被告人~裁判記録より~ 公演情報 被告人~裁判記録より~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
21-24件 / 24件中
  • 満足度★★★★

    実験というほど奇天烈(偏見ですね(-_-;)な感じは受けませんでした
    それよりもオーソドックスなオムニバス劇に思えました。
    大体2時間ほどで5本ですねー、
    なので小劇場的にも正統派みたいな感じまで受けてしまったです。

    ネタバレBOX

    裁判記録をテキストとするので、裁判所内の話=「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」みたいな展開かな?と思ってましたら。検事が被告人を追及する(でいいかなぁ?)形の芝居は(1)で(なんか被告人の育った環境は同情できたなぁ)。(2)は、よくある再現ドラマ風→そのままサスペンスドラマでした。(3)は何か面会に来た男女のラブロマンス風でした。(4)は青年将校の慟哭がよく表現されていました=聴取されるのが元の先輩後輩で立場が逆転しての会話劇。(5)は中世風な感じがよく出ていた神への信仰話風でありました。
    基本役者さん達は白い衣装に裸足で統一され暗転しての話の区切りと薄明のブルーライトでの次の芝居への設定してました。白の軍服と白のセーラー服は印象強かったなぁ(^^)。ジャンヌの話では時代性の再現で明かりを蝋燭にして、署名紙は羊皮紙風な感じがよく出ていた。
    開演前に主宰が事件概要の説明読むようにと言ってましたが、
    ここは個人判断ですねー(自分は先には読まなかったけど)ある程度は
    冒頭に簡単なナレーションでも入れて欲しかったかな。
    しかし実験といいつつも作りがノーマルにみえたなぁと感想
  • 満足度★★★

    世界観を楽しめた
    個人的には、どの作品も世界観が確立しており楽しめた!
    上演時間120分。

    ネタバレBOX

    どの作品もそれぞれの世界観を醸し出しており、楽しめた!
    個々の物語の詳細は、他のレビューにお任せしたい。

    226事件が一番印象に残ったかな。
    日本社会党委員長刺殺事件の若い2人が作りだすやわらかな世界も好きかも。
    そうそう、木嶋佳苗被告役の口からあのセリフが出たときは、正直びっくりした(笑)観た人なら分かると思う(笑)


    さて、私が思ったのは主宰は今後どのような方向性の
    舞台づくりを考えているのだろうか、ということである。

    脚本・演出には力が入っているのは感じるのだが、
    特に舞台セットや音響等は今回だけでなく
    いつもシンプルに感じる。

    小劇場で芝居の好きな人たちを中心の舞台つくりであれば、
    よいかもしれないが。
    通好みの公演にしようとしているのだろうか。

    今公演は実験的な試みということであり、
    個人的には良かったと思うが、そのあたりを今後注目したい。

  • 満足度

    どうも…
    所々眠たくなるような内容でした。

    ネタバレBOX

    軍服の話移行はまだおもしろかったですが
    最後の物などはくらすぎて眠ってといっているようでした。

    値段と内容がちぐはぐでとても残念です。
    このような内容ならばもう少し値段が低くないとなかなか人にもすすめられませんでした。
  • 無題807(13-236)
    14:00の回(晴、暑い)。13:10会場着、受付(チケットに整理番号あり)、13:30開場と聞いたのでその時間に戻ったらすでに開場していました。4面客席、パイプ椅子といつもの後方パイプ段席、この会場で一番の大人数だったかも。13:56前説(120分)、松枝さんの解説、14:08開演〜16:00終演。5演目(現行刑法3、旧刑法1、海外1)。上告中、控訴中、被疑者自殺、軍法会議、異端審問。異色の取組でしたが、すみません、個人的にはもうひとつでした。先月みた、同じように実際の事件を題材とした法廷ものもダメでしたので、あわないのかもしれません。

    ネタバレBOX

    ずっと昔、学生の頃、「判例百選」、「模範六法(…全く安直)」あたりからネタを拾っていました…。講義で使う専門書にはそれこそ諸説あり、試験に合格するには担当教授の説に従うこと…と思っていました。今は、加害者、被害者(それぞれの家族を含む)に関する本を借りて読むくらい。で、裁判記録は材料としてはいいとして(そういうノンフィクションも多い)、それを短い時間で(部分を)リーディング的に聴いても何だかなぁ〜という感じでした。加害者(被告人)の人生の一部を切り取って提示するならば、同じレベルで被害者のことを描かなければ、とか余計なことを思ってしまいました。もっと情報量(現場の映(画)像を含む)のあるものが容易に手に入るので、この公演でなければ…というものが見つけられませんでした。実際に人を多数殺した人物とこの近さで接したら何を感じただろう…それがあれば…など。

    ここ何作か対面式の芝居が続きました。結局、舞台の密度(濃度、深度)次第。役者がお客様の隣に座ること、ある劇団ではふつうのことで、たまに台本を読まされる…にどのような企図があったのかわかりませんでした。至近距離囲い込み型客席も、以前経験していて(その時は「円形」で直径2メートル位)、ピンときませんでした。

    ジャンヌのとき空調を切っていたのはなぜかなと考えていましたが不明。

    「裁判記録維持度」が低いほどお芝居らしかったです。

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