目で聴いた、あの夏 公演情報 目で聴いた、あの夏」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    ☆☆☆
    以前、大橋ひろえさんのプロフィールを拝見し、是非観てみたいと思っていました。
    金子真美さんのコミカルな動き、西田夏奈子さんの丁寧で優い語りに感銘しました。
    何より一番感動したのは、大多数を占めていた聾唖者たちの手話での喝采で泣きそうでした。

  • 満足度★★★★

    命の繋がり
    聞こえない人にとってのあの日の出来事!というよりもその日を体験した人たちの半生を綴ったステージでした。思い出したくない辛い出来事、いくら聞いても、実際に体験した人とは比べ物にならないと思うし、現在も同じことが起こりうる状況、乱暴な言い方をしてしまうと、核保有国同士が身を以て体験して悲惨さを実感しないと核廃絶にはならないのかと..... あれから70年も経過した今、実体験をされた人たちも少なくなっていますが、今後も伝えていかなければならない出来事に感じました。

  • 満足度★★★★

    不覚
     何故、子供が誕生したことにこれ程感動したのか? 不覚にも! これが偽らざる心情であった。確かに、舞台上で繰り広げられる登場人物の語り所作と、同じ立場の、被爆聾唖者のドキュメンタリーを交互に舞台上に上げて、演出の入ったものを所作と共に、編集の入ったドキュメントを証言音声として同一地平である舞台上に載せたというシンプルだが、靭い演出を褒めるべきかも知れない。然し、自分が得た感覚はそれとも違う。

    ネタバレBOX

     ラストシーンは出産のそれだが、出て来た赤ん坊は、真っ赤な毬の形をしている。それは、1945年8月9日11時2分、長崎上空で爆発したプルトニウム型原爆ファットマンの作り出した鮮血の大陽、その回りを白い雲が竜の如く渦巻いていたあの人工太陽そのものに似ているのではないか、との疑念からだった。母は知っている。祖父、祖母の代から、3代続いて聾唖の家系であり、それが遺伝子の作用であろうことも、また被曝者の末裔であり、被曝が遺伝に悪影響を及ぼしかねない可能性についても、健常者の彼との関係のみならず、彼女が妊娠に気付いて以来、ずっと悩んで来た問題、それが、母になる自分が抱えているこの2つの条件だった。
     だが、彼女は、迷った挙句、生命の持つ未来への力を信じることができ、産むことを決意し、実際に出産したのである。それは、彼女の抱える不安が的中したにせよ、彼女がそれを負って生き続けるという選択でもあった。その決意の凄まじさ、その潔さ、そして未来を選びとった彼女の勇気に、不覚にも感動したのである。

  • 満足度★★★

    なんていうか
    自分のあまり見たことのないようなタイプの公演でした。。 一人の女性の恋愛、結婚、出産を巡るストーリーと、戦時中を生きた複数の女性の手記?の朗読劇と、パフォーマンスの組み合わせ。 朗読劇はただただ重く。 ストーリーは現代的な女性の心の動きなどがリアルにナチュラルに描かれていてとても面白かったです!


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