SPACE一休 公演情報 SPACE一休」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    アクションシーンが続く!
    それだけでなく,しんみりも...近未来のSFファンタジー!

  • 満足度★★★★

    入り乱れ
    何もない舞台に、キャストよりも登場人物がはるかに多いステージ。 状況・人物説明、ト書きなどを台詞に交えての演出、敵がいきなり味方になったり、なんでもアリなところ等、結構好きです! 最後まで飽きない展開も良かったのですが、ちょっとだけ長かった印象も持ちました!?

  • 満足度★★★★

    熱くて暑くて無茶な
    熱かった。舞台は狭いけどアクションは物凄い。劇場全体まで凄い熱気。演者全員ガ本役の他に一人何十役!も、衣装替えも説明も無く次の場面では違う役になっているという無茶な事をやる。お話しより勢いで進めるのは25歳の時に作った劇団旗揚げ舞台の再演という若さゆえ?新時代?そして、今やレギュラーの森澤碧音さんのダンス・パフォーマンスがまたいい!

  • 満足度★★★★★

    何もない舞台上に壮大なスペースオペラを描き出す
    「SPACE一休」、
    一休さんでおなじみのキャラ達が織りなす壮大なスペースオペラ、
    まさにその謳い文句に恥じない、
    映画スターウォーズに匹敵するほどの
    スペースオペラを音と視覚と、自分の想像力を駆使して
    堪能させていただきました。

    ネタバレBOX

    スペースオペラという事で今回は「動」のカプセル兵団、
    自分はダストシューターズで初めて体験した、
    1人でなく群衆で織り直すパントマイム表現
    (名前忘れてググりましたが「パワーマイム」でいいんですかね?)、

    今回は劇場が笹塚ファクトリーではなく
    「男たちの会話劇」を演じたワーサルシアター八幡山という事で、
    スペースの広さや通路構成など劇場の作りの関係から
    「あの表現技法は使えないのではないか?」
    「何か少し抑えた表現方法を使ってくるのか?」
    と、少し残念な想像をしながらの観劇開始でしたが
    見事に今回もやってくれました。


    しょっぱなの一休とよしみつとの一騎打ちでの壁蹴りを
    使ってのダイナミックさ、奥行きの表現など今回は
    ワーサルシアター八幡山に合わせた形での表現方法や
    パフォーマーのダンスなどを使って、また新しい
    (?自分が知らないだけでいつもやってるかも知れませんが)
    形での表現にチャレンジされていた気がします。


    【お話内容概略】
    ─────────────────────────
    宇宙の戦争を終わらせる為に作られた戦闘兵器バイオロイドの
    一休とよしみつ、見事宇宙の戦争を終わらせる事が出来たので、
    用の済んだバイオロイドは凍結させよう、と決めた人類に対して
    それに納得した一休と納得できなかったよしみつとの戦いにより、
    宇宙中へ散らばってしまった宇宙船の魔晄炉(エンジン的なもの?)の残骸
    (これだとFF単語ですが合ってますかね)、
    そして魔晄を浴びてしまった人たちは
    病気やなんらかの特殊な能力を持ってしまい、
    人類から迫害される存在になってしまった、という世界。

    一休はなんとか魔晄を浴びてしまった人々を救う方法を探しながらも
    魔晄を浴びた事で力を持ち逆に自分たちを迫害した人間に対して
    悪をなすようになった魔物たちを倒してまわる、
    という償いの旅を続けていました。

    そこへ宇宙に一大帝国を築いたよしみつから逃げる
    「失われた高度な文明を蘇らせる為の鍵」を持った女性
    (やや姫でしたっけ?)を助けた事から、
    再びよしみつ、そして宇宙の平和を賭けた壮大な争いに
    巻き込まれていく。
    ─────────────────────────


    【特に感じた事】
    ・ 1人何役(パントマイム含む)こなしているのだろうか?
      という凄さ。

      先日、一人芝居を観て「1人で何役もこなすことの難しさ」
      を(自分なりに)知りました。

      しかし、カプセル兵団のSPACE一休では、
      各役者が敵の雑魚(モブキャラ)からメインヒロインまで
      ありとあらゆる配役を、とても早い(テンポの良い)
      場面転換の度に役を切り替えてこなしていきます。
      これがまずすごい。

      一休がいきなり次のシーンでは(服装その他何も変わらないのに)
      魔物の一団の雑魚になっていたり、
      姫が次のシーンでは悪者の配下の雑魚になっていたり、
      また宇宙船の一部だったりミサイルだったり
      「ここにあった壁が一撃で壊れされた」という説明係だったりを
      こなしていくのを、
      「いやいやあんた前の瞬間まで主人公だったでしょ!」と
      笑いのネタとして突っ込む事もできるのでしょうが、
      場面転換時の空気感の切り替えの美味さもあって、
      そのまま自分の心の中で「今この人は悪者の配下の1人」
      「今この人は主人公の一休」など全く迷う事なく
      ちゃんと識別/判別して観る事ができました。


