ファニー・ガール 公演情報 ファニー・ガール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
21-28件 / 28件中
  • 満足度★★★★★

    みてきた
    シンクロで泣きそうになるとは。やっぱオカマさんはいいこと言うね。

  • さりげなく心に響いてくる作品世界
     物語としては表面上は淡々と流れてゆくのですが、さりげなく優しく心の琴線に触れてくるような作品でした。

  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★★

    文学的人間関係
    一度はこのようなドロドロした関係の中に身を置いてみたい、一回だけでいいですが、そんな感じでした。

    ネタバレBOX

    二つの三角関係、二部構成。

    2時間30分ということで長いなあと思いながら観始めましたが、一人の高校生が主人公だとすると、彼の高校時代と15年後の社会人時代の二部構成になっていて、二つのお芝居を観たと思えば最適な上演時間とも言えます。

    第一部は彼が関わる三角関係、第二部は大人になっても続く彼の三角関係と、第一部で出てきた少女が大人になって悩む三角関係の話でした。

    高校生の方は、三人はそれぞれが親友であり、優しいから、ズルズルと時間だけが経過してしまった感じです。シラノ・ド・ベルジュラックならプラトニックな思いを秘めて近くで見守るで済みましたが、こちらは一人の女性が結婚しながら彼ともザックリ付き合っていて、夫の立場を考えるといたたまれなくなります。

    大人になった少女の方は、夫が血の繋がらない妹を好きになったことに気付いたものの、家族を崩壊させたくはないし、そもそも夫も妹も好きだから思い悩みます。

    とても文学的な人間関係でしたが、例え好きだったとしても敵対するようになったらいつまでも好きでいられるのか疑問です。

    高校生だった彼の方は、ようやく町を去る決心をしました。そう、群れを去るのが自然です。大人になった少女の方は心情を二人に吐露しました。そうね、先ずはそこからですが、彼女は作家として自立しているからどんな結論を出してしまうのか少し心配に思えます。
  • 満足度★★★★★

    三鷹は遠いけど観て欲しい作品。
    なんでしょうねぇ、良かったですよホント。
    上演時間2:30分って聞いた時はビックリしましたが
    それほど長くは感じない位、前半は集中出来たし
    後半はよっくりと、哀愁のある人々を見守る感覚。
    特殊な家庭環境で育った主人公ですが
    見た目と違い深く悩んでいるのが、後半の容姿にも見てとれる(笑)
    でも最後は、ちょっと風が吹いて涼しさを感じるいい後味の舞台。
    父・母がとっても素敵、しーちゃんの義父がフレディ風です
    やっとブログ更新、詳しくはそちらへ

  • 満足度★★★★


    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    シイ(浅野千鶴)…シンイチとカツコの子。シンイチが病に倒れカツコの元へ行くも結局捨てられた。後に作家に。夫のあっくんが不倫していることを見てみぬふりする。
    ジュン(横手慎太郎/原西忠佑)…カスミの妹の子。両親は事故死し、カスミが育てた。後にミツコと不倫し、別れを告げる。
    ソノヤ(満間昴平/泉政宏)…ミツコと中二から付き合い、結婚する。不倫に気づきジュン宅へ向かう際に事故り失明する。ショウタがジュンの子ではないかと疑っていた。
    ショウタ(満間昴平)…ソノヤとミツコの子。ソノヤにクリソツ。
    ミツコ(あやか/名嘉友美)…ソノヤの妻。ジュンと不倫する。
    カスミ(坊薗初菜)…性欲のない処女。ジュンを育てるためサダハルと結婚する。シイが出て行った後、サダハルと沖縄へ移住する。
    サダハル(赤澤涼太)…おかま。カスミとジュンを本当の家族としてみている。
    シンイチ(用松亮)…シイの父。男手一つで育てるが、余命三ヶ月を宣告される。カスミのことが好き。
    カツコ(墨井鯨子)…シイの母。男に走って家を出た。
    カオル(吉岡そんれい)…カツコと再婚した。実子のエリカよりシイと気が合うことでエリカと距離ができる。
    エリカ(太田彩佳)…カオルの連れ子。あっくんと不倫する。フィリピンとのハーフで英語がちょくちょく出る。
    あっくん(中田麦平)…シイの夫で漫画家。シイの才能に嫉妬する。

    150分は長いななんておもってたけど、苦にならなかったのは流石。(どういう役割分担になっているか知らないけど)三鷹文化センターは表周りのサービスがしっかりしてるのが大変良い。
    10歳のシイちゃんとジュンとの会話からは始まる冒頭がけっこう好き。話は、その15年後との二部構成、それをちょっとずつ出していく、そのさじ加減が上手い。混乱させずに興味を引き付ける手腕というのか。

    血のつながりって奇妙で不確かなとこに惹かれた。シイちゃんはカスミらよりも実母のカツコを選んだし、カオルは実子・エリカよりシイちゃんを好んだ、ソノヤは実子・ショウタを疑い続けたし、カスミとサダハルは確かに家族だったし。血を選ぶのか情を選ぶのかってのがピリっときた。

    終盤のQueen「Somebody to Love」はあえて崩しているのかわからんが、崩すならもっときちんと崩したほうがいいかなと思う。もしくはオジリナルとか。パフォーマンスとしては好きだけど。
  • 満足度★★★★★

    物語が絶妙
    とにかく物語が絶妙で素晴らしい。

    ちょっと大人のフレーバーがあるいい芝居だった。ぐっとくる話。

    ただ、「ミュージカル」っぽいシーンは、このレベルは外には出せない。趣味で内内で勝手にやってくれ、という感じ。

    ネタバレBOX

    前半2回、後半2回ほど泣かされた。ぐっときた。

    惜しかったのは、3,4つの役柄について、役者さんのキャラと違うように感じたこと。別にうまくないとかということではなく、流れから感じるその人物像と、役者さんの人柄がなんとなくあわなかった感じ。

    逆に、「お父さん」達4人はそれぞれいい味出してました。
    また、一人だけ2役だった満間さんは、全体をつなぐいいイメージをくれました。
  • 満足度★★★★

    よく、「三鷹市ご自慢」
    の枕詞で紹介される「星のホール」での舞台で、劇団、劇場ともに初見だったので、興味深さもひとしおでした。いや~、「星のホール」素晴らしいですね!280席と聞いていたので、どうするつもりだ・・・・と心配してましたが、客席を自由に設営できるとは。もちろん舞台もすごい。高い天井、美しい陰影を描く照明、何よりもどんなに大音量でも決して音が割れることがない音響。小さな音も確実に拾うことができ、これって役者泣かせなのか、それとも楽に演技できるのかわかりませんが、この劇団の俳優さんたちはこのホールの特性をものすごくうまく生かしていたと思います。多重する台詞、ずれながら被せる台詞、ささやく声、すすり泣く声、どれもとても自然で聞き易く、2時間半の長尺の緊密な台詞劇をゆるみ無く演じ切っていた。一見ありえない人物設定も、ディテールが細かく示されすんなりと入っていけて、とても楽しめました。

    ネタバレBOX

    どうしてストレートプレイに徹しなかったのかがちょっと残念。台詞や演技の巧さに比べるとやはり歌や踊りは見劣りがする。ミュージカル映画からの楽曲だろうか、あまり感動を呼ばなかった・・・・というよりはハラハラした。なかなかチャレンジングでした。

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