どっか行け!クソたいぎい我が人生 公演情報 どっか行け!クソたいぎい我が人生」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • 実演鑑賞

    50代目前の母、大学生の娘、母の弟、弟の妻、母の職場の同僚、の出演者5名で紡がれる会話劇。劇中で用いられる方言は広島弁だそうです。母娘の関係性が物語の大半を占め、とりわけ母の心の闇や独善的な行動が色濃く描かれる。シングルマザーである母、一人娘である娘の共依存……と書けばその通りなのだが、そのこと以上に、現代的なモンスター性をここぞとばかりに発散する母親の狂気が強く印象に残った。戯画的な狂気でも、非日常的な狂気でもなく、マンションの上の階から響く怒号のような、現代人の日常の、すぐそばに潜んでいる狂気のように思えた。

    ネタバレBOX

    個人的な感想としては、あの狂気とリアリティが剥離せず、観客にとって「対岸の火事」にならない見せ方がすごいと思う。素直に母親が怖かった。それは戯曲や演出、そしてもちろん俳優が、効果的に機能していることに他ならない。過干渉すぎる母親と、自由を求めつつも、それを辛抱強く受け止める娘。どちらに感情移入しても息苦しい観劇体験になるだろうし、それも今作の特徴のひとつだと捉えています。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    初演より20分長くなっている。何処を延ばしたのか?

    中国地方の方言、たいぎい=面倒臭え、だりい。
    共依存=関係依存症。互いを必要とするが故、自分を犠牲にしてでも相手に尽くす行為がどんどんエスカレートしていき最終的に破滅を生むことが多い。

    暗い。この暗さこそが今劇団の魅力。舞台は広島。渡辺真起子さん演じる主人公は精肉店で働く49歳。DVを受けて離婚し、娘を女手一つで育てて来た。娘、仲美海さんは大学三年生、21歳。アクセサリー店でバイトしている。近くに住む弟夫婦は松下太亮(たいすけ)氏44歳、岡本唯さん32歳。渡辺真起子さんはスピリチュアルに傾倒しており、常に手元に水を置き、除霊にファブリーズ、パワーストーンの数珠、タロット占い、TVの星座占い···、と運気ばかり気にしている。更にスピリチュアル・セミナーにまた通おうとも。別れた夫が娘を奪いに来る妄想に取り憑かれ、ハサミ、包丁、スタンガンを家のいろんな場所に隠している。

    渡辺真起子さんは浅茅陽子っぽいが時々表情が美空ひばりに見える。
    仲美海さんは熱心なファンが付くタイプ。丁寧な心理描写。
    普通は母の過干渉に苦しむ娘の物語にするが、病んだ母を中心に据えるのが興味深い。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    すぐ近所で殺人事件が起こり、犯人の女は幼馴染。女の弟と一緒に通学していた松下太亮氏も気分が沈む。ある晩、精肉店でバイトしている大学四年生22歳の松尾潤氏を家に連れて来る。松尾潤氏はカメラマンを目指して上京し、叔父のアシスタントになる予定。仲美海さんは「羨ましいな」と感じる。

    仲美海さん「(私のこと)好きなの?」
    松尾潤氏「いや、全然。」
    この場面が好きだった。

    話はイマイチ面白くない。登場人物が足りない気がする。

    愛は支配、愛は隷属。もっと気楽な自由な距離感で互いを尊重し合えたらいいのにね。相手がいないと存在出来ない自我は不完全で弱い。そんなに苦しいのなら愛なんていらない。

    SHERBETS 「愛はいらない」

    愛はいらない 湿度だけで 俺はいいよ Fuck me, Lady
    愛はいらない 湿度だけで 俺はいいよ Fuck me, Lady
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「愛情と共依存の境界」

     ある母娘と周囲の人々の生活を丹念に描き、親子愛と依存感情のままならなさを浮かび上がらせる秀作である。2022年の初演からキャストを入れ替えての再演となった。

    ネタバレBOX

     元夫のDVで離婚した赤木かすみ(渡辺真起子)は、一人娘の初衣(仲美海)を女手ひとつで育ててきた。弟の将太朗(松下太亮)と紗々子(岡本唯)夫婦はやや過保護気味のかすみに折に触れて進言するも、初衣もまた母のことが心配で自分の本心を打ち上げられずにいる。かすみと同じ職場の後輩の柴田(松尾潤)が初衣に東京行きを薦めたことで、かすみの行動は一気にエスカレートしてしまい……

     渡辺は一見ざっくばらんで肝っ玉ではあるが、占いやスピリチュアルなものに依存する弱さを抱え、なかなか子離れできないかすみを丁寧に演じていた。渡辺の動の芝居を仲は終始受け止めるものの、耐えきれなくなり爆発するところが盛り上がって見ものである。2時間近く丁寧に母娘関係を描いた説得力は大きいが、その分暗転と場面転換が多くところどころ集中が途切れる向きもまたあった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    100分予定で125分は長くないですか、だれか直す人はいなかったのかな

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