津軽三味線独弾/弦の光 vol.11 公演情報 津軽三味線独弾/弦の光 vol.11」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    迫力ありました
    叩きつけて弾く奏法は初めて知りました

    休憩で出された林檎ジュースとお酒も美味しかったです(^^)

    <10分休憩入れての約90分>
    1.本日の即興曲
    2.津軽よされ節 旧節
    3.鯵ヶ沢の風
    4.黒石じょんがら節
    5.元気!
    ひと休み
    6.津軽小原節 旧節
    7.ハカラメ(植物の名前でホントに葉から芽が出るそうな)
    8.十三湖の畔(ほとり)
    9.津軽じょんがら節 新節
    10.希望
    アンコール.大きなのっぽの古時計(9寸でいいのかな)など

    天井の高い縦長の空間である会場に、よく音が響いていました。
    またちゃんと照明なども効果よく演出され丁寧さを感じましたです。

  • 満足度★★★★★

    津軽三味線の魅力
     踊の特徴は、高音部の多用と撥の返しでも他の弦を弾く奏法の多用、更に弦を共鳴させ、棹を唸らせることによって恰も琵琶、琴の音を思わせるような音を聴かせる点にあろう。
     そもそも、津軽三味線で使われるのは太棹、通常の三味線は、三毛猫の皮を使い、重さも1.5kgほどの細棹だが、太棹は約5kg、胴に張る皮も犬の皮である。他に中棹があり、こちらは地歌などの伴奏に用いられる。
    今回、演奏に用いている撥の手元は象牙、はじく側は鼈甲である。弦は3本で材質は絹。一番上が最も太く、強い音で、聴衆を驚かせ、一気に津軽三味線の世界に引きずり込む。真ん中の弦は、優しい音色、一番下の弦は、最も細くしんみりした感情を表すのに適している。
    有名な「津軽じょんがら節」や「津軽よされ節」「津軽おはら節」にしたところで、大体曲想は決まっているものの、中味は基本的にアドリブなので奏者によって大いに違う。
     先に踊の特徴を上げたが、この他に新しい曲想へのチャレンジがある。大いに、曲想と戯れているのである。この実験的精神と遊び心をどう捉えるかで評価が分かれるだろう。無論、技術は非常に高い。

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