満足度★★★
確かに人生は覗けたけど・・・
前半は喫茶店に集う人々の人物紹介的な印象が強い。後半は姉弟と、彼らが幼い時期に別れた父の話が大半を占める。増田氏の語る「人情芝居」的色合いを後半で強めようと思ったのか、“おみまめ”まで行き着くのが少し性急すぎた感があり、私には入り込めなかった。ラストの姉弟をスポットで照らす場面もベタすぎて好きになれない。(「わかりやすさ」を追求した結果なのかな?)この物語を支えているのは喫茶店「マーガレット」のママを演じた永井利枝の演技だ。彼女の自然で皆を包み込むような演技がこの「人情芝居」をまるごと体現しているように思えてならない。
満足度★★★★
よかったです
相変わらずの人情味溢れる人間模様。いつも唸らされます。今回は歓楽街が舞台とあって、ちょっとディープな世界も覗けました。どんな形であれ、親が子を思う気持ちには泣かされます。
満足度★★★★
芝居屋
初観劇でしたが、登場人物それぞれの人生が交錯するさま、しっかり覗かせてもらいました! 見えなかったり、これからのエピソードもいくつかありましたが、その辺は次回以降に含みをもたせてるところでしょうかね!? 芝居ながらの展開ではありますが、楽しませてもらいました。
満足度★★★★★
おみまめの謎が解けました
おみまめの謎が解けて良かったです。
今度はマーガレットのママに手相を見てもらいたいです。
権藤さんのお店も気になります。
満足度★★★★
今や絶滅危惧種
おせっかいなおばさん!ほんとにここの劇団の年配の俳優さんたちの自然な演技には感服。特にマーガレットのママさんは、声の強弱や演技のめりはりのつけ方、完璧。娘さんのお墓参りから帰ってきたあたりから涙がとまらず。適度に笑いと涙をちりばめた脚本も見事。細かいことを2、3ネタバレにて。
満足度★★★★★
「マーガレット」の常連になりたい
倶楽部、スナック、おでんや、居酒屋が雑居する金山ビルの1階にある喫茶「マーガレット」の馴染み客は、同じビルで働く倶楽部、スナックのママや従業員、おでんやの女将そしてこのビルの二代目、オーナーなどだ。手相を観るのが上手なマーガレットのママは、ホステス達の恋や行く末の相談にのったり、客の心をケアする達人である。実際、芝居とは分かりながら、こんな店があれば、自分も常連になりたい、と思わせる作りである。
そう錯覚させるだけの内容は、芝居屋ならではの芝居作りにある。来るべき所に適切な科白が置かれ、その内実を各々の演者がしっかり受け止め、内実化した上で、身体化している所は、何時もながら見事と言うしかない。
(追記 5.24)
満足度★★★★
覗いてみたら
みんなの愚痴や悩みを聞いてくれる頼れる喫茶店のママと、そのママを慕って常連客やオーナーが集まる家庭的な感じの空間でした。その喫茶店を舞台に色々な事が起こるのですが、笑ったり驚いたり涙したり。最後は心が温かくなる素敵な作品でした。
満足度★★★★★
やっぱり、涙が出ました。
昭和を匂わせる喫茶店を舞台に相談相手になってくれる世話好きのママ、常連客、ビルのオーナーなど地域社会にすむ人たちが大きな意味で家族をなす。悲しい時は悲しみを分かち合い、うれしい時は皆で喜ぶ、親身になって話し合えるそんな仲間がいれば本当に人生が謳歌できると思う。
現代の世話物を演じ続ける劇団芝居屋の真骨頂である。
やさしい気分になれるとても良い芝居である。