公演情報
「社会の柱」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/02/11 (水) 14:00
新国立劇場演劇研修所 第19期生修了公演 『社会の柱』
イプセンの Wikipediaには代表作 8作品が挙げられているがその中に入っていない『社会の柱』、しかしこの作品は新国立劇場演劇研修所 第19期生の修了公演に相応しい作品だった。重厚さが求められる戯曲でそれに応えた12人の修了生の皆さんが素晴らしかった。この期に高校演劇からの繋がりがある中島一茶氏が居られる。主役の在り様が敵役的でそのカウンター パートの役が中島一茶氏だった。彼の持つ雰囲気がこの役にドンピシャ!いや、皆さんがそれぞれの役にドンピシャなんです。イプセンの 1877年の初演作品とのことで、あて書きした訳はないのだけど 笑。皆さんの名前を一人づつ挙げてゆきたいのだけど、皆さんが良かった。
舞台美術の造形が素晴らしい。衣装も素晴らしい。
普遍性があり、現代性を持つ戯曲で、最後はそう来るかという展開で感動を覚える。良い修了公演だった。12人の修了生に祝福と賛辞を!
実演鑑賞
満足度★★★
ノルウェーの小さな港町。町の名士である造船業の実業家カルステン・ベルニック(﨑山新大氏)。妻のベッティー(向井里穂子さん)、13歳の息子オーラフ(千田碧さん)。彼は進んでいた鉄道敷設計画を去年中止させたのだが実は密かに自分達で別の鉄道計画を進めている。
15年前、町に旅芸人の一座がやって来た。座長の女房は美しい花形女優。ベッティーの弟であるヨーハン(中島一茶氏)と不倫関係になり、怒った座長は妻と娘を置いて去って行った。更にヨーハンはカルステン・ベルニックの母親の金庫から大金を盗み一人でアメリカに逃げ出した。その後を追って父親違いの姉であるローナ(辻坂優宇さん)もアメリカへ。静かな田舎町を揺るがす大スキャンダル。残された座長の女房は一年後病死。カルステン・ベルニックは娘のディーナ(野仲咲智花さん)を引き取り屋敷で育てた。
そして突如、ローナとヨーハンが15年振りにこの町に帰って来る。彼等の企みは一体何なのか?
「うううひゃあああああ」と常に怯え悲鳴を上げ続ける菊川斗希氏がMVP。ベッティーの従兄弟ヒルマール役。
主人公カルステン・ベルニック役、﨑山新大(しんた)氏はちょっと綾部祐二っぽい。
もう一人の主人公である不意の来訪者ローナ役は辻坂優宇さん。
修道士のような度を越した倫理観を強要する教師レールルン役は井神崚太氏。谷原章介っぽい。
ヒロイン的役回りディーナ役は野仲咲智花さん。適役。
こんな機会でもないとイプセンなんか観ないので面白かった。
是非観に行って頂きたい。