プルーフ/証明(谷 演出ver.) 公演情報 プルーフ/証明(谷 演出ver.)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    素晴らしかった
    最初、感情のシンクロ率が少し合ってないかなと思っていたが、ラストには全く気にならずと言うか、もう凄かったになっていた。非常に素晴らしかったです。
    しかし、舞台後方にあった奈落、まさか舞台上にある小道具とかを入れるとは。別な意味で凄かったなあ。

  • 満足度★★★★★

    あっという間の150分
    初めての小劇場だったのですが、迫力に圧倒されてあっという間の150分でした。終わった時は、えっちょっとまだ観ていたいのに!!と呆然としたくらいで(笑)
    鑑賞後はいろんな感情が頭の中をぐるぐる回っていまだに整理しきれない不思議な感覚です。
    4人がとても魅力的で素敵でした。
    全部のver.、そして前回の本公演ver.も観たかったなぁ・・・。

    鑑賞後に谷さんと百花さんに握手していただきました。ありがとうございました。小劇場って素敵すぎる!!!

    ネタバレBOX

    湖へ散歩・・・のくだりで父親っこの私は涙腺崩壊。出産で里帰りした際に一緒に湖で散歩したことを思い出してしまって・・・(そんな個人的なことはどうでもいいですね。)
    キャサリンがひたすら可愛くて、哀しくて、愛しかった。そして姉のクレアの複雑な感情の奥底にあふれる妹への愛情、ハルの不器用で人間くさいところ、ロバートの変人ながらもキャサリンへの溢れる愛情。愛があふれて観終わった後に心が温かくなりました。4人の俳優さんが本当に素敵で。特に笑顔からの切れる演技の迫力。圧倒されました。

    あと音楽!外国の物語に川本真琴!?と驚きましたがキャサリンのキャラクターにぴったりはまってました。他も選曲がpopで素敵でした。舞台そばの席に座っていたのでちょっと爆音が辛かったです。

    同じ谷さん演出の「ストレンジ・フルーツ」の東京楽を観た後に拝見させていただいたのですが、キャサリンはカナあるいはモリシタに、クレアは美晴に重ねながら観てました(モリシタと美晴のエピソードが好き)。
    キャサリンに感情移入しつつもクレアの嫉妬と愛情が渦巻く複雑な感情に共感してしまいます。
    (以前の公演では小栗さんがハル役だったのですね!観たかった~!!)

    初めての小劇場がこの作品で良かった。ダルカラ、絶対また観に来ます!
  • 満足度★★★★★

    ぜいたくな時間
    心象風景を写し出すような舞台美術、爆音と洗練された動きで興奮しっぱなしの二時間半。身も心も委ねて楽しめるぜいたくな時間でした、なんて幸せなんだ。キャサリン役の百花さんの魂を削るような熱演は見ていてほれぼれする。もともとこのキャストのために書かれた作品かと感じるくらい4役ともばっちりはまりきっていて圧巻。別演出、別キャストでもう1回見れるなんて、なんて幸せな企画なんだろう。

    ネタバレBOX

    数学者という生き方の何て孤独な事か。誰も証明していない世界の一部を、明らかに出来る人は一握りの天才で生涯自分の生活の大部分を捧げても年齢に反比例して能力は落ちていく。そして、天才が明らかにした世界はトップランナーであるほど、周囲には誰も味方も理解者もいないのだ。

    物語は初見だったしあらすじも知らなかったので、一幕最後の「私が書いたの」には息を飲んだし、二幕終盤の父親がノートを読み上げる瞬間は、父親もキャサリンもどちらが狂人でどちらが天才かはわからずドキドキしながらも、泣きながら読み上げられた意味を成さない文字の悲しさは、ぐっと胸に染み入りました。ただ認めて欲しかったキャサリンが、ラストで椅子一つしかない閑散とした舞台で救われる瞬間はすごく静かで簡素に見えるけれど、すごい美しいなぁと思いました。人間て良いなぁ。そう思ってPLAYNOTEの「当パンごあいさつに代えて」読むと感じるものも大きい。本当にダルカラの人達は日々闘ってるなぁ。
  • 満足度★★★★★

