千枚皮姫 公演情報 千枚皮姫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    娘は?
    登場人物は3人、演じられているのは母娘の二役、女性の持つ性(さが)は感じられました。いくつになっても女性はおんななのですかね.... 

    ネタバレBOX

    観終わった後に、はたして本当に娘はいたのだろうか?と... 思ってしまいました。
  • 満足度★★★

    どうなんだろうか
    事前にいろいろと考えることはせずに、白紙の状態で観劇しました。母親と思いと娘の存在。子供は親から自立し出ていくことは自然なこと。ただ、突然、消えてしまうのであれば、話は違ってくる。母親の子に対する執着心。生きていくための手段としての夫。僕の中で、いろんなことがぐるぐる廻り、理解しようと集中していた。欲を言えば、もっとえげつなくドロドロと、人間の本性を出してほしかった。身震いするほどの狂気の世界を観てみたかった。とはいえ、
    ミムルさんの一人芝居の挑戦は素晴らしいと思う。機会があればまた観てみたい。ロッパ

  • 満足度★★

    母親の強迫概念は伝播してきたが・・・
    ちょっと合わなかったかなぁ

    行方不明になった娘とのつながり求めた話なんでしょうが、
    正直よく理解もできなかったです。

    正味55分ほど

    ネタバレBOX

    舞台セットは鏡台や稼動ハンガー等が置かれている女性の一人暮らしの部屋の設定です。失踪した娘の部屋で娘のことを思い、その部屋に住むようになった母親の心情を吐露してゆく一人芝居なのですが、ちょっとサイコな母親みたいで、着る衣装や舞台のセットなどに黒髪がアクセントのようにくっついてます。見えない娘の交際相手などもいるようにして演じていったりしていきます。それにしても娘に妄執する母親の一人称芝居ですが、本当は娘はいなくて母親の人格が分裂していたような感じを受けました。まぁ芝居内では明確な答えになるような行動や言動などは出てこないんですが・・・。
    まっ娘の好きだった白いコートを、母が着て出かける行動がある程度でしたが。心の壊れた(一見正常そうな)女性の芝居、でしたかなぁ・・・・。
    「眠らないでください」と開演前に言われたんですが・・・眠気が結構何度も襲ってきましたデス。
    座席数は少なめに配置位置されてて、高齢の男性客が多かった。
  • 満足度★★★★

    身体と心
    R-14ということで期待(?)して行きました。確かに健全な中学生にはあまり進められないかもしれません・・・しかし、早熟の高校生にとっては良い刺激かもしれません。(エロ要素はほとんどありませんでした)

    感想:ネタばれ↓

    ネタバレBOX

    母親と娘の関係とアイデンティティのお話でした。
    日本では、特に他者との関係は難しい問題です。娘は母のものでも、娘自身のものでもあります。今回の作品の母親には「家族以外の他者のもの」という考えがありませんでした。
    そして、所有から身体性の話につながっていきます。ここでの移行はとても自然でした。

    はじめて一人芝居を観賞しましたが、退屈することなく、最後まで観れました。

    あと、好みの問題ですが、さらに掘り下げてほしかったです。物語として開いた状態で終わっていたので、もう一つ上の視点からの物語描写があればよかったのかもしれません。
  • 満足度★★★

    母親とは?
    娘は母親にとっては愛おしい存在。しかし、いつしか大人の女になっていく。
    その時母親は娘に対して、母性に加え女として意識しだす。
    そしてまだ自分がまだ女でいられてるかを確認しだす。
    妖艶な一人芝居でした。

  • 満足度★★★★

    気持ちのこもった一人芝居
    現代の母娘関係の危うさのようなものを感じました。

    ネタバレBOX

    若い娘が殺されたり行方不明になる事件が多い昨今、特に母親の方が友達母娘みたいに思い込んでいた関係の中で、娘が一人暮らしを始め、そして突然いなくなってしまったら、その母親はどう心の整理をつけたらいいのか悩むだろうなと考えさせられる話でした。

    母親の言動から、収入源である夫を引き止めるための女の部分が必要である一方、自分にある程度の収入があれば子育てにもう夫は要らないと考え、自分の思い通りに子どもを育てられるとの過信が招いた悲劇のような気もしました。

    結局、娘は独立した人格です。形、行動面から娘になってみて、娘の心境を探ってみるのは面白いと思いました。さて何が分かったのでしょう。

    一人芝居は60分、55分弱で終了。自殺とすれば、原因として何か分かったことを教えてくれるためにもあと5分ほしかったです。

    ところで、母親が塾講師を始めた頃に出会った生きるために媚を売る男の子が、娘の恋人のような気がしてきてしまいました。
  • 満足度★★★★

    不思議なフォーカス
    一人芝居の制約の中で
    物語は編みあがっていたし、
    伝わってくる世界がありました。

    ただ、その世界は通常の世界とはちがった
    フォーカスで組みあがってくるような感じがあって。

    少々戸惑いを感じた部分もあり
    不思議な感触に捉われ続けた舞台でもありました。

    ネタバレBOX

    なんだろ、
    物語が、舞台上や役者と観客の間にあるのではなく、
    そのフォーカスも、役者の演じるもののさらに奥に定まっていて、
    こぼれ出てくるものが、舞台に断片的に散らばっている感じ・・・。

    舞台上に、役者が台詞や身体で、
    母にしても、娘にしても、
    それぞれのつれあいにしても、
    その印象を紡ぎ上げてはいるのですが、
    そこに密度のコアはなく、
    役者自身が演じるロールが舞台の奥に眺める何かを、
    その後ろから一緒になって垣間見ているような感じがする。

    作り手が、意図的にその不可思議な感覚や視野を
    観る側に与えているのであれば、
    それは新たな表現の引き出しだとはおもうのですが、
    よしんばそうであっても、
    作り手が、より第三者的に舞台を眺めうる作劇の環境
    (モニターとか稽古時の視線とか・・)を持てば、
    もっと鋭く濃密な切っ先が編まれたのではないかなぁと
    思ったりもしたことでした。

    観終わってじわっとまとわりつくように残る
    ひとつのテイストに留まらない肌触りを持った舞台で、
    ラフな語り口からは予想できなかった残像の焼きつきのようなものがあって
    心捉えられたのですが、
    一方で、たとえば、初めて演劇に触れる方には、
    少々馴染みにくい質感をもった舞台だったと思います。

  • 満足度★★★★★

    集中して見られました
    人間の嫌な所と面白い所を併せ持つ、またどんな人間が抱えてもおかしくない狂気さというものを表しているようでした。1時間ほどの内容でしたが、集中して見る事が出来、とても短い時間にに感じました。

  • 満足度★★★

    怪談?
    元ネタはグリムの「千匹皮」かなぁ?童話というよりホラーでしたが。

  • 満足度★★

    ちょっと
    狂気に彩られた独白劇? うーん、、ちょっと自分にはよく分かりませんでした。。 スイマセン。。


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