僕にしてみれば正義 公演情報 僕にしてみれば正義」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    1回しか観れないのは残念
    整理番号10番だったのに椅子席最前列ど真ん中に座れてラッキーでした
    今回は3日しか公演がなく前後は他のお芝居予定でしたがどうして観たくて無理矢理やってきました
    これて良かった
    大いに考え大いに笑い大いに涙した

  • 満足度★★★★

    なんでスズナリへ行ったかというと...?
    もしかしたら,冒頭シーンのため?とか思いました。この頃,小野さんの動きが気になっています。作品自体は,重い現実・閉塞感...

  • 満足度★★★

    それぞれの正義
    オープニングはちょっとビックリしたが、それぞれの正義(というか信じてる信念かな)は、そうだなと思ったり、どうなかと思ったりと、いろいろと描かれてて面白かった。
    ただ珍しく、ちょっと長いかと感じたかな(後半場内が暑くて、集中力が切れかけたのも一因か)

  • 満足度★★★★

    真面目過ぎる
    途中、飛び道具が飛び交うシーンはありましたが、良い意味、悪い意味含めて真面目な芝居だなあと言う印象でした。もっとこっちが不快になるくらい、所謂カッコ付きの正しさに踏み込んで欲しかったかなあ。

    ネタバレBOX

    どいつもこいつも自分なりの「正しさ」を振りかざしておきながら堕落したりと中々の市民っぷりで、良かったです。しかし、このまま正義論の争いになるのかと思ったら、結論めいたことを言う奴が入れ代わり立ち代わりで、それが芝居だから良いんですが、余りに芝居じみてました。

    意外に兄の代わりに戦場に行く女の子の方がドラマ性があったと思うし、「正義」とは何ぞやが問えたような気がするのは気のせいか。
    ラストも理想郷の崩壊として、正義を突き詰めると「暴力」にたどり着くようなもっともっと意地悪にしても良かったのかなあ。

    一つ苦言を。終盤での電気ストーブ演出は暑過ぎて集中できなかったです。
  • 満足度★★★★★

    真綿でくるんだナイフ
    明日にも起こりそうな…と言うよりパラレルワールド的な今の日本の物語。
    今まで観てきた箱庭作品の中で最も笑える一方で最も身近に感じ(従来はリアルには感じるものの「所詮は他人事」だった気がする)、首筋に真綿でくるんだナイフを突き付けられているよう。
    途中に出てくる「理想論」に関するやりとりなど、耳が痛かったなぁ。
    モチーフとしても徴兵忌避、従軍慰安婦、放射能汚染など今日的な問題が複数盛り込んであり、そんなところが身近に感じた原因か?
    また、それぞれの人物に「正義」があり、どれも多かれ少なかれ共感させられてしまうのが巧み。
    あと、冒頭で「あれ?(装置の)ガラス戸、揺れてないか?」からのあのシーン、芸が細かい。

  • 満足度★★★★

    地震、原発、戦争
    『僕にしてみれば正義』ってタイトルほど、「何が正義なのか?」
    みたいな事は考えずに観ちゃった。
    けども、「正しい」と思ってやってた事が、
    結果的によく分かんなくなっちゃうような、
    やってる事の先に何が待ってるのか、って事への
    想像力の欠如、のような、
    モヤモヤした感じ。
    が漂っていて、
    軽妙な会話劇なのに、
    なんだかとても不安になる。
    この先どうするんですか、というか。

    そして、立ち入り禁止区域、というものの、
    この先どうするんですか、がまた重なって、
    なんとも言えない。

    「俺が育った町の空気吸っちゃいけないってどういう事」
    目に見えない何かで窒息しそう。

    中盤~終盤は、極めて密度が高いやり取り。
    行き場のない感情を長音に乗せて、放つ感じが、
    好き。


    地震と原発と戦争、こういう事態が、
    この先起こり得る可能性は十分にあんのよね、
    と思うと肝が冷えます。
    先にあるもの、を見据えて行動せねば。

  • 満足度★★★

    何だろう、この残念感
    『見渡すかぎりの卑怯者』などの外部仕事が好きで、今回初の
    箱庭円舞曲。作品のテーマも他の人が既に話しているように
    すごくアクチュアルだし、演劇として調理するその手腕も高い。
    冒頭の演出含め、全てが高レベルなのに、なぜか、満足できない。
    どうしてか考えた末の理由は以下、ネタバレに。

    ネタバレBOX

    この作品が物足りないのは、いい意味で意固地な人間が
    いないところですね。「徴兵忌避」、という、最初の前提から
    既に作品世界ではタブーの行為を犯しているわけなのだから
    誰になんと言われようと、その見苦しさを最後まで保って欲しかった。

    なんか皆、少し強く押されただけで、自分の頑固さが砕け過ぎ。
    そんなに覚悟の無い人間ばかりが、結局、この家には集まって
    いたんだよ、という、作者からの隠れたメッセージだったの
    かもしれないけど…。

    子供作ることが、国家への反抗です! って言ってたやつなんて
    それからすぐに逃げ出しちゃったりしてて、悪い意味で見苦しい。

    なんだかんだで、一番ブレないのは、あの壊れて音の出ない
    機器を首からぶら下げて聞き続けている人かな。人としては
    ものの見方が斜に構えすぎてて好きになれるタイプじゃない
    けど、一番ルールを守ってやってた気がする。

