満足度★★★
最低な気分
新しい劇場なので楽しみにしていたのですが、シアタークリエよりガッカリしました。
場内飲食禁止なのにロビーが狭い。しかも地下しか飲食スペースが無い。自分もですが、階段の踊り場や通路の隅で立って食事している人が何人もいました。トイレも入り口と出口が別の設定になっていたのですが、表示が分かりにくく出口側から入ってきた人が入り口側にちゃんと並んでいる人よりも先に入ったりしてかなり不愉快な思いをしました。劇場建築のスペース的にきついのかもしれませんが、観客のことをもう少し考えてほしいです。でも何よりムカついたのは、2階最前列S席13500円で機材(ライト等)でステージが見切れて見えなかったことです。「後方のお客様のご迷惑になるので前に乗り出さないでください」って乗り出さないとこっちが見えないっての!
で、作品ですが、ぶっちゃけ宮本亜門演出ということで左程期待はしていませんでした。なんだかんだ言ってみてはしまうのですが、最近の宮本演出作、自分的にはハズレばっかりだったものですから。期待しなかったのが良かったのか思ったよりは楽しめました。舞台装置も衣装もどこぞの演出家作品で見たようなものばかりで目新しさはありませんでしたが、上手く使っていたとは思います。
ストーリーは置いといて、キャストは早乙女君となっちに尽きます。特になっちの役は非常に美味しい役で、ハッキリ言ってこっちが主役のほうが感情移入しやすくて面白かったのでは?と思うほどでした。何より可愛いし(笑)。
アーメイさんは慣れない日本語で歌とセリフを一生懸命やってます感があって、演技の域にまで行っていないような気がしました。楽日までにはもっと慣れて本来の力を発揮してくれればと思います。どうせなら、彼女のセリフと歌だけ中国語のままで字幕いれればよかったのに。慣れない言葉より感情も載せやすかったろうに・・・
音楽は良かったです。ミュージカルとしてではなく音楽として。役者の一部の歌唱力には?がつきますが。あと音響のせいかもしれないけど最初アンサンブルが何歌ってるか分からなくて悲しかったな。でももしサントラが出たらきっと買ってしまう・・・な。