。

    ただ、悪夢シリーズとして観ると、バイオレンス分がちょっと少なめかな。
    大きなどんでん返しも無く、いい話で終わってしまっていたのがやや不満。

    登場人物では赤星まきさん演じる姑が良かったです。

  • 満足度★★★★

    まさにエンタメ!
    サスペンスコメディですが、笑いをとるのが上手い。台詞間違いも笑いに変えてしまう。ショー的要素もあり、ダンス、照明、音楽が調和して見てて楽しい。
    サスペンスの中にお色気もあり、飽きさせないし、最後は人間愛で上手くまとめている。あれだけ笑いの出る舞台は久しぶりでした。

  • アドリブ?
    かみかみでした(笑)
    初めて見る劇団さんだったのでいつものことなのかもしれませんが、
    アドリブっぽいことが多くて楽しかったです。

    ネタバレBOX

    小説のイメージが強かったのでもっと恐かったりするかと思ってましたが、
    良いお話でした。
    何回もだまされて気持ちよかったです。
  • 満足度★★★★★

    上手い
     銀座の老舗和菓子屋の御曹司、敬助は、誘拐され海辺の寂れたモーテルに監禁された。犯人は、殺し屋。依頼人は何と彼の妻、鮎子であった。(追記2013.10.1 )

    ネタバレBOX

     舅にいびられ、夫に浮気をされ、男運も無いと感じた彼女の復讐というわけだ。而も、殺し屋は二人。一平は、男性器を切ることを依頼され、三郎は、尻を銃で撃つことを依頼されている。おまけに殺し屋たちは、ホモセクシュアルのタチとネコ。銃弾は、特殊な細工のされた強力なもの。撃たれれば命は、無い。殺してしまっては、敬介の人生を台無しにする依頼が果たせないと一平、殺し屋たちも敬助の話を聞き、何故、鮎子は、二人も雇ったのか? 何故、別々の依頼をしたのか? を探ろうとする。敬助の話から浮かび上がるのは。
     自分は、よんどころない事情があって開演から30分ほど遅れたので不備な点があるかも知れない。悪しからず。
     そもそも、寂れたモーテルの6号室は、誰が取ったのか? 鮎子か? それとも誘拐犯が偶々ということか? 何れにせよ6という数字はキリスト教神学の神秘主義では、特殊な意味を持つ。神が世界を作った日数は6日、その約数は総て素数であり、それを総て足せば6、乗じても6、逆もまた成立する。以上のような理由から完璧を表す。そして、時にサタンを意味するのだ。映画オーメンでダミアンの生まれが6月6日6時であることを思い出して欲しい。これはキリスト教の古い形で三倍のサタンを表す。宗教原理に則った中世キリスト教世界では、星は、人の性格決定の要因とされ、占星術が大きな意味を持っていたことも同時に考えるべきなのである。
     まあ、こんな深読みも可能な部屋に監禁されていたのだが、ここには、様々な人物が訪ねてくる。先ず、被害者の母、ピン子である。ピン子がどう監禁場所を知ったかと言えば、生まれたての敬助の背中にGPS発信装置を埋め込んだからである。セレブの当然の用意、と澄ましている。おまけに彼女は監禁された息子に「お腹がすいたら食べなさい」と新製品の和菓子を渡した。これは後ほど分かるのだが、肝心な所で母親の科白が重大な意味を持つ為の伏線になる。というのも、この中に盗聴器を仕込んであって、母親が部屋から返された後も彼らの一挙手一投足は、総て知られていたのである。
    敬助の浮気相手は、鮎子の幼馴染で親友のミカ、彼女は玉の輿に乗ろうと敬助を狙い、つわりの素振りを見せ妊娠していると脅迫。そこへ敬助の母ピン子が「それはあり得ない」と戻って来る。鮎子との結婚に反対であった彼女は、息子の知らない間に全身麻酔を掛けパイプカット手術を施したことを告げる。では、ミカのお腹に居るのは? 何と高校時代の恩師、山下先生の子であった。
     一方、鮎子もまた「浮気」をしている。相手は、ヤクザの幹部、城島という男で他の組の組員からは鬼と恐れられる大物である。偶々、組長の息子が襲撃された時に彼を庇って尻に銃弾を受け、それがもとでインポテンツになっていたが、鮎子に遭ってそれが、治る。城島と鮎子が知り合うきっかけを作ったのは、城島の愛人、琴音。テニスをやった後、鮎子を気に入った琴音は城島ともども、レストランやカラオケに連れて行くが、ちょっと席を外した隙に、ハグする二人を発見。城島と鮎子に問い詰めた際、城島は、その局部を無言で触らせた。琴音は、女のプライドをズタズタにされる。
     而も、城島と鮎子との間に性的な関係は無い。もっと深い精神の繋がりがあるばかりである。鮎子は、城島に存在意義を認められてアイデンティファイすることができ、城島は、普段の強面を解いて素の自分を晒せる相手として鮎子を評したのである。
     母と子に関しても、未だ語るべきことがある。息子の知らない内に子供を作る術を奪われ、敬助は激怒、母親の首を締めて殺そうとする。回りに居た総ての人間が止めに入るが、さしもの城島でさえ、止めることができない。そこへ入って来た鮎子。敬助を抱きしめると、敬助の腕に込められていた力は緩み、母は、すんでの所で死を免れた。彼女は決めたのだ。どんあことがあっても世界を抱きしめる、と。それに、彼女には今日良いことがあった。妹に娘が生まれたのである。妹夫婦もやって来た。出生届けは出したものの、鮎子に名付け親になって貰おうと、未だ、名前をつけていなかったからだ。鮎子は、一応、マドンナという候補名を挙げるが、その正式な権利をピン子に譲る。ピン子は相変わらず、表面上は醒めた態度をとっているが、マドンナの英語名、マリアを提案。これが、娘の名になった。
     一時、其々の誤解や思い込みの為に、各々が自らの地獄を覘き見ることになるが、最後には、総てが丸く収まった。更に登場人物其々の後日譚を加えて大団円を迎える。
  • 満足度★★★

