満足度★★★★★
物語が絶妙
とにかく物語が絶妙で素晴らしい。
ちょっと大人のフレーバーがあるいい芝居だった。ぐっとくる話。
ただ、「ミュージカル」っぽいシーンは、このレベルは外には出せない。趣味で内内で勝手にやってくれ、という感じ。
満足度★★★★★
三鷹は遠いけど観て欲しい作品。
なんでしょうねぇ、良かったですよホント。
上演時間2:30分って聞いた時はビックリしましたが
それほど長くは感じない位、前半は集中出来たし
後半はよっくりと、哀愁のある人々を見守る感覚。
特殊な家庭環境で育った主人公ですが
見た目と違い深く悩んでいるのが、後半の容姿にも見てとれる(笑)
でも最後は、ちょっと風が吹いて涼しさを感じるいい後味の舞台。
父・母がとっても素敵、しーちゃんの義父がフレディ風です
やっとブログ更新、詳しくはそちらへ
満足度★★★★★
特別だけど特別じゃない
幼少期と、それくらいの子どもを持つ大人になった二つの時間がシンクロしていた。男を作って蒸発した母に捨てられ、父と二人で明るく生きる女の子。親が事故で亡くなり、性欲が無く処女だという母の姉に育てられる男の子。その二つの家庭がシンクロしていた。時間と空間をシンクロさせる構成に痺れた。とにかく女の子を演じた浅野千鶴さんが素晴らしい。彼女の演技を何作品か観ているが、良さが余すところなく発揮されている。キュートな笑顔。憂いのある眼差し。切なさや恐怖を押し殺し、どうってことないふりをしたスウィートボイス。照れ隠しのようなユニークなダンス。とにかく魅力満載。挿入される歌が、世代的にもろにフィットする選曲でまいった。大好きな『イン・マイ・ライフ』もだが、クイーンの『Somebody To Love』の大合唱はひっくり返った。笑った。時間のシンクロ、空間のシンクロ、音楽と演劇のシンクロ…こうした意味の『シンクロ少女』なのならば、もう脱帽。恐れ入った。人間の業というか、心の奥底にずっとあるような性への執着のようなものを見せつけられた感じがする。でも決して嫌な感じではない。すごいなぁ、シンクロ少女。次回作も必ず観たい。
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/
面白かったです☆
日曜の昼の舞台を観ました。
2時間半の大作ですが、全然飽きさせません。
シンクロ少女の舞台は、
「女心」 「知的さ」 「洋画」 「洋楽」 で
面白く&楽しく作られています。
観劇日記をブログに書きました♪
満足度★★★★★
無題849(13-288)
19:30の回(曇)。三鷹駅下車18:27〜(早めに歩いて)会場着18:42、受付、開場待ち用の列があるので並ぶ。18:45時点で4名、18:57で列に5名、その他3名、18:59開場。椅子席4列、座布団がお尻のところと背もたれにも2枚ずつ(いいカンジ)。床面〜5段の重層の舞台、前方(一番広い)、下手後方、上手後方が部屋。真ん中は戸外でベンチらしきもの。全面板張り。説明に「選択」とあります。何度も何度も…迷い、惑い、苦しみ、もがき、そして再び、三たび、繰り返す、それぞれの人生、家族。それを象徴するかのように舞台は前に進むための「路」が取り囲み、上ったり下ったり、気がつけば同じ高さ、どう進んでもいつもの同じ高さ、それでもまた前へ。開演前のBGMはカバー曲でしたでしょうか…懐かしいものも(Fleetwood Mac、Cyndi Lauper…)。19:15/19:25前説(150分、休憩なし)、19:32開演〜21:57終演。ゆったりとした時間はいつの間にか進んでゆく、人のつながり、別れ、友達、親子、夫婦。お話に身を委ね、温かいものを感じていました(暗転時のBGMは爆音でしたが)。終盤のコーラス…とても良かったです。横手さんはさっぱりとした雰囲気になっていました。ひとつ、舞台前で誘導するスタッフ…後ろで手を組んでいるのはどうかと…
