ポジション 公演情報 ポジション」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    初ナカゴー
    もっと笑いの要素が多いのかと思ったら、結構ホラーでした。毎回、こんなテイストなのかしら?役者さんも、演出も、達者だなぁ。

  • 満足度★★★★

    江田ちゃん
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    教師・元(篠原正明)が望(田畑菜々子)と浮気したのが発覚し、怒る妻の道子(鈴木潤子)。小学校の時の三十二人三十三脚?の件を今でも根にもつ道子だったが、道子と望と江田ちゃん(日野早希子)の3人でなぜか友情を噛みしめる。後日、3人で飲むとのことで元が向かうと、道子がバラした望の死肉を持って江田ちゃんが現れる。3人+望の幻影という阿鼻叫喚な中、元がすべての罪を被ることになり、残った道子は不敵に笑い出す…。

    道子と望と江田ちゃんのシーンは微笑ましかった。序盤はピリっとした空気の中にも、こっちの頬を緩ませる、そんな雰囲気。

    望が肉片になってからは、サスペンスな調子も加わって面白さが増す。てか、ここからの江田ちゃんがかわいい。「チビクソ」って罵られ、殺人犯としてブログに書かれ(実際書いてないのか)、ポップコーンを浴びせかけられ、好きだと告白した元にはあしらわれ道具扱いされ、道子にはパシリにされって悲惨すぎる。そして、道子を怪物だと見抜いてたって嘘ついちゃうとこがかわいい。演じた日野のパニくった演技がいい。

    ラスト三人から視線を注がれる元って構図がちょっと美しい。玩具のシーンと元に江田ちゃんが責められるシーンは大いに笑った。面白かった。
  • 満足度★★★★

    怖いねえ
    面白かったです。
    で、怖かったです。
    目の前で繰り広げられる人間模様と言うか、ドロドロの人間関係が妙にリアルで、どんどん舞台の世界に引き込まれました。
    空間の使い方も凄く効果的に見えたし。
    ますます暗い、深い処を描き出して行くようで、まだまだ進化を続ける予感。
    凄く楽しみです!

  • 満足度★★★★★

    怖さの先の深さ
    別にホラーのテイストを醸し出すようなあからさまな手法が
    とられているわけではないのですが、
    終わってみれば、
    物語の顛末よりもなによりも、
    描かれているもののコアが底知れず怖い。

    そして、怖さの先には、
    ぞくっとくるような
    人が抱きうる想いのリアリティがあって・・・。
    ひたすら見入ってしまいました。


    ネタバレBOX

    最初にト書きのように語られる
    登場人物や前提となるシチュエーションが
    観る側をしたたかに物語に導いていきます。

    作り手一流の語り口で描かれる
    元生徒と結婚した先生の
    他の生徒との浮気がばれた修羅場に一気に取り込まれる。
    その空気だけでも、その空気だけでもおもしろいのですが、
    でも、それは描かれるものの入口にすぎなくて・・・。

    むしろ、そこで収まった態から、
    揺り戻しのように浮かび上がってくる、
    それぞれのロールが互いに抱く
    染みつき消えることのない想いの在り様に
    じわじわと捉われてしまう。

    「こういう女」を演じる役者が描き出す
    滲み出してくるような想いの粘度が実に秀逸。
    また、それを受ける側の、
    表層に作られたかりそめの純真さにも、
    垣間見せる想いの禍々しさにも、しなやかな実存感があって。
    夫にとって執拗に繰り返されるという
    「30人31脚」の記憶のエピソードなども
    タイトルに表された
    女性の想いを端的に炙り出していてうまいなぁと思う。

    その間に入る夫の日和見さにも、
    女性の揺らぎを更に際立たせる精度があり、
    狂言回し的なポジションの女性の
    すっと中に取り込まれていく感じが、
    物語にさらなる厚みを作り出して・・・。

    ポップコーン一袋で描き出される、
    箍が外れ、抑制を失った女性の想いの溢れる姿に目を瞠る。
    役者達の演技の秀逸が、
    女性のボーダーでの揺らぎをしっかりと描き出しているから、
    女性のありようが、突飛なものとならず、
    その、所作や表情のひとつずつが、
    理とリアリティを持った狂気の溢れ方として観る側を震撼させて。
    ふた袋の黒いごみ袋が想起させるシーンが(一袋でないのうまい)、
    現実感を醸し、観る側をさらに取り込んでいく。

    ラストの夫のとりつかれ感も、
    現実世界からの踏み出しも、
    そこまでに組みあがった世界にしなやかに担保されて。

    観終わって、恐怖にどこか心を凍らせつつ、
    その先に作りこまれた、
    人の想いの在り様に深く捉われ、
    そちらの印象がより残る。

    従前の作品より、
    刹那の表現の肌触りは軽くなったようにも感じたのですが、
    でも、それは決して作品に内包されるものが薄くなったということではなく、
    新たなベクトルの洗練での賜物なのだと思う。
    作り手の、作劇の切れ味が
    従前にも増して、さらに研がれたようにも感じたことでした。



  • 満足度★★★★★

    これは
    傑作

  • 満足度★★★★

    満足、あるいはスジャータ
    おもしろいけど怖い、怖いけどおもしろい。人間の暗黒面への光の当て方が巧み。

    タイトル「ポジション」は重要なキーワード。

  • 退屈
    外れでした

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