    『悪夢の六号室』
    昔風の最新、全体的に古臭い感じがしました。

    ネタバレBOX

    浮気した夫の殺人を依頼された殺し屋が夫をモーテルの6号室に監禁。もし面白い話ができたら逃してもらえると知った夫が、アラビアンナイトよろしく必死で妻の話をしだすというコメディ。

    私の復讐は相手をそのまま受け入れること、ハグハグして最後は夫婦仲直り、お姑さんともハグハグ、めでたしめでたし。

    全体に濃いキャラ、主宰さんが濃いだけかも。主役の妻役のJunko☆さんは永ちゃんの武道館ライブでバックダンサーも努めたこともあるというダンサー、キレが違いました。

    ラストの男性は黒い服、女性は白いドレスによるフィナーレに、特にレトロな雰囲気を感じました。
  • 満足度★★★★

    モーテル
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    男運のない女・鮎子(Junko☆)が銀座の老舗和菓子屋の御曹司・敬助(西郷豊)と結婚するが、子もできず姑・ピン子(赤星まき)にいびられ敬助に浮気されって不幸せな時に、ヤクザの城島(火野蜂三)と出会う。…という回想を、殺し屋・一平(立山誉)に捕まった敬助が話しだすという構成。
    さらに別の殺し屋・三郎(保土田充)が加わり、鮎子の元彼や親友のミカ(玉上鈴子)らが乱入し、真実が明らかになる…。

    130分。面白いし笑えるがちょっと長い。20分短かったらなお良かった。若干テンポが悪いかな。
    アドリブめいたやりとりとか小道具(携帯)忘れたことを笑いにもってくとか、演技と演出は上手い。