    それにしても、みんな言うことは格好いいんだけど、それに
    見合っていない、と言うのが、妙にリアリティある感じ。
    戦場帰りの男なんて、最初言うこと筋通ってていいじゃん、
    とか思ったけど、除隊した真の理由を知って萎えたわ。

    最後、古川氏が、近作で対談する須貝氏に向けて花束
    用意してて、そういうところに拍手する手も熱くなっちゃいました。
  • 満足度★★★★

    正義…
    観て良かった。

  • 満足度★★★★

  • 満足度★★★★

    思ったより淡々と
    時間軸を異にした日本のふたつの悲劇をひとつにまとめて構築された世界でいろんな人物の現実逃避が絡み合って物語が進んで行く。お互いに主張と矛盾を抱えながら。。。という流れ。思ったより淡々とラストまで運ばれるのだが、最後は色々と考えさせられた。

    ネタバレBOX

    須貝英、片桐はづきは期待通りに良かった。ただ、期待通りのままというか、良くも悪くもいつもの印象のままだった。気弱で人がいいが実は芯の強い男の子。気が強くて快活なのに実は脆い部分がある女の子。的な。好きなんですよ。だからこそちょっと苦言。

    客演陣が創り出す笑いのクオリティが異様に高い。ザンヨウコの序盤のしゃべくりや中盤の「服、」のくだりは大笑い。クボカンの出てくるだけ空気変えちゃう存在感も神戸アキコの怪演ぶりも流石。声出して笑ったのはこの三人の誰かが絡んでいるシーンばかり。

    座席案内の為に前方で誘導されていたスタッフの方の対応が素晴らしく感心しながら眺めてた。ああいう人がいると和む。あと、初日もそうだったらしいが、劇場内が相当暑い。おそらく真夏日マチネ満席だとスズナリの空調は効かないのだろう。辛かった。
  • 満足度★★★

    重いテーマの支配力
    好きな役者さんが多数出演する舞台、蒸し暑さを圧して、いざ!と、意気込んで臨んだのですが…。
    物語を貫いている苦く重いテーマが二つ。それらの時代考証をあえてズレさせたのがリアリティを失わせて、僕は、どうしても感情移入できませんでした。

    重いテーマに支配される中、個人の力量に頼った散発的な笑えるシーンも、また虚しく空回りしていて、大好きな、神戸@ぬいぐるみハンターちゃんも不発気味…。
    演者の一体感、同一指向性をもう少し見たかった。
    ↑それが、演出の狙い、正しく主題なんだと理解しつつも…。

    冒頭の演出に圧倒されただけに、尻すぼみ感は否めず。
    期待値が大きすぎたことが、反作用したかもしれません。

    ネタバレBOX

    中国との戦争。
    ここだけ急に大日本帝国テイストになると、なかなか脳内で原発事故との融合ができず、理解を超えてしまいました。

    役者さん個々は、さすがの力量を発揮されていただけに、勿体ない思いがあります。
  • 満足度★★★★

    クオリティが高い
    地震の描写がすごかった。役者さんの演技力も高かった。ぬいぐるみの神戸さんが出てたが、あんまり箱庭の雰囲気に合ってない・・。
    お話も、よく出来たストーリーでした。

    ケチをつける点があんまり見当たらない作品ということで、☆四つ。
    あと1つ、強い印象が欲しかったなあ・・

  • 満足度★★★★★

    大きな仕掛け
    確かに大きな仕掛けでだった。こまかいところはネタバレBOXへ。ちなみにこのタイトルを見て殿様ランチ公演の「正義について」を思い出したのはボクだけだろうか。

    ネタバレBOX

    居間は地震でひっちゃかめっちゃか。窓の外の枝も相当揺れてる。しかし物置と物置に立てかけてあるスコップは微動だにしてないのはどうしてなんだろう?何か狙いでもあったんだろうか?とっても不自然だったので。
  • 満足度★★★★

    うーん
    お芝居としては、あらゆる面でスゴイと思いました。演技も見応えあったし、舞台美術なんかも凝ってた。
    けど、個人的には好みのタイプではなかった。
    なんかテーマが難しいからかな。正義って、サンデル教授のおかげで数年前に随分湧いた。劇では、自分が正義だと思っている人が次々出てきて自己主張し、他の人から一言で否定されて、を繰り返す。
    片桐さんが何となく話の中心的存在で、素晴らしかった。
    神戸さんは、箱庭の舞台にはミスマッチに感じました。ごめんなさい。
    須貝さんは、箱庭最後ということで、スズナリは満員ぎゅーぎゅーでした。客席には多くの著名な役者さんの姿も。カーテンコールでは拍手が鳴り止まなかった。

    ネタバレBOX

    片桐はづきさんが、ずっと聞いていた機械が何なのか気になって仕方なかった。冒頭の地震のシーンは、迫力すごい。
  • 満足度★★★★★

    豪華な
    客席陣。

    ネタバレBOX

    地震に伴う原発事故で放射能汚染された地域に隠れ住む徴兵忌避の青年たちを中心にした話。

    地震のシーンは迫力あり、見ものです。

    人々は身勝手に生きたり、単に流されたりしながら生きていて、理由を付ければ全ては自分なりの正義に基づいているのはいつの世も同じですが、放射能汚染と中国との長期戦という憂鬱な事態が重なった現実で生きるのはとても重苦しいものです。

    ところで、須貝英さんがこの公演を以って退団するということもあってか、客席が豪華でした。顔も名前も良く知っている役者さん、恐らく誰々さんだと思うけど名前は少しあやふやな役者さん、お見掛けしたことのある役者さん、たくさんいらっしゃいました。

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