月並みなはなし[07再演版] 公演情報 月並みなはなし[07再演版]」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    SF
    なぜなら彼らが自分たちの未来について何をすべきか考え、何かをするからである。

  • 一年四ヶ月ほど前のものなのに、
    パンの香りや雨森さんのキレイな涙や境さんの着物の柄や池田さんのスニーカーの裏の模様やタバコの煙がまっすぐだったことや間違って拍手しちゃうお客さんや誰かのぐーぐー鳴るお腹の音や。いい舞台って忘れないもんですね。

  • 10月26日(土)S
    柔らかな空気。一転緊張感漂う濃密空間。落差が心地いい。

  • 初日観劇。
    時間堂、初めて拝見しました。作演の方は王子小劇場の職員なのだとか。終演後の誰でも参加可能な交流会で役者さんや作演出家の方とお話し出来て有意義でした。

  • 満足度★★★★

    人生が決まる話なのに
    いい意味で変な緊迫感がありませんでした。
    キレたときの叫び声などビクッとした瞬間はありましたが、暗くはならなかったです。

    空気が全く乱れず、他のお客様もみんなで見守っている感じがしました。


    舞台のスペースが最小限にして客席を少しでも多く取れるように配慮してあると感じます。
    やはりお客様に観せていることをしっかり考えている劇団だと思います。

    東京は劇団がとても多いのですから、切り口は違ってもいいのでこのように間口が広い劇団がほかにたくさんあってもいいのにと思います。



    個人的に最近忙しく、観劇できるか難しかったのですが、やはり芝居のこと以外でも考えが広がると、純粋に来てよかったなーと思えます。



  • 満足度★★★★

    観ました。
    私が座ってたとこからだと、外の芝居が全然みえず…。
    ラストがイマイチでした。
    もうちょっと座席とか考慮してくれた方が嬉しかったかも…。
    女優さん達が皆かわいくて、
    私もカラータイツを買おうと思いました(笑)

  • 見た
    前作のほうが個人的に好き。でもハイレベル。
    雨森様、池田様、好演。

  • 満足度★★★★

    心地よいオルゴールの音
    というイメージが、黒澤さんの演出にはあると思う。なんつーか、心地よすぎて眠くなってしまうんです(爆)時間堂の今回の公演も、お馴染みの役者陣で、その人たちがまた音に合った曲(セリフ回し等)で演じるので、決して誰もが幸せな話でもないのに、ほっこりきます。というか、飲食OKって、ほえー!と思った。映画と同じ、というコンセプトなら頷き。でもすげーなー。この値段でこの内容はお得♪

  • 満足度★★★★

    一見よくできたSF&心理劇だが、
    初演と比べるとかなり印象が違う。今回は見たままを素直に受け止めるだけではなく、深読みをして裏を勘ぐってしまう作りに。107分。

    ネタバレBOX

    完全なネタバレです。
    迷い込んできてしまったハズのミミと役人のハナは完全にグルであるように見えてしまう。またこの推測はほぼ正しいかと。その上でこの欠員補充の名目で選びたかった人、逆に言うと落としたかったのは月に行っても自分一人じゃ何も出来ない人だったのではなかろうか。
    6人のチームの中で衛星を作る企業で働くコウドウだけは単身では機能しない。それを導くように紛れたミミが総意の中に加わる。場の監視により通知される結果がすでに文書になっていること、その監視下において他者を受け入れた状況が許容されていること、そしてなによりかミミが選んだ人が確実に見かけの選考から落とされている事実からも落とすべき人物を意志を持って選定しているのは間違いない。。落としたい人の具体的理由が推測どおりかはともかくとして。

    ここまで考えて、照明も明るく、最後恋人同士が別れない結末が美しくも見えた初演のイメージが、今回の暗めの照明も手伝ってダークな思考の元に意志操作が働いてる意地の悪いものに見えてしまってしょうがない。

    まぁそもそも再演するからには初演と違う考えがあってしかるべきだし、そういう意味では初演を観た自分にもここまで色々考えさせる作品に仕上げたのは作家黒澤世莉の見事な手腕ではなかろうか。
  • 満足度★★★★

