満足度★★
ちょっとがっかりしました(涙)
DVDで映画を観て予習したのが良くなかったのか、家族3人でがっかりして帰ってきました。
とても大切なシーンがカットされていたり、芝居はまったりし過ぎて「誰か台詞忘れた?」というような異様な間が多々あり・・・。
歌もダンスも下手じゃないけど普通すぎて。
私は初観劇でしたので「こんなものなのか」と思いましたが、10年以上前に観劇したことのある夫は「昔はもっと良かった」と言っていましたし、映画に感動し楽しみにしていた娘も「頭痛い」と不機嫌に・・・。
観劇料が高いだけに、期待度も大きいのです。
でも、子供達は皆一生懸命やっていたと思うので、星を1つプラスしておきました。
辛口でごめんなさい。
満足度★★★★★
ミュージカル『アニー』は,ものすごく楽天的だ。
英語のTomorrowが,『アニー』には良く出て来る。このとき,このTomorrowは,古語の朝を意味するmorrowへ向かう,つまり「朝」に向かうという意味もある。これは,マクベスでもそうなる。ひとつのTomorrowが,「明日」という意味と「朝」という意味があるのだ。
ミュージカル『アニー』は,ものすごく楽天的だ。マイナス思考をやめよう!つねに,笑顔で暮らそう。そういうメッセージだ。たしかに,人生でしあわせな人は,いやな思い出はなるべく忘れ,楽しい時をたくさん思い浮かべることができる人かもしれない。
1978年,ミュージカル『アニー』は,東宝により日生劇場で初演された。宝塚の愛田まちが,主役のアニーを演じる。1986年には,アントニオ猪木と倍賞美津子夫妻の娘が,アニーをやっている。スポンサーの明治生命が撤退を決めたとき,存続が一時危ぶまれたが,丸美屋食品によってなんとか継続した。
出演者のオーディションは毎年行われる。毎年違う出演者で公演されているのが特徴といえる。子役キャストは,毎年9000名を超える応募者の中から書類選考・オーディションで選ばれた28名だけが出演できる。ということは,競争率はすごいことになる。
ゴールデンウィーク期間に東京公演(青山劇場),夏休み期間に地方公演(大阪・名古屋に加え,年替わりで地方都市1ヶ所または2ヶ所)が開催されている。また,クリスマスシーズンにはコンサート形式の公演も開催されている。
1996年放送のNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』で双子のヒロインの一人・香子役を務めた岩崎ひろみは,1989年にこのアニーをやっていた。山尾志桜里は,菅野志桜里の時代にやっぱり,アニーをやっている。この人は,東大の法学部から,衆議院議員になっている。最近では,近貞冬奈が,名前を朝倉ふゆなに変え,劇団14歳で活躍していた。
CDで購入して毎日聴いているが,これって,大阪弁ではないのかしら。ふと思いました。どうして。なんでやねん。
満足度★★★★
ミュージカル『アニー』を観た。
ミュージカル『アニー』を観た。
これほど有名で,これほど子どもたちが好きなミュージカルはないだろう。一番の見どころは,犬のサンデーの演技かもしれない。主役のアニーを射止めた子どもが悩むのは,この犬のサンデーとしっかり友達になれるかどうか,という。映画版では,サンデーは,アニーの食べ物を盗んだり,アニーに怒られて戻したり忙しい。さらに,名場面は,自分の犬であるなら,名をつげ,その名で浮浪犬を呼び寄せなさいという警官とのシーンだろう。
アニーには,アニーが,二週間だけあずかられた富豪の歓迎で,ブロードウェイにつれていってもらうところがあって,これが意外と楽しい。かんじんのアニーは,観客席ごと舞台そでに消えていく。そこで始まるのが,タップダンスである。タップダンスというものは,私はそんなにすごいものだと思っていなかった。見る機会がないわけではないが,『アニー』ショーはもの凄い。
さて,このミュージカルもよくある,希望のないおじさんと,かわいい少女の接近である。たとえば,レ・ミゼラブルの主人公も孤児コゼットをあずかるし,赤毛のアンでも,マシューは,妻はいるがアンに夢中になり慰められる。一番,おそろしいのは,オペラ座の怪人で,育てた少女を完全に束縛しようとする。さがせば,結構多いのかもしれない。
これも,たった一度しか観ていないので,いろいろな発見ができていない。しかし,『アニー』という作品は,毎年メンバーを総入れ替えして,実に見事に公演を継続している珍しい例らしい。過去には,何度かスポンサーそのものが丸ごとかわってしまうという。それでも,筋もしっかりとして,一気に楽しめる。何をおいても,ものごとを楽天的に考えて,乗り越えようという思想である。