公演情報
「魔法老女ポストキュア」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
前半と後半で別の芝居を見てるかのよう。
前半で90年代の社会的な問題を取り扱いながら、後半では現代の問題を個人のありように落とし込む作りが謎だった。意図的かな。
実演鑑賞
満足度★★★★
アンサンブル舞台の初見からかれこれ20年近くなるが、その時とて劇団主宰で精神的な支柱であった(事は外部の者にさえ明白であった)広渡氏晩年の、そして所謂新劇の良質な部分・・集団の社会的な位置と理想の希求、精神性の追求といった・・に殉ずる集団の空気を(元劇団員の解説もあり)受け取ったのが自分のベースである。従って近年の大胆な演劇的試行も全てそのベースの上に積み上げられている、という目で見ている。今回は西尾佳織作、との事で意表を突かれたが、アンサンブル的には小森氏演出の回は実験的かつ女性に比重を置く作品、そう見れば成程そのカテゴリーではあった。お芝居的には劇団の重鎮?女優らがある種跳躍した演技で(吉本新喜劇なら全員倒れる的な)含み笑いを湛えたニュアンスは(いやそう狙ったのかは定かでないが)「白い輪」によって発芽したものだろうか。。演出的には鄭義信氏に手合せ願いたい所があった。
私的には残念な事ながらポップな舞台にも関わらず不眠状態のため途中一度寝落ち。作劇全体について評価出来ないが、いつしか舞台は現代のシビアな家庭問題の渦中に入り、そこに立ち会わされる。ファンタジーの世界内法則を厳格に踏まえたものであったか否か、自分はそこを問題にする人であるがこの点をしっかり見極めるには至らず。
今少し後刻追記予定。
実演鑑賞
満足度★★★★★
引きこもりの妹がおり、家族みんなが家に揃うとどうしても息が詰まってしまうのではないかと、気分転換も兼ねて月に数回、母を演劇に連れ出しています。
今回は「魔法老女」というタイトルやビジュアルから、日常から離れて肩肘張らずに楽しめるファンタジー作品だと思って母と一緒に劇場を訪れました。
しかし、物語は不登校の主人公・マヤが魔法使いの老女となり、母・サナの過去へと向き合っていくストーリー。まさかこれほど自分たちの現実と重なるお話だとは思っていませんでした。
家族として一番近くで見守ってきたからこそ、母の抱く心配や、引きこもる事者の苦悩が痛いほど胸に刺さりました。なんとかこの現実から脱却しようともがく姿には、散歩に誘うことすら逆効果になってしまっていた自分たちの葛藤が重なり、他人事とは思えませんでした。
現実逃避のつもりで観に来た舞台でしたが、自分たちの家族のあり方や想いに静かに寄り添ってもらえたような、忘れられない観劇体験となりました。
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2026/07/25 (土) 14:00
座席1階
娘、母、祖母。3世代の女性が時空を超えてその時代に味わっている悩みや将来への思いを交錯し合う。魔法使いという設定で時空の行き来を舞台で展開するが、やや分かりにくい感じもあった。
東京演劇アンサンブルと言えばブレヒトの芝居小屋というイメージなのだが、今作は女性劇作家のオリジナルの劇作を採用。主演者は全員女性という舞台だった。パンフレットのビジュアルも少女漫画ふう。劇団の歴史を考えると異色と言ってもいいかもしれない。
演出はテンポがよくて好感が持てる。バックスクリーンを使った流れるような文字列は効果的だったし、美少女戦士セーラームーンを思わせる魔法のシーンやダンスには客席からの反応もよかった。
パンフレットには今なぜこの舞台なのかという説明はなかったけれど、そんなことはどうでもいいかも。ブレヒトのイメージを拭って楽しめればそれでいいのかな。