    安心して
    雰囲気が好き。ただ安定しすぎている感じがする。
    階段の音があそこまで響くのはちょっとマイナスかも( ̄ー ̄)

  • 満足度★★★

    はじめからゆったりと
    時間堂、初見。はじめの役者の紹介がなんとなくゆったりとした時間を作り出し、心地よかったです。ゆらゆら流れる時間の中で、とても繊細・丁寧に描写していると思いました。部屋を盗み見ているような面白い感覚に陥ります。最後の2人が上を見上げる場面が印象的。きっと月を見上げてるのかなと思いました。せつなさがこみ上げてきますね。でも結果的に全員幸せになれるのかな。1本の小説をまるまる読みきったようでした。リョカ.の役者さん方も印象に残る方ばかり。そちらの本公演も気になりました。

  • 居やすい。受け入れやすいのです。
    観ていてふっと集中が途切れる事があったのですが、すぐにまた見入れました。途切れたのは芝居に飽きたからではなく、日常での会話で気休めがしたくなる時と同じ様な感じ。観劇をしていたという実感があまりなかった。あれだけ楽な気持ちで客席にいられたのは不思議な感覚でした。観劇に不慣れな人を誘って行ってもきっと大丈夫。

    ネタバレBOX

    各人物が改めて自己紹介と月に行きたい意気込みを語り、聞き終わると周りの人物が拍手をする場面がありました。それにつられて客席でもうっかり拍手をしそうになった方がいたのです。目の前で起きているのが劇中の事であるのを忘れてしまったのでしょうね。「…あ!」と思ったらしく、お連れの方と恥ずかしそうに笑っておられました。
    劇中曲はありません。その状態で長い間が多用されているのですが、どれも有効的なので観ていられます。客席の物音で気が散る事もありませんでした。マチネに行ったからか周辺ではお腹の音が何度か。でも劇中に月でパンを焼きたいという人物がいるからか、「そうだよなー。人って生きてるもんなー」とか妙に寛容な気持ちでいられました。
  • 満足度★★★

    人間の様々な感情や思考のやりとりが楽しめます。
    自己実現の欲求。希薄な根拠。
    挫折。後悔。本音。恨み。そしり。面食らい。
    人間の様々な感情や思考を引き出す仕掛けの
    ニュースタイル演劇。

    ネタバレBOX

    生死の問題ではなく、
    希望に向かうという明るさが
    物語の前提になっている分、
    舞台全体の緊張感はやや低いが、
    後味の良い仕上げに。

    リアルな演技を要求する戯曲だと思うのだけど
    オールドスタイルの演技になってしまう人が若干いて
    もったいないなぁと。
  • 満足度★★★★★

    素敵な演劇です!!
    前回の公演「proof」も観劇しましたが、時間堂の公演は決して派手なものではありません。1,800円(シネマプライス)という映画と同じ値段で、生(なま)のロングラン公演を行なう。それだけでもすごいと思ってしまうのに、今回の公演でも音響や照明、舞台美術といった装飾ではなく、役者さんの演技力と脚本・演出の才能をストレートに感じることが出来ました。主宰者の小劇場演劇に対するポリシーに賛同される方には、特にご覧頂きたいと思います(私もその一人です)。

    ネタバレBOX

    私が観た回は、劇場の座席が足りない状態でした(後から来た方は補助椅子のような感じだったので・・・)。他の方の評価も高いようなので、これからご覧になる方は、予約をして早めに劇場に行かれた方が良いと思います。
  • 満足度★★★★★

    おもしろかったー
    今回は、「月並みなはなし」再演ということでした。以前に初演の時の女優さんに舞台裏のエピソードを伺ったことがあってもの凄く観たい作品だったので再演嬉しかったです。