    ・ 音響およびパワーマイム表現により、ありとあらゆる場面を
      観劇者にイメージさせる演技のすごさ。

      普通、舞台というと物語に登場する各シーンに合わせた
      いくつかの場面セット/大道具などを用意しておき、
      それらを切り替えて数カ所の場面を表現したりするのが
      一般的かと思いますが、
      SPACE一休では「舞台上には何もない!」。

      音響とパワーマイム、更には演者の説明セリフなどを使って
      今がどこでどういう状況なのかをまるでコントのように
      観劇者に示してきます。

      多分この表現方法のどれが欠けても観る側にとっては
      演者の単なる滑稽な姿にしか見えなくなってしまうと思うのですが、
      これらが見事に合わさると
      「ここは砂漠の惑星」
      「今は夜で焚き火を炊いて会話している」
      「超巨大な宇宙船が空からつっこんできた」
      「知らない惑星に辿り着いた」
      など、ありえないほど多くの場面が実際観ているものだけでなく、
      観劇者の想像力の方を刺激して、
      その物語の世界観をイメージさせてくれました。

      もしかして、カプセル兵団のこの技法は、
      「必要な情報は与えた、あとはお前の想像力/イマジネーション力だ!」
      と観劇者の心の力量を試しているのではないか、
      という気すらしました。


    ・ 場面転換の方法が独特。
      今まで観てきた舞台では、

      1.舞台上にいくつかのシーンを演じるべき演者さんを
        既に配置しておいて、それらをスポットライトその他を使って
        観劇者の視点を切り替え、今は「この人の話」「今はまた違う場面」の
        ように切り替えていく形で場面転換をテンポ良く行っているもの

      2.物語の区切り単位で登場人物の入れ替え、セット自体にも手を入れ、
        別の場面である事を表現するもの
        (テンポは悪くなってしまう)

      などが多かったです。
      ※ お金にものを言わせる大劇団は、必要な全てのセットを
        大舞台上に作っちゃったりしてましたが、
        自分的にはそういう舞台に限って、演者と観客の距離(物理的、心理的)
        が離れすぎてしまい、何も共感できない/集中できない、
        というものが多かったです。


      カプセル兵団の本舞台は、2.に近いといえば近いのですが、
      舞台上に何も置いていない(演者が全てのセットも演じている)、
      演者自体が色々な役を場面ごとに切り替えて演じている、
      などの関係から、
      独自の「ギュルルルルルルルルルン」という効果音と共に
      舞台上から人が去り、そして現れ、あるいはそのまま別の役に入り、
      というかなりのテンポの良さで
      いくつもの場面をTVやアニメ、映画のように1舞台上に1場面、
      という形で表現していました。

      これがまた観ていて気持ちの良いものでした。
      (折角お話に集中してきた時に下手に間を作られて、
      集中が切れる、という事が全くない。)

      後半のバトルパートなど、それぞれの仲間たちの緊迫した場面を
      1カット1カットテンポ良く切り替えていく部分は、
      観劇している自分のドキドキ感をかなり煽ってくれました。


    ・ 今回は「カプセル兵団」オンリーでの挑戦!との事。
      今までカプセル兵団で観せていただいたお芝居では、
      ゲストキャスト(有名声優さんその他)を組み込む事で、

      ・ 集客的な期待(ゲストキャスト目当てで観劇に来る人も多いかと、
        かつては自分もその1人でした)

      ・ ゲストキャスト人気による笑い取り
        (やはり、有名人がやる行為は何かと観客を惹きつけるものがあるかと)

      なども、お芝居の一部として入っていたのですが、
      それにはメリットと同時にデメリット的なものも感じていました。
      (ゲストキャストが忙しい、などで完全にお芝居の流れに組み込めない場合、
      ゲストキャストの登場シーンだけ「コーナー」的なノリになってしまい、
      今までのお話の流れ/空気感が壊れてしまう、など。)

      しかし、今回は「カプセル兵団」オンリーで仕上げた舞台、との事。

      「今のカプセル兵団自身の力量の全てを見せる」という意味合い、
      意思表示的なものを感じました。

      そしてやはりカプセル兵団のパワーマイムその他を使った独自表現の素晴らしさ、
      他劇団との違いに、
      「カプセル兵団のこの方面の演劇/表現技法は演劇界でも突出しているな」
      と思わされました。

      ※ 自分はお芝居/劇団の知識が少ない為、
        他に同様をやっている所が
        存在するのかどうかは知りませんが、
        少なくとも自分にとっては
        「カプセル兵団はオンリーワン!」
        と思っています。


    ・ パワーマイムなどに気を取られがちですが、
      殺陣自体もすごくうまい、
      そして公演チラシに記載されていた自ら編み出された
      各表現方法について、改めて観劇すると
      確かに他の劇団では観る事のできない、
      「すごい」の一言では片付けられない、
      とてもおもしろい演技技術が沢山つまっている事を
      改めて知りました。


