ヂャスヴュラ 公演情報 ヂャスヴュラ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/14 (土) 13:00

    会場が広くなったぶん客演をたくさん呼ぶのかと思ってたら、コアなメンバーだけの上演。なのにスカスカ感がないのはさすが。歌がさらに強力に。

    強いてマイナス面を探すとすれば、背もたれのある椅子に深く座っちゃうと、役者が客席後方から登場した時に、後ろに振り向きづらいことかなあ(要するに私の側の問題です)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    千穐楽観劇。
    面白い。井の中の蛙が外の世界を覗いてみれば、そこは仁慈どころか残酷なところだった という寓話。外という未知の世界での冒険が始まる。それを おぼんろ らしいファンタジーとして描く。本作も物語性は勿論、照明・音響/音楽といった技術、舞台美術の演出が素晴らしい。特に可動する櫓状の造作をフルに動かし情景を豊かに紡ぐ。舞台全体が亀甲ひび割れ模様、それは美しくも惨い証。照明は夜空を照らす月であり 星々である。井戸の中を照らす月明り、その4分58秒間が愛おしい。

    本多劇場での全ステージ 投げ銭公演。上演前と後、場内至る所で語り部(出演者)が参加者(観客)と談笑し、一緒に写真を撮って和気藹々と触れ合っている。投げ銭公演といってもいつもと同じ。いつの間にか参加者は おぼんろ の世界へ誘われ、その雰囲気に陶酔していく。この同化・没入感が おぼんろ の魅力!
    (上演時間2時間15分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、大小形の違う櫓状の造作が2~3、それらを人力で動かし組み合わせや向きを変えることで情景に変化をつける。天井には逆さにした傘が吊るされ、降水を待っているよう。この島にはめったに雨が降らず、日照りで大地がひび割れている。逃げ場のない島という設定が妙。

    井戸の中にいる蛙の3兄弟、イモリに外の世界の様子を聞き 憧れている。いつか外へ出てみたいと願い跳躍を重ねていた。念願かなって外へ出てみれば、そこは雨が降らず乾ききって殺伐としていた。人間は絶滅し 小動物の多くは奇形。人間が遺した建物は廃墟、そこに梟とヤドカリ。梟は片羽を痛め飛べず、仲間のように他の地へ行くことが出来ない。翻って この島にいることに意味があるのではないか と自己肯定する。島にいる小動物に水を与え、雨乞いの儀式も行っている。蛙3兄弟も梟の手助けとして雨乞いをする。そして黒い雲から雨が降るが…。

    人間が遺した施設は放射能に汚染され、小動物に配水しているのも汚染水。たとえ汚染水でも水がなければ生きられない、奇形になっても生き長らえるか死ぬか という究極の選択を迫られている。梟は汚染水と知りつつ配水を続け、長男 蛙はそのことを糾弾し小動物たちに真実を告げる。その結果 小動物たちは梟を詰り信じなくなり、蛙3兄弟もバラバラになる。おぼんろ らしい弱き物(本作では蛙)の観点から、今の社会を批判的に見詰める。それは大上段からの理屈ではなく、あくまでファンタジーとして見せつつ、参加者に考えさせる。ラスト、前方客席まで広がるスモークマシンは まるで雲海の中、環境も精神も浄化されるような清々しさ。

    井戸の中に月明かりが照らされるのは4分58秒、その光を愛おしむ様に体を少しずつ傾ける。狭いが兄弟仲良く平穏に暮らしていた日々、しかし未知への好奇心によって過酷な運命へ。そのドラマチックな展開が参加者の関心を刺激し語り部と一緒に旅へ、そんな一体(没入)感が おぼんろ公演の魅力。今の時代、2.5次元で魅せることも出来るであろうが、敢えてキャスト・スタッフ総動員で舞台美術を動かす。そこにも表立たない一体感を見るようだ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    おぼんろは、劇場を異空間にすることに関してはピカイチのところで。
    観に行くと、人が人を呼んでくれるってのをまっすぐに訴えてくる団体で。
    とうとう本多劇場に来ました。
    そして、本多劇場で完全投げ銭をやってしまう純粋さ。

    いつも本当に凝った、そして大胆な美術で劇場が異空間になるんですが。
    さすがに本多だといつものやりかたは無理かなって思っていて、いざ劇場に入ると、
    悪くはないけど、何か物足りないなって。

    今回は照明と可動でした。
    色とりどりの光、劇場の天まで高くかけのぼる。
    終盤はスモークが前方の客席まで溢れます。
    後方席だったので、これらが存分に楽しめました。美しかった。
    後ろから俯瞰すると、前方のフラットゾーンの客席も美術の一部。雨ごいにつどった動物たちに感じられた。

    2時間超え、中盤くらいまでは、にぎやかで楽しいシーン。数々の歌。
    終盤は、信じてた夢が裏返り、惨い現実。喪失。
    おとぎ話としては、重厚で。でも、最後は一縷の再生の希望か。
    自分が観たおぼんろの中でも、一番、深みを感じた。

    小さいハコだと良いものなのに、ステージが大きくなると微妙に感じる団体もあるのだけど、
    おぼんろは杞憂でした。いや、むしろ、さらに大きなステージでって思える器がある団体だなって。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/15 (日) 11:00

