『贋作・五右衛門』 公演情報 『贋作・五右衛門』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    おあがり~♪
    手を伸ばせば届きそうな距離にこんなに美しい人達が存在する。うっとりと溜息が出ました。人魚の歌声とか、魅了の魔法を持っていそうな劇団です。
    衣装がとても良かったです。パンフに衣装の写真を載せたら飛ぶように売れそう。

  • 満足度★★★★

    華やかでした
    それでいて少々ダークで妖しい展開にもドキドキ…
    五右衛門の設定、なるほどなーと感心してしまいました。
    コミカルな演出もちょいちょいあり、楽しく観れました。

    時代劇だけど和装ばかりでなく、アイドル風なふりふりや、わっかドレスみたいのまで…娘役さん達の衣装は可愛くてセンスが良かったです。

  • 満足度★★★★

    凛々し~
    いやー,なんとも見どころの多い楽しい舞台。前公演ではちょっと乗り遅れてしまった感があったんで,今回は気合を入れて^^;かぶりつきに近い席で観劇に臨みました。2時間45分の長丁場だけど,芝居はいろいろと工夫してお楽しみも盛り込んでいるので,飽きることはない。クライマックスは特に絢爛で,もう感心というか感動ものです。役者さんの凛々しさにすっかり嵌まってしまい,実に楽しい観劇時間でした。

  • 満足度★★★★

    おあがり〜!
    入場の際、綺麗な衣装を纏った遊女たちが、「おあがり〜」の吉原言葉で迎える。開演まで彼女たちを見る。飽きない。
    衣装がとても綺麗で本格的、更に照明の妙でその美しさを引き立たされる。
    女性ばかりとは思えないダイナミックな立ち回りかと思いきや女性の美しさを表現する踊り、とても盛りだくさんで楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    キラキラしてます!
    派手です! ぜひ、また観たいと思いました。

  • 満足度★★★★★


    豪華で美しく、そして切ないストーリーでした。ラストシーンの美しさは、今も鮮明に焼きついています。そして切なくて涙が出てきました。色々な愛の形・自分の使命があるんだなぁと思いました。笑いを誘うシーンも沢山あり、衣裳も素敵だし、コテコテの時代劇でもなく、正に幻想的時代劇といった感じでした。本当に美しく素敵な舞台で、大満足でした!未だにラストシーンの余韻が残っています。

  • 満足度★★★★

    宝塚風女一座
    場内係の人が座長と同じくらいキリッとしていました。

    ネタバレBOX

    皇女と狐の神との間に生まれた子が後に五右衛門となるが、狐の神に憑依され、不死の狐の怨念がこれ以上世に影響を及ぼさないようにと、策を練って義賊仲間とともに相果てる話。

    宝塚風でもあり、宝塚では絶対扱わないようなボーイズ・ラブもありました。

    怪我で降板した役者さんの代わりに、4回の練習で完璧に代役をこなした役者さんがいてなんて聞かされるとグッと来てしまいました。
  • 満足度★★★★★

    独自の美学
    こんな妖しくて美しくて悲しい五右衛門見たことありません。

    ネタバレBOX

    男役の和服+厚底ブーツも独自の世界観を構成するオリジナリティの一部。
  • 満足度★★★★★

    絢爛華麗
     10分の休憩を挟んで2時間45分程の作品だが、シナリオも飽きさせない内容であり、華麗で細部にも気を使った舞台表現も見所である。左大臣が、お歯黒をしている点などを見ても、時代考証をきちんとし、風情のある舞台にしている様子が窺えよう。時に、紗幕を利用して幻想的な雰囲気を出すなど、演出、照明、音響なども気が利いており、花吹雪の使い方も効果的である。また、海の擬音を態々、犬役(はち)の女優が、舞台上で演じて観せるなど、ちゃめっけも健在、キャスティングも良い。女性たちの美しさ、可愛らしさに酔い給え。(追記2013.8.31)