    【ちょっと気になった点】
    ・ 序盤だけでしたが、いつもの説明セリフがちょっと聴きづらかったです。
      (劇場の大きさその他や自分の集中度合いの関係かとは思いますが)


    ・ 笑いのネタの功罪
      ジャンプその他から来た笑いのネタが、
      多分30代、40代にドストライクのものが多かったかと思います。
      (自分はツボ過ぎて笑いが止まりませんでした。)

      しかし、若い人や老齢の方などからすると、
      完全に置いていってしまっていたかも知れません。

      この辺、他劇団でもワンピースなど今の若い人なら誰でも知ってるネタを
      使ったりしていて、しかし老齢の方からすれば
      「今の笑いは何故起きた?」
      とポカーンとさせてしまい、せっかく物語に集中できていた
      気持ちを途切れさせてしまう(ものと思われる)部分もあり、
      取り扱いが難しい部分かと思います。


      ある世代にターゲットを絞った笑いネタの
      多用は避けた方がよいのかも知れません。


    PS.基本笑いとバトルのスペースオペラでしたが、
      後半の魔晄を浴びてしまった人たちの暮らす星の
      お話では涙腺が緩んでしまいました。
      結局、よしみつ軍団にみんな殺されてしまいましたが
      あの辺もっと掘り下げると泣けるカプセル兵団も
      観れるかなあ、という気がしました。


      あと、これ言っちゃっていいんですかね。
      kala●inaとガンダ●ユニコー●の曲、自分は両方大好きで
      「ぜひka●afinaはミュージカルで、
      ガン●ムユニ●ーンは舞台で使ってくれないかな」
      といつも思っていたので、今回の選曲はベストフィットしていたと思います。
      ただ、どこからかかぎつけてくる怖いJAS●ACは大丈夫ですか?
  • 熱い☆
    小さなステージだったのに、そんなことを感じさせない暑い舞台だった。
    笑いもあり涙もあり、満足!!

    ただ、何が原因かは話あらないけど、途中で少し集中力が途切れてしまいました・・・・。役者が噛んでたからかな・・・。

  • 満足度★★★

    ちょくちょく挟む小ネタが楽しい・・
    俳優陣の熱量を感じたが、一方で冗漫さも感じ、途中で観る側の集中力が途切れた。
    時折入るダンスとのコラボが、単なる荒唐無稽なドタバタで終わらない奥行きを舞台に与えており観ていて快い。

  • 満足度★★★★

    3.12人災と秘密保護法成立への嘘 喝
     カプセル兵団が、2000年に旗揚げ公演をした時のシナリオが、今作の原典だという。13年の時を経て若書きでは書けなかった、登場人物達の内面の葛藤や、登場人物の各々が、今、そのように行動している原因や背景を掘り下げることを科し、実践して来た演劇経験を演出に活かして作り上げた作品だ。殺陣がスピーディーでパフォーマーとのコラボレーションも良く観て美しいと感じる。

    ネタバレBOX

     また、宇宙を流離う物語の原イマージュを、恐らく「西遊記」に負っているであろうことも、シリアスに捉えればかなりシリアスな内容でもあり、3.12批判でもあり得る重さを軽減している。金角、銀角と悟空の戦いが、間の抜けた金角の失敗で頓挫し結局は、魔物の敗北で終わるシーンは、その為に入れてあるのだろう。
     但し秘密保護法で隠すことが間違いないF1人災被害詳細や、核関連施設関連問題を喩という形にしてはいるが、それとわかる形で表現していることは、重要である。そもそも、一休が贖罪の旅に出たのは、彼が破戒した魔光が、各惑星に落下、その地に住む者を汚染して、多くの者の命を奪い、生き残った者は何らかの疾患を持つ感染者となるか、魔物となってしまったことへのオトシマエであった。(この喩が、核を表象しているのは、誰が見ても明らかだろう。放射性核種の発する高エネルギーによって、生き物が死んだり、DNAを破戒されたり傷つけられたりして、生き残っても疾患を患い、或いは、突然変異を起こした体組織によって、怪物と言われるような異様な様に変化させられてしまうことを示しているのであるが、一休が、己の責任、と認めている通り、無論、人災である)然し、一休の戦いは、己の非を悟ったことにより戦いの為の戦いに疑問を生じさせ、帝国指令義光の下、人を滅ぼそうと戦い続けていることへの対抗勢力という目を持ってゆく。終には義光、一休、互いの哲学の相違、互いのレゾンデートルを賭けての戦いになる。片や、戦争マシーンとして片や仏法の最前衛主体として。一方、エンターテインメントとして楽しめる舞台になっているのも事実。
  • 満足度★★★★★

    笑って泣けた
    狭いステージなのに、とても激しい、アクション満載の舞台でした。
    笑えるし、泣けた。
    カプセルさんの初日によくある、「噛み噛み」は今回も有ったけども。
    小ネタがわかってクスリどころか大笑いしてしまいました。
    義満役の青木さんが、えらくイケメンです。
    明日もう1回観ようか、葛藤中です。

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