    キャラ設定も嫌味がなくて好き。女性陣の控えめなセクシーさも○。ヤクザを演じた火野の声がいい。欲をいえば、もっと人間ドラマに焦点当ててくれると良かった。鮎子の皆を愛するって展開も悪くないけど、もっとギュっと心を掴むエンドで〆てほしかった。
  • 満足度★★★★

    ☆4.5
    前半のダンスシーンや音楽の使い方、とてもおもしろかった。ニコルソンズのメンバーと、和菓子屋の息子を演じた方の演技力はさすがでした。

    ネタバレBOX

    中盤から後半の中で、主役の女性の親友が、ホテルのベッドの下に隠れてて、袖から出てくるシーンがありますが、そのちょっと前のシーンが(体感的には10〜15分間ほど)、それまでの疾走感とか良い意味での緊張感が少し切れてしまったように感じました。それがちょっともったいなく感じました。でもそれ以外は、おもしろかったです(^^)
  • 満足度★★★★

    ダンスがすんだらいいこと言うじゃん
    ダンスが上手いとこんなにも全体のクオリティが上がるのかと改めて実感。
    “ヤクザ”、“オカマ”、“焦ってる30代の女”、“マザコン男”、“愛人体質”等々
    いわゆる典型的なそれぞれのキャラが、表面上だけでなく丁寧に描かれていて
    踊ってもギャグってもちゃんと中心に戻ってくるから、舞台に安定感がある。
    いいこと言うじゃないの、この人…みたいな台詞がキマって楽しい。
    初日のせいか、中盤ちょっとリズムに乗り切れなくて間延びした印象だが
    そこはどんどんシャープになるだろう。
    あー、なんか久しぶりにケラケラ笑っちゃったな。

    ネタバレBOX

    中央に四角いボックスが4つ置かれ
    太った男が口にテープ、手錠、トランクス姿で座っている。
    「拉致ってごめんなさいね~」という長身でオカマの殺し屋…。
    何と殺し屋は、「これはあんたの妻の依頼だ」と言う。
    男は妻の本当の姿を面白可笑しく語らなければならない、
    殺し屋が退屈したとき、彼は殺されてしまう…。
    彼の口から語られる妻の過去、浮気の真相、マザコンの事実…。
    この事件を仕掛けたのは一体誰なのか?

    いやもう鮎子役のJunko☆さんのダンスが素晴らしい!
    ダンスを取り入れる劇団はたくさんあるが、正直踊らない方が…というレベルもある。
    Junko☆さんだけでなく、玉上鈴子さん始め男性陣もキレ良く踊って楽しい楽しい♪

    ヤクザと堅気、嫁と姑、ママとマザコン息子とか、典型的な人物像ながら
    普遍的な人の気持ちが台詞になっていて腑に落ちる。
    オカマ役の立山誉さん、きれいな立ち姿でほれぼれするようなオカマぶり。
    ミカ役の玉上鈴子さん、姑役の赤星まきさんなど吹っ切れた女優陣が魅力的。
    生まれてすぐからGPSを埋め込まれたという息子を演じた西郷豊さん、
    この人の表現力が話を引っ張って行く感じで面白かった。

    ニコルソンズ、役者がそろっている所へ実力派の客演でとても充実している。
    脚本にサスペンステイストと安定感があり、笑いのバランスも絶妙。
    終盤キメの台詞が気持ちよく響いて人物像の魅力が増すところがまたいい。
    ただの軽いコメディに終わらない味わいがあるところが強みだと思う。
    ニコルソンズ、ぜひまた観たい劇団。
  • 満足度★★★★

    楽しくてテンポが良いエンタメ♫
    MTV、ベストヒットUSAのビデオクリップに心を躍らせたあの時代へのオマージュか・・・

    ネタバレBOX

    中盤では、冗長に感じたかな。

    大好きなマドンナ「マテリアルガール」のビデオ・クリップさながらの演出が楽しい
    ヾ(≧▽≦)ノ゙

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