    カエル三兄弟の冒険ファンタジー→過酷な現実を知る→でもがんばるんだ!→
    そうはいかないダークな衝撃…。
    みたいな展開に観ている私もぶんぶん振り回されて楽しいやら切ないやら。
    月の光や夜空の星など、照明の繊細な美しさが印象的。
    腹に響く声量と歌声に圧倒された2時間15分。

    ネタバレBOX

    深い井戸の底で暮らすカエル三兄弟。
    ジャンプしても外へは出られず、イモリに食べ物を運んでもらっている。
    イモリが語る外の世界をどうしても見たい彼らは、努力の末ついに憧れの広い世界へ飛び出す…。

    夢に見た外の世界はイモリの話とはかけ離れた過酷な環境だった。
    その原因を作ったのは愚かな人間どもだ。
    汚染された飲み水、雨乞いの末に降る汚染された雨、ここで暮らす動物たちには奇形が多い。
    絶望の果ての切ない嘘に、カエル三兄弟も翻弄されバラバラになってしまう。
    そして最後に、ひとりになった長男カエルが立ち上がる…。

    塩崎こうせい氏と井俣太良氏、さすがの声量が素晴らしく台詞が身体にぶつかってくるよう。
    物語の曲がり角ごとにきっちり台詞が届いてメリハリがつく。
    わかばやしめぐみさんの鍛えられた声と歌が説得力を持って響く。
    巧くなったなあ、と感動してしまう。

    のどかなファンタジーから現実の過酷さ、嘘と絶望へとなだれ込んでいく展開は
    おぼんろの真骨頂だ。
    そこからの再生の物語が、険しい道のりであることを示唆するように、結果は観客に委ねられる。
    きっと大丈夫、という希望を孕んで。

    ちょっと気になったのはセットのぐらつき。
    あの世界の足元の不安定さを表わしたのかもしれないけれど
    出演者が登っていくときハラハラしたのはおばさんの余計な心配か。
    もう少し効果的かつ安定した場転も可能なのではないかと思った。

    最後に根性をふり絞るヘタレ長男と、弁士も健在のさひがしジュンペイさんは
    二面性とギャップの大きさがいつも素晴らしい。
    高橋倫平さんは痛々しい場面が似合う(?)
    善悪どちらを演じても、あの切ない表情は共感を呼んで絶品だ。
    末原拓馬さんが紡ぐ“絶望と希望の振り子”が、いつもながらドラマチック。
    変わらない素朴さと世界観が、おぼんろの進化する表現をけん引する。

    “本多で投げ銭”といういい度胸に拍手!
    どうか黒字になって「投げ銭の方が収入が増えるな」という前例を作って欲しい。
    あー、楽しかった、出演者の皆さん、本当にありがとう!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    何度か観劇したことがあるが、現実とはかけ離れた世界観を見せてくれるおぼんろ。今回本多劇場を6名、それも投げ銭なのになぜあんなにも壮大な物語が語られるのか不思議な位本当に凄い舞台でした。皆歌が上手いがとりわけわかばやしさんのホーホメッグの声量と声に魅了されました!

  • 実演鑑賞

    照明も素敵でした。
    階段席から見ると舞台の床も見えて、前方席からとはまた違った楽しみがあります。

    ネタバレBOX

    劇場を駆け巡るヂャスヴュラ 、カエルの兄弟を乗せて天をかけるヂャスヴュラ 。
    井戸の底から見上げる月がすごく良くて、兄弟たちと一緒に見上げている気持ちになりました。
  • 実演鑑賞

    稽古場開錠(平たく言えば稽古場見学?)と言うのに参加した私は、冒頭「どうした?ザビギジン!タミッケル!!何があった?」と言う気分でした・・・

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    別にこれまで避けていたつもりはないのに、多分今回がおぼんろ初観劇。達者な役者陣によって紡がれる寓話的な「物語」。それが刺さったかと言われると、ん?と思うところもあるのだが、最後まで楽しませてもらった。

    ネタバレBOX

    終盤のアレ、最前列の人とか大変そう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    何年かぶりの朧さん観劇です
    前は真夏の葛西だったかなー
    マグロ漁船「第五福竜丸」とかも
    次いでに見たりしたなぁ
    観客は女性が とても多い2.5次元芝居みたい
    とか感じました
    何かしら変わったのかなーと思ってたら
    安定のダークファンタジーでした
    このテイストでファンを増やしてきたんだね
    っておじさん思ったデス
    全席指定の2時間15分の作品で
    観劇料金は 全公演投げ銭システムです
    黒字になってね♪

    ネタバレBOX

    開演前にはファンサービスでキャストさん
    客席に出てきて撮影とか色々とやってました
    開演前後は舞台等撮影OKですと

    開演前に黄金の鍵を観客の一人に渡して
    作中の呼びかけで鍵を使う時渡してね♪

    お話は とある島での出来事で
    その島では人間たちが遺跡を残して去り
    島の動物達も異形のものが多く
    長命のモノも少ないと
    島の井戸の底で3匹のカエルの兄弟が
    イモリに食などを助けられ暮らしていましたが
    ある時3匹は外に出たいと井戸の壁を登って
    世界を見るのでしたが
    そこは話に聞いていた楽園ではなく
    ひたすら乾燥してる不毛の大地でした
    出てきた3匹は3本角のカブトムシに襲われ
    何とか逃げて弁士さんに解説されつつ
    本作タイトルの横断幕を先の鍵で開いて
    本編スタートです
    3匹のカエルの兄弟が進む島での出来事で
    島の謎が暴かれて運命に翻弄され
    3兄弟の行く末はーという話です

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