満足度★★★★★
無題852(13-291)
14:30の回(晴、青い空白い雲、10月だというのに暑い)。13:30受付、14:00開場。入ってみるとスタッフの手の位置が「前」になっていました(やはりかなり印象が違います)。また、座布団は3枚重ねでした。10/8(火)に続いて2回目です。前回、お話の時間軸が2つあることに気がついたのは終盤近く。終演後に「配役表」が配られていたのも終わって、電車の中で当パンをみて知った次第。どっちを向いても絵に描いたような幸せはなさそうなお話、葛藤、疑念、困惑、いろいろな空気がまざっていました。14:33上演~16:58終演。坊薗さんの折り紙は毎回違うのだろうか。10/14追記:ずっと気になっていて、成城石井のシーン…変わった???、もしそうでないのなら…1回目の時、寝ていたことになる。
満足度★★★★★
切なさや優しさが滲み出る
2部構成で語る家族、幸・不幸、そして愛情。
従来のようなドロドロさ(笑)はなりを潜め、切なさや優しさがじわじわと滲み出てくる印象。
また、第2部の場の一部を第1部にインサートするトリッキーな手法も効果的。
とある場面の後に長めの暗転を設ける心遣いも◎。
満足度★★★★★
いい役者ぞろい
シンクロ少女ってこんなにやわらかい表現してたっけ・・
これまでも印象に残る作品ばかりだが、今回は2時間半ながらストレスを感じさせない出来映えで、今までで一番よい作品かもしれない。
満足度★★★★★
そもそも
人生なんて思い通りにならないし、選択しなきゃいけない場では、たいがい(わかっていても)間違った方を選んじゃう。まぁ、それでも決断したことでふっきれることはありますよね。これ、傑作だと思います。
満足度★★★★
なかなか 良かった☆
ちょっとドロドロしたお話でしたが、 笑いの要素も散りばめられていて 楽しかったです。
浅野千鶴さんは はじめて見ましたが、 とってもキュートで存在感のある女優さんですね☆
満足度★★★★
よく、「三鷹市ご自慢」
の枕詞で紹介される「星のホール」での舞台で、劇団、劇場ともに初見だったので、興味深さもひとしおでした。いや~、「星のホール」素晴らしいですね!280席と聞いていたので、どうするつもりだ・・・・と心配してましたが、客席を自由に設営できるとは。もちろん舞台もすごい。高い天井、美しい陰影を描く照明、何よりもどんなに大音量でも決して音が割れることがない音響。小さな音も確実に拾うことができ、これって役者泣かせなのか、それとも楽に演技できるのかわかりませんが、この劇団の俳優さんたちはこのホールの特性をものすごくうまく生かしていたと思います。多重する台詞、ずれながら被せる台詞、ささやく声、すすり泣く声、どれもとても自然で聞き易く、2時間半の長尺の緊密な台詞劇をゆるみ無く演じ切っていた。一見ありえない人物設定も、ディテールが細かく示されすんなりと入っていけて、とても楽しめました。
満足度★★★★
シンクロ楽しい
計算しまくりのシンクロを堪能。色々なパターンのシンクロが楽しくてそれだけでも、十分満足。でもそういう仕掛けはあくまで仕掛けでしかなくて。一人一人の登場人物の葛藤が、核だなぁと思う。構成が楽しいから2時間半の上演時間も、全然長くない。
満足度★★★★
選択の理由
「選択」を示すことは同時に「選択しなかった方」を強く意識させる。
どちらにしても「選択」とは痛みを伴うものなのだ。
シンクロ少女、平易な台詞と丁寧な演技で劇的な展開を“隣の出来事”みたいに見せる。
いつの間にかディープな人間関係に首までつかって2時間半。
空間構成と照明の上手さが印象的で
重いテーマと軽やかなキャラのバランスがとてもよい。