    中田さん素敵
    久しぶりに谷さんの作品を観劇。とても濃密な空間で4人の役者さんの熱演が見事でしたが、中でも中田さんが素晴らしかった。
    出てくるとどうしても目がいってしまう。目が離せない。お茶目な部分も素敵でした。
    セットの使い方も良かった。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    谷賢一演出という芝居は見つけ次第予約、見に行っているんですが、これは全く気がつかなかった。手塚さんのFBを見て慌てて予約をしました。
    結構長い芝居だったような気もしますが、そんなことを思わせないたたみかけるような迫力あるあっという間の芝居でした。
    このハイクオリティな芝居が4年前にあったというのが、私にとって驚きです。
    前回の演出とどの辺が変わったのか興味もありますが、今回は対決バージョンということ、別演出の回も是非みてみたいです。
    しかし、役者全員見事にはまっていたと思います。今年見た芝居で一番の印象を植え付けられてしまいました。ストレンジフルーツも見て、満足したのですが、やっぱり大きな劇場では役者の「熱気」が薄れるって感じなのかもしれません。

  • 20130525
    (^・ェ・^)おもしろかった!

  • 満足度★★★★★

    とても良い。
    ミニマルな構造の会話劇で、とても好きなタイプの作品でした。

    役者の演技は勿論、美術の使い方や転換の仕方など、とても丁寧に演出がなされていて、その辺もとてもよかった。

    百花亜希さんの演技もとてもよかったです。

    元田暁子さん演出バージョンも拝見することにしました!

    ネタバレBOX

    役者への演出は勿論、
    美術を演出と絡めて使うやり方や、
    音楽の切り替わりで、場面転換をする手法など、
    とても計算されていて、無駄がなく、しかも丁寧。素晴らしかった。

    役者の演技も素晴らしかった。特に百花亜希さん。

    物語もとても良かった。
    『プルーフ/証明』という表題が、単に数学の「証明」の問題を扱っているからだとばかり思っていたら、最後の最後で、実は、「どうやっても証明できないものに関しては、信じることしかできない」ということが見えてくる。うなった。
    ラストが大団円になる前に、急に切断されて終わるのもよかった。

    ただ、、、というほどのことではないのだけれど、
    改めて翻訳モノの難しさも感じた。
    設定などを日本に寄せると、脚本の意味が変わってしまうし、
    外国の設定のままやると、日本人が外国人を演じている違和感はやはり残ってしまう。見た目だけではなくて、演技も含めて。
    だから、やはりその点は、最初ちょっとひっかかったけれど、、、他にやりようもないから、しょうがないのだと思う。設定を日本に寄せることはできない脚本だから。

    元田暁子さんの演出も期待しています!
  • 満足度★★★

    父さん…酸素欠乏症にかかって…
    中田顕史郎が支えるというよりは引っ張っていた。
    そんな初日でしたな。
    谷賢一の芝居久しぶりに観たけど、何だか停滞してる?

  • 満足度★★★

    良質な戯曲
    噂に聞いたプルーフ初見。展開も会話もすごく面白い。

    ネタバレBOX

    選曲や場面転換がなんだかちぐはぐな印象で、一幕はぼんやり観てしまった。二幕は最初の親子の会話が素晴らしく、一気に入り込めた。
    ただ、キャサリン役の女優さんが、常に感情的なのが若干気になった。
    演出の(もしくは戯曲の)指定なのか、天才故のある種の面倒な面、というのは勿論あるのだろうけど、「数学者(天才的に数学の才能がある人物)」という設定が腑に落ち辛かった。
  • 満足度★★★

    うーん・・・
    主演の百花亜希さんはじめ魅力的な役者さんたちの丁々発止に痺れた150分。
    13日に参加させていただいたワークインプログレスに比べて、「こう膨らませたのか!」ってな楽しさもあり。

