かなかぬち 公演情報 椿組「かなかぬち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    芸能の血
    なんと言っても、野外劇はそれだけである種の興奮がある。

    野外劇であることも含めて、かつての河原乞食が行った芸能とは、本来こういうものだったのだろうなと思いながら拝見した。(この作品の中にもそういう芸能一座が出てくるので。)
    もはや形式化され、高尚なもとして崇められている能や歌舞伎などよりも、このような芝居こそ、日本の伝統芸能と呼ぶべきなのではないか。

    物語としては、、、中上健次が外波山文明に書いた戯曲であり、中上唯一の戯曲らしいが、、、それほど魅力を感じなかった。
    だが、それは戯曲のせいかどうかはわからない。
    野外劇ということで、全体の雰囲気で酔わされたし、群集的な演出には惹きつけられたが、個々の演技にグッと気持ちを持って行かれることはなかったから。

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    2013/07/18 10:38

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