    そして、期待以上に良くできたお話と舞台でした。

    どうもありがとう。

  • 満足度★★★★

    時間堂史上、一番おもしろいです
    初演のときのもみましたし、本番前に通しも一回みさせていただいたので、コレが三回目の観劇。「月にいきたい」だなんていうよくわからない願望を、ちゃんと時間内にお客さんに「ああ、そういうことなのね」と理解させてしまう、トリッキーでロマンチックで理知的で丁寧で、とにかくとても面白い脚本です。

    ネタバレBOX

    月に行くことで人生を変えたいフリーターと、彼女と別れても、人を殺してでも月に行きたい「半分プロ」みたいな人と、むしろ普通のひとが当たり前に行くべきと主張するパン屋さん。恋人のことで負い目に感じる部分はあっても、どのひとにも分があるなあと感じられるだけの真剣さがありました。わたしたちが日ごろ「夢」とか「目標」とかを口にするときって、だいたいこの三者の思考パターンのどれかに当てはまるなあ、と。そう、「月にいく」っていうよくわかんない願望を、普通のひとの目線に落とし込んだのがこの脚本の魅力なんでしょうね。

    ただ、黒澤氏の提唱する「俳優が舞台上で深呼吸できる」演出には正直物足りなく感じる部分もあります。演技の自由度が高いために、それぞれがそれぞれの居心地のよさを求めてしまっているように見えるの。息をのむような対立が魅力のお話のはずなのに、各プレイヤーが合理的な行動をとるため、結果的にあまりギスギスした空気にならない。いわゆる「合成の誤謬」てやつ。空気が読めてしまう、「大人」な俳優ばかり集まっているのも原因なのかもしれませんね。もっと芝居にKYを!

    活き活きとした感情が流れる舞台に、今度はどこまで演出家の作為を盛り込んでいくか。それがこれからのこの劇団の課題なのかもしれません。
  • 満足度★★★★

    導入から、素敵な観劇体験。
    ワークインプログレスと比べても数段面白くなっていました。
    それ自体も演劇的に面白い、印象的な導入は、今まで他でなかったのが不思議なくらいです。すーっと誘ってくれます。
    時々、演劇だということに気付いてびっくりする自分がいるくらい、集中力も距離感も心地よく。笑って、感じて、そこに(物語世界でなく、演劇空間)居させてくれます。

    月曜まで。お薦めです。

    ネタバレBOX

    導入。まず、全員出てくるのが良いです。他でもあって不思議ではないのですが、カーテンコールの逆で、全員出てきて「これから始まりますよ」というあの形は、発見だと思います。
  • 満足度★★★★

    極上の拾い物
    時間が空いたから、ふっと立ち寄った王子小劇場。
    気になってるけどこの値段は払いたくないという芝居は多いけれど、
    この値段でこれほど良質の芝居は観たことがない。
    素敵な時間を過ごせました。

    ネタバレBOX

    三谷幸喜の「12人の優しい日本人」を思い出した。
    普段なら三谷幸喜の真似事(この作品は別に真似ではない)をするのは無謀だし、
    不愉快になるほど微妙な芝居が多いのだけれど、
    もう気持ちがいいくらいに素晴らしかった。
  • 満足度★★★★★

    いい!!
    いや~!本当に良かった。演出・脚本良かった!!再演と言うことで前作を見ていないのでちょっと不安でしたが最高!!制作の方の心配りも良かったし・・・・。演者の演技も最高!
    この値段でこの作品に出会えるなんて私は幸せものです。

  • 満足度★★★★

    逃げ出したくなる
    『「補欠がでたので、一名の代表者を選んでください。制限時間は60分」 信頼しあい、助け合ってきた仲間たち。だからこそ一人は月へと送ろうと、お互いを労りあい、傷つけあいながら話しあう。』リアルにこんな場所に居合わせたらどうだろう。60分という確かな時間、僕も一緒になって、笑って、困って、
    悩んで、泣いた。本当にその場から逃げたしたくなるくらい、良い劇でした。

    ネタバレBOX

    男ってバカだな、と、思いました。
    自分もそんな、バカな男なんだなと、感じました。
    女って強いなって、あらためておもいました。

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