    ただ、なんかこう、目の前に広がる演劇空間が面白かっただけに、物語それ自体にイマイチ乗れなかったり惹かれなかったりピンと来なかったりだったのが・・・。
    あと座った席のせいか、大事な部分のお芝居が何箇所か死角に入ってしまってて見えなかったのも残念。

    しかしまあ、「アレ」をあんな乱暴な扱い方して壊れないもんなんだろうか・・・^^;

  • 満足度★★★★★

    証明
    おもしろかったです。
    役者の力が はじけていました。

    ネタバレBOX

    いきなり鳴る爆音に、気をつけてくださいと、観に行かれる方
  • 満足度★★★

    proof
    何度観ても面白い戯曲です。キャストが変われば関係性も変わるので、退屈もせず。

    ネタバレBOX

    谷さんがサンモールスタジオで上演した時も客席中央通路を出ハケに使ってました。爆音が鳴るのも同じですが、選曲が全然違いました。下手奥の穴は今回が初めて。
  • 何カラードポップ?
    「演出:谷賢一」って事は、普段通りにDULL-COLORED POPなんじゃないかと事前に想像していた。でも今回は「演出だけ」。普段なら彼が演出の他に担っている製作総指揮を、今回は団員がこなしている。つまりは稽古場を何処にするとか何回やるとか、スタッフを誰にするとか、小屋入りしてからの動きのプランニングも団員が決めている訳で。作風は確かに谷色が濃い。でも、何かが違った。これは可能性を生む、価値ある違い。

    過去に上演されたこの演目を何度も観ているので、話は分かっている。でも先を考えずに新鮮な気持ちでいられた。先よりも今、目の前の出来事を観ていられたからだろう。求心力とでも言うか。

    ネタバレBOX

    初日とはいえ役者とテーブル・イスとの接触が多々あって、ふと場当たり・ゲネがどれだけ出来ていたのか気になった。もしや舞台監督がいないのでは?と思ってパンフレットのスタッフクレジットを確認したら、やはり記載がない。そういう事だったのか?

    過去の上演バージョンと演出意図が変わっているところがふんだんにある中、結構リスキーに思えたのは冒頭。初見の観客であれば物語を理解する為に一番集中したいこの部分で、あえてしばらくBGMを流しっぱなしにして役者の演技で感情的に強くスイッチが入る所でカットアウト。で、父・ロバートが既に死んでいる事が明らかになる。聞こえにくい分もっと役者の台詞を注意深く聞こうと意識を増していた観客にとってはビックリ度合いが増す展開になるが、聞こえにくくて集中を欠いた観客にとっては『え?あ、そうなの?』くらいになる危険性があったと思う。こここそ役者の求心力が試される部分か。

    あの空間が屋外である事。これにどの段階で気付くかによって、想像で埋めるべく見える風景を定めるタイミングが変わってくる。過去にも観た上で、今回はこれを気付かせる事がこれまでよりも微力だった印象。

    父ロバートのめちゃくちゃな証明内容について、これまでと違う視点を持てた。これまでは廃人になって意味不明なめちゃくちゃなものとしか思えなかったものの、今回は意味があった様に思えた。気が触れて尚、彼の中には学生達との思い出や家族と過ごした季節の体感が残っていてその結晶があの証明内容。つまりは彼の人生。重度の認知症患者が常軌を逸した行動を取る様になってもふと思い入れのある記憶を垣間見せる瞬間みたいに。

    今回の劇中曲の選定は誰が行ったのだろう? 正直、今まで観た谷作品の中では群を抜いてダサかった。
  • 満足度★★★★

    惹きつけられました
    招待券を戴き、初めて公演を拝見しました。あまり偉そうなことは言えませんが、別Ver.も見てみたいかな。。。今度は自腹で伺いますよ。

    (劇場までの途中道に迷ってしまって、開演に間に合わなかったのだけがちょっと残念でした。)

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