さいごの国の、はじまりの彩(いろ) 公演情報 さいごの国の、はじまりの彩(いろ)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 0.0
1-2件 / 2件中
  • 本音の掛け合い
    ワンドリンク(アルコール有)つき

    まっすぐと向き合って会話する事って綺麗だと思います。

    ネタバレBOX

    高校生である主人公・望海は自分を見てくれない父親、姉と比べる母親、大事な姉を取った義兄、そして念願かなって交際ができたものの友達の策略で不振を抱いてしまった憧れの先輩という周囲の環境に苛立ちが募ってくる。

    ある日そんな環境の中で唯一の理解者である姉・優月と喧嘩をしてしまい、数日後和解もできないまま優月はガンのために亡くなってしまう。家族も優月も望海には彼女のためにガンであることを隠していたのだ。

    望海は自室で自責の念に暮れていると、優月が書いた物語を発見する。
    その物語には一匹のウサギがいて望海に物語の中を案内を行う。

    その物語の中である場所に来ると、どうしても開かない扉が現れる。
    その扉を開くためには色のかけらを集めなければいけず、それらは物語に現れた父親・母親・義理の兄・憧れの先輩によく似た人がそれぞれ持っている。

    ここで色のかけらを譲り受けるために、現実世界の4人とシンクロさせて対話をして心を一人一人通わせるのですが、その構図がお互いに似ていて順番にやっている感を持ってしまったことがが少し残念でした。(物語上のアクシデントは途中で敷いているものの)
    しかし、それぞの場面はしっかりとした言葉でお互いの本音を語っており、影響しあっているので見ごたえがありました。

    ところで物語中の4人はどうしてあんなキャラクターになったのでしょうか?優月にしか見せていない、望海の知らない視点でのキャラクター?それともただの気紛れ?
  • 感傷的だが引き込む思春期版『不思議の国のアリス』だ

    女子高校生の現実を、ファンタジー色が強い空気感で優しく包み込む時間は何とも心地良い。途中、いびき が二人程の観客から劇場に響いたのも、「手のひら」に覆われた結果だろう。この感触は、まさしく女子高校生•篠原望海(光希沙織)の慕ったババちゃん(芹沢結海子)へ通じる 温かさである。


    ドリンクバーで生ビール一杯注文した私は、白い幕とカラフルな段ボールのセットを確認し、場違いを思い知らされた。多くの観客はオレンジジュースやカシス系統のストロー付きドリンクを手にする。ここは野球場ではない。だが、生ビールの充満する紙コップを手にしたことは正解だった。望海を演じた光希の しとやかな姿が「絵本」に終わらせない大人舞台を造ったのだ。

    ネタバレBOX


    「想いを伝える」を、これほどまで肯定した舞台も珍しい。伝えれば絶対に解ってくれる訳ではない。高校の先輩、父親、母親、義理の兄へ「想いを伝える」をリレー形式で順番ごとに繰り返すのも、結末を待つマンネリは否定できない。(暗黒の女王の囁きだと不十分)しかし、この心地良いは電源を入れ続けたマッサージチェアである。「マンネリ力」とでもいえようか…。

    むしろ、感傷的であることを自覚し、それすら包み込もうとしている。

このページのQRコードです。

拡大