祝祭音楽劇「トゥーランドット」 公演情報 祝祭音楽劇「トゥーランドット」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    音楽弱し
    劇的に豪華でした。いくらかかってるんだろうと思わずにはいられません。
    大階段が自在に動いたときはえぇっーって思い切り驚いてしまった。

    主役の日本語の不自由さ、役者全体のオーラのなさは気になったが、祭りのようで結構楽しみました。

    久石譲には期待しすぎた感。

  • 反省
    およそ10年間で800本近く観劇した中で、ぶっちぎり・ダントツのワースト1ですね、本当に最低・醜悪・クズ作品。数日たった今も、怒りがこみ上げてくる程、こんなものを観に行った自分が情けない・・・反省。思えばテイクフライトも今一、キャンディードもDVD買って半分見てそのまま、宮本亜門との相性最悪なんだから行かなきゃいいんだよ・・・でも早乙女太一見たさに行ってしまった自分・・・反省。その上で・・・・主役は芝居の出来る人にやらせなきゃ何も伝わらないでしょ、安全の為とは言えどセンターのセット裏のスタッフが無防備に見切れてちゃ引くでしょ、客席使えばいいってもんじゃないでしょ、アンサンブル多すぎれば演技温度が下がるでしょ、下手な人に何曲も歌わせたらダメでしょ、キャストがビビッて足元しか見てないセットじゃ無い方がマシでしょ、この状況で初日、幕を開けたなんて、日本の演劇客を馬鹿にしてるでしょ。以上、演出、プロデューサー、私も反省したのだからあなた方も・・・反省。チケットの値段を考えろよ。

  • 満足度★★★

    最低な気分
    新しい劇場なので楽しみにしていたのですが、シアタークリエよりガッカリしました。
    場内飲食禁止なのにロビーが狭い。しかも地下しか飲食スペースが無い。自分もですが、階段の踊り場や通路の隅で立って食事している人が何人もいました。トイレも入り口と出口が別の設定になっていたのですが、表示が分かりにくく出口側から入ってきた人が入り口側にちゃんと並んでいる人よりも先に入ったりしてかなり不愉快な思いをしました。劇場建築のスペース的にきついのかもしれませんが、観客のことをもう少し考えてほしいです。でも何よりムカついたのは、2階最前列S席13500円で機材(ライト等)でステージが見切れて見えなかったことです。「後方のお客様のご迷惑になるので前に乗り出さないでください」って乗り出さないとこっちが見えないっての!

    で、作品ですが、ぶっちゃけ宮本亜門演出ということで左程期待はしていませんでした。なんだかんだ言ってみてはしまうのですが、最近の宮本演出作、自分的にはハズレばっかりだったものですから。期待しなかったのが良かったのか思ったよりは楽しめました。舞台装置も衣装もどこぞの演出家作品で見たようなものばかりで目新しさはありませんでしたが、上手く使っていたとは思います。
    ストーリーは置いといて、キャストは早乙女君となっちに尽きます。特になっちの役は非常に美味しい役で、ハッキリ言ってこっちが主役のほうが感情移入しやすくて面白かったのでは?と思うほどでした。何より可愛いし(笑)。
    アーメイさんは慣れない日本語で歌とセリフを一生懸命やってます感があって、演技の域にまで行っていないような気がしました。楽日までにはもっと慣れて本来の力を発揮してくれればと思います。どうせなら、彼女のセリフと歌だけ中国語のままで字幕いれればよかったのに。慣れない言葉より感情も載せやすかったろうに・・・
    音楽は良かったです。ミュージカルとしてではなく音楽として。役者の一部の歌唱力には?がつきますが。あと音響のせいかもしれないけど最初アンサンブルが何歌ってるか分からなくて悲しかったな。でももしサントラが出たらきっと買ってしまう・・・な。

  • 満足度★★★

    豪華絢爛、華々しい祝祭・・・とはいかず
    張り切って行って参りました、赤坂アクトシアター、こけら落とし初日。
    中村勘三郎を始めとした歌舞伎役者の皆様や唐沢寿明夫妻、、
    TBSレギュラー番組の司会者や、
    アナウンサーら、テレビで見たことあるタレントさんがいっぱいで、
    とっても客席はオーラに満ちてました。
    こういうイベントな雰囲気って、気持ちを高揚させますね。

    新赤坂アクトシアターは、昔のアクトシアターのような、
    プレハブというかトタン小屋ほどではないにしても、
    重厚感というか素材感は薄く、やっぱり「仮設」って感じがしました。
    機能面を重視しているのか、軽くても良い素材が増えてきているのかは、
    わかりませんが、
    いわゆる「劇場」って雰囲気がない。
    最近の四季の劇場にしても、映画館でいうシネコンにしても、
    あぁいう量産型な小屋が増えていって、
    帝劇とか日生のような情緒ある劇場は、もう出来ないのかもしれませんね。
    劇場の雰囲気が、芝居を更に味付けしてくれると思っている身としては
    寂しい限り。

