フランス映画のよう
物語がどうのこうのというより、空間の美しさ、台詞の美しさ、洗練された演出に時間が1時間45分があっという間だった。まるでフランス映画のよう。
満足度★★★★
神社にかがり火がよく似合う
明確な時代設定はないが、南北朝とか吉野と熊野、楠木正成等の言葉が入る。馴染みのある節回し、演芸、大地に息づいた芝居だった。
アイアンマン亨さんのラストも凄い、覗いて見るより中で見た方が迫力増。 椿組らしいダイナミックな野外劇。約1時間50分。
満足度★★★★
芸能の血
なんと言っても、野外劇はそれだけである種の興奮がある。
野外劇であることも含めて、かつての河原乞食が行った芸能とは、本来こういうものだったのだろうなと思いながら拝見した。(この作品の中にもそういう芸能一座が出てくるので。)
もはや形式化され、高尚なもとして崇められている能や歌舞伎などよりも、このような芝居こそ、日本の伝統芸能と呼ぶべきなのではないか。
物語としては、、、中上健次が外波山文明に書いた戯曲であり、中上唯一の戯曲らしいが、、、それほど魅力を感じなかった。
だが、それは戯曲のせいかどうかはわからない。
野外劇ということで、全体の雰囲気で酔わされたし、群集的な演出には惹きつけられたが、個々の演技にグッと気持ちを持って行かれることはなかったから。
満足度★★★★★
土の上の芝居
椿組、花園神社、野外劇と聞けばもう夏の風物詩、芝居の原点である。
ここ数年、土の上で上演される芝居のエネルギーに圧倒されたくて通っているが
今年は中上健次唯一の戯曲であり、火が不可欠な芝居ということで楽しみにしていた。
凝ったセットもなく花園神社のゆるい起伏を活かした地の舞台スペースが
奥行きのある山深い峠を見事に再現している。
土の上では、役者の素の力が足元から立ち上がるようで本当に魅了される。
満足度★★★★★
噂には聞いていましたが……
「椿組花園神社野外劇」を初めて観劇しました。噂に違わぬ「テント芝居&アングラ感」最高でした。ガキの頃、地方巡業して来たテント芝居(唐の「赤テント」や68/71「黒テント」、究竟頂の「銀色テント」とか……)についていこうか、どうしようか、なんて本気で悩んでいたことを思い出しました。いいなあ、テント芝居…… 俺を攫って欲しいなぁ。。
俺的には、超お勧めです。
満足度★★★
初日
野外劇は雰囲気が最高!
石田えりさん、山本亨さん、流石の演技。
色々なテーマがあり1時間45分では消化しきれませんでした。
中上健次が生きていたら、もっと深く掘り下げていたのではないだろうか。
ラストは驚愕!