満足度★★★★
最終日マチネ観劇
既に終了した公演ですが、記入したコメントを誤って消去した為、再投稿。
明治の時代の言動にしては、男女のやり取りが明け透けで、女性が寝間着姿で人前に出るとか、今よりもその時代のお産は命がけだと思うがなんか扱いが軽く見え、矛盾を感じた箇所は幾つかあったけど、噂の一人歩きによる市井の混乱具合、天文学者の学問の倫理観や信念、苦悩や葛藤の部分は大変見所がありました。
時代は移り変わっても、似たような状況はつい数年前に起こったばかりだし、気分が滅入りそうになったけどラストの描写で救われました。
作者の村松さんはまだ20代、これからの活躍が楽しみです。
軽め描写の同性愛、家族、子供、歴史が繋がる等のキーワードは、最近流行なのか、よくある描写という印象がなきにしもあらず。
満足度★★★★★
1986年
天文学者のもとにいろんな人がやって来てドタバタする様子を面白おかしく描いていましたが、迷信に惑わされて騒ぐのは今も変わらないという現代文明批判の面もあったと思います。つい最近も、地球がフォトンベルトの中を通過すると…なんて騒いでましたから。
そういえば、1986年の時は日本からは殆ど見えなかったんだよなあ。見たかったなあ。次の時は多分もうこの世にいない。
先生の机の上にあった本の中に、かなり目立つように、大きなサルバドール・ダリの画集があったんだけど、何か特別な意味があったのかしら?