    内容ですが、パっと見は豪華絢爛な感じがするのですが、
    どうも奥に広がらないというか、迫力が薄く、
    オープニングにふさわしい、華々しい祝祭を試みようとしているが、
    今ひとつ空回りしているような・・・。伝わってこないんだよなぁ。
    僕は2階席後方だったから、そうなのかもしれない。
    1階席は劇場中を右往左往した芝居が多かったようなので
    1階席の人は満足度が高いのかも。

    カーテンコールも、あっさりしたもので、
    出演者の挨拶、演出家や製作者の登場、そして役者陣の涙もなく、
    淡々としていた。
    出たがり亜門さえ、挨拶しないって、
    あんまりチームワーク良くないのかなぁ。

    詳細はネタバレに書くとし、
    見所は、個性の強い役者陣の中、ピカピカ光っていた
    早乙女太一。
    初めて見ましたが、男の目から見ても「綺麗な子だなぁ」と思うほど
    色気がある。舞台から遠い席からでも、なまなましさを感じました。
    あと、目立っていたのは、安部なっち。
    頑張って歌ってました。
    主役やスターの座にこだわらず、高橋由美子の席を狙っていけば、
    なっちは大成すると思う。

    ただ、アーメイはダメ。
    これでフェイオンの代役なんて・・・代役は代役ですね。
    カリスマ性もなきゃ歌だって大したことない。
    そもそも美貌がない。垢抜けない演歌歌手みたい。
    母国語が日本語じゃない人、マルシアとか桂ウンスクの
    初舞台の時、
    いづれも、その迫力に腰がひっくり返るほどの衝撃があったんですが、
    アーメイって台詞は棒読みだし、歌も歌詞をなぞるのが
    精一杯って感じで、全く心が入っていません。
    フェイウォンが下りた時点で、適役がいなかったら、方向転換すればいいのに。日本人キャストで十分問題ないと思う。
    アジアの観光客を呼ぶためにキャスティングしたのかなぁ。

    舞台装置は派手だし、出演者数も多く、賑々しく
    退屈はしません。
    いろんな芝居のいいところ、はやりものを取り入れ
    「ごった煮」にした感じ。

    チケット¥13500は高いけど、まぁご祝儀も入れたら、
    こんなもんかなぁ。でも劇場がちゃっちいから、やっぱ高いなぁ。
    でも少なくとも「燻し銀河」の100万倍以上は、楽しめると思います。

    いつものミュージカルの観客とは違い、
    スーツ姿の男性が、とっても多かったのが新鮮でした。
    たまに劇場へ足を運ぶ人には、夢のような時間だったろうなぁ。

    ネタバレBOX

    セットが、逆ピラミッドで、3面の大階段(20段以上)に囲まれていて、
    「オー」っと思います。
    オープニングで、その階段から人が転げ落ちるんです。
    「お~、ヤスの階段落ちか!!!」って期待したら
    5段位で、止まっちゃいました。
    一番下まで、転げ落ちて、
    「獅童さん、かっこいい~」って、やってくれたら面白かったなぁ。

    この大階段が、よく動く。前へ後ろへ右へ左へ、
    分かれたり合体したり。
    これは一見の価値あり。
    あと照明が綺麗。全体に美術が素晴らしい。

    中身はスーパー歌舞伎のミュージカル版です、構造は一緒。
    中国雑技団風の役者が、飛んだり跳ねたり。
    話は、お決まりの筋書きで、型にはまった、驚きのない構成。
    非常にわかりやすい。

    今ひとつ、作品に豪華絢爛さがないのは、
    殆ど衣装替えがないんですよ。
    みんな同じ衣装。
    ブスのアーメイが少し着替えるけど、美しくないから目立たない。
    「キル」と似た様な衣装ですよ。
    妻夫木君がデザインした衣装かと思ったら、ワダエミだった。

    獅童の立ち回りがあって、最後死ぬんだけど、
    これは「浪人街」のときのほうが100倍、迫力があった。
    疲れるから熱演しないのかなぁ。

    岸谷五郎は、思ったほど暑苦しくなく薄口、というか存在感が薄い。
    彼も小劇場出身なだけあって、1500席近い大きな劇場向けの
    芝居が出来ないのかもしれない。
    でも、歌のお勉強をして、これからの商業演劇を背負って
    もらいたい一人です。

    拾い物は、北村有起哉、狂言回し(らしい)ですが、
    以外と歌も上手く、身のこなしも軽い。
    エリザベートでルキーニが出来そう。
    ただ、役どころが最後までわからず、残念。
    謎がありそうで裏がありそうな感じを出しておきながら、結局
    何もわからない。

    しかし、なっちは目立っていた。彼女が主役かと思えるような
    構成です。出番も歌もアーメイより全然多い。

    久石譲の音楽は、凝りすぎて、耳馴染みがしにくい。
    やっぱり彼の音楽は映像に合いやすいんであって、
    ミュージカルとか舞台向きではない。

    名古屋、御園座が大楽。
    格調高い御園座で見たら、また雰囲気が違うかな。
    その頃は、アーメイもお歌が上手になっているかなぁ。

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