    ネタバレBOX

     王国を安んじ確固たるものにする為、女王は神を契りを結ぶ。懐妊した彼女は、仮面を被った神の素顔を見たいと望む。神は最初拒むが、真実を知ることから愛は育まれる、と詰め寄られ、素顔を曝すが、そこに現れたのは獣の顔であった。女王は「自分は獣と交わったのか、化け物よ、失せよ」と叫ぶ。この言に激怒した神は、王国が呪われ、生まれる子によって塗炭の苦しみを嘗め、滅びに至るよう呪いを掛ける。
     だが、女王もしたたかであった。和合した者が持てば神の命すら断つことのできる剣も、占いの力を持つ宝珠も己の手にあったからである。それに引き換え、神は祠に祭られ、そこから動くことはできない。
     時満ちて、女王は神との間の子を産んだ。だが、自らと王国に仇を為すと考え、子を殺そうとする。然し、彼女の妹がこれを憐れみ、宝剣と共に王子を連れ、何処ともなく姿を隠した。そして、子に生えていた狐の尾を切り人間の子として育てた。25年が経って、子は美しい青年に育った。その上、仲間と徒党を組み、自らは石川 五右衛門と名乗って、時の左大臣が、女王から拝領した黄金の扇を盗むと予告した上見事盗んで見せる。而も、その時の出で立ちは太夫のそれ、見事な美しさで大臣の心を掴んでしまった。
     然し、次に五右衛門立ちが狙ったのは、宝剣。何処に在るとも知れぬその宝の情報を得る為に、五右衛門自身が王宮に入り探索を開始したが、其処で、父である神に肉体を乗っ取られてしまう。無論、神は己の無念を晴らす為に息子の体を乗っ取り、女王並びに王国に仇を為そうとしたのである。五右衛門の肉体を乗っ取った神は、出雲の国からやって来た姫が、五右衛門の朋輩の美しさに惹かれていることを利用して手なずけ、もう一人の王子を遅効性の毒を盛って殺害。その罪を五右衛門一党にきせ、あまつさえ、五右衛門の配下であり、恋する女と一緒になり子を設けて幸せ一杯のわたるに五右衛門を名乗らせ、わざと捕まって刑に処せられるように仕組み、子供迄殺してしまう。わたるには、絞首だと偽情報を流したばかりでなく、仕掛けを施して逃れることができるようにしてあると誤魔化してもいたが、実際には、釜茹で刑にして殺してしまう。
     一方、左大臣は、独自に王子殺害の調査をしており、出雲の姫が怪しいと証拠の品を持ち出して追い詰める。刹那に宿った神は、その毒を、王子に与えた薬なのだから飲めと迫り姫を殺害。更に、女王を追い詰めてこれも殺してしまう。そこへ母を心配して側近と共にやってきた王女一行と対峙するが、側近、将軍らは、神通力に手が出ず、殊に側近は、神通力によって己の刀で己を足を切らされてしまう。
     ところで、宝刀を探す為に放っていた密使もその在りかを突き止め、宝は手に入った。然し、神を殺す為には神と和合した者がその宝刀を用いなければならない。五右衛門と神は一体化しているので、五右衛門と朋輩が和合した上で朋輩が己の命を断つと共に神の命、即ち五右衛門の命を断つならば、結果として神は死ぬ。彼ら2人は、この計画を成巧させる為に和合し終には神と決闘することになる。神は、傷を負ってもすぐさま回復してしまうので、殺すには、宝刀を用いるにしても致命傷を与えなければならない。その為には、朋輩も同時に死ななければならない。彼らは、だが、終にそれを為す。神は、神通力を持ち、而も永遠に生き続ける存在だが、愛されなければ、寂しさだけを抱えて永遠を生きなければならぬ。だが、和合した者の用いる宝剣によって命を奪われることによって漸く永劫の孤独地獄から解放されるに至った。

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