アトミック☆ストーム 公演情報 アトミック☆ストーム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    演出家!
    中屋敷さんは同世代の演出家としては抜きん出た存在なのじゃないかと思う。この作品は素晴らしかった。世代の枠を超えて演出を任せられるという域まで達している演出家だと思いました。

  • 満足度★★★★★

    楽しめた
    流山児と聞くとアングラのイメージがあるが、それが中屋敷の演出と佃典彦の脚本と見事に融合して、非常に心に訴えかけてくるエネルギーが渦巻いている。素晴らしかった。

  • 共感できない
    脚本も演出もひどい。

    ネタバレBOX

    一般の大人がこれを見ていて本当に共感できる部分が果たして存在するだろうか。SF的な展開で原発事故後の日本が描かれるが、寓話としても稚拙で子供じみていて中身は稀薄だ。もしかしたら原発事故後も変化のない日本人に対するアイロニーを表現しているのかもしれないが、全体の作りがあまりに表層的で見ているものに訴えかけてくる要素が乏しい。芝居としても退屈だったが、ミュージカルとしての致命的な欠点は、歌に魅力が全くないということだった。 
  • 満足度★★★

    あと一歩上に
    舞台セット、生演奏の音楽、俳優の歌と演技など、総じて水準の高い舞台だったと思う。小ネタやパロディの切れ味もよい。が、もう一段階上のレベルにいけたはずだという思いがぬぐえない。

    大勢のキャストをダイナミックに動かす中屋敷演出は、円熟の閾に達している。エネルギー全開のまま駆け抜けるのが彼のスタイルなのだと思うが、今回は前半でそのエネルギーに慣れてきてしまって、後半に、それを受け止める観客の方が無感動になってしまった感が否めない。特に後半はプロットが錯綜するのに伴って歌も重ねあわされるので、パワーがシンプルに前に出てこなくなったという面もあるのかもしれない。

    ネタバレBOX

    原発問題を単に時事ネタとしてではなく、神話的なスケールで捉えようとするのは、渡辺源四郎商店「翔べ!原子力ロボむつ」にも通じるスタンスだろう。ただ、神話的な演劇には、単純で強力な構造が必要だと思う。

    勝手に具体的なアイディアをいえば、全キャストを一人二役か三役にして、それぞれ月と地上と地下の世界の存在に対応させるといったやり方が、効果的だったと思う。たとえば地下の子どもたちは、月においては一人一人が暴走へのエネルギーを蓄えた地下の核廃棄物の化身である、というふうに。彼らは現実の存在ではなさそうだし、津波を身体表現する場面もあったわけだから、「地下にひそみ、地上=地球に憧れ、押し寄せるなにか」というふうに、多重的にキャラクター設定することができたはずだ。

    役を兼ねると、役者の総数が少なくなって数の生み出すエネルギーは減衰するかもしれないが、今回感じたのは、どちらかというと、一つ一つのキャラクターに内包されるエネルギーが足りないという不満だった。キャラクターが多すぎて一つ一つが薄まったともいえる。大勢のキャラクターを動かすことでしか描けないものはあるだろうが、ひとりの俳優に現実的次元と神話的次元のキャラクターを重ね合わせるという手法で、その俳優が演じるどちらのキャラクターにも厚みを持たせることが可能だったのではないか。野田秀樹がよくやる手法だが、神話的な物語には非常に有効だし、今回はそれが必要だったと思う。

    技術的な面では、音響設計に不満がある。マイクを通した歌声が、上のスピーカーから聞こえてくるのだ。せっかくの大勢のキャストの迫力ある歌声が、舞台から聞こえてこないのだ。マイクを使うことはかまわないが、声が舞台上から前に向かって聞こえてくるように設計しないと、まるで壮大な口パクのような印象を与える。ぜひ工夫を望みたい。あと、シャム双生児は出すべきじゃなかった。

    上から目線となじられても仕方のない要望を書き連ねてしまった。3.11の演劇的表現は、どうしたって難しい。岡田利規だって柴幸男だってうまくいかなかったと思う。今回のは「正面突破」だが、これが正解に近いのではないか。ポテンシャルを感じればこそ、会場アンケートには書ききれない歯がゆい思いのたけを、こちらに書かせてもらった。
  • 満足度★★★

    サイド席で観劇
    三方囲み席。どこに座っていても役者が客席に降りて来て歌い叫び、時に笑わせ乱舞するサービス精神旺盛な「原発」と「震災」を扱った力強い異色POP(社会派?)ミュージカル。
    震災直後の一部のマスコミ報道による美辞麗句を怒り笑いするかのように、勢いある嵐が舞台に吹き捲くっていた。

    斉藤ネコさんによる地鳴りのようなテーマソングが聞かれるが、曲が聞きやすく覚えやすい詩が痛烈に耳に残る。生演奏による、その曲のオープニングとエンディング場面は風刺的でもあるし迫力あったり。
    衣装の作業着姿の一部分に使われている黄色が照明に映えてにいかにも警告色のような見栄え方。
    女優陣がみんなキレイで歌うまい。
    チラシの写真とは違う、別バージョンのポスターが劇場に掲示してあったが、そちらもカッコ良かった。

    約2時間。30秒休憩(秒!まだ公演開始して間がない時に見たので、今はどうなのかわかりませんがw)あり。

    ネタバレBOX

    見てはいけない物を見た訳ではない。
    現在進行形の今だからこそやる必要がある舞台なのかも。ちょっと気が重くなる部分もあったけど、結末は悲観的にならず希望があると信じた幕切れだったと思う。
    核燃料姿の流山児さん、着ぐるみみたいで笑った。

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