遠津川の両雄 公演情報 遠津川の両雄」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/03/22 (日) 17:00

     中世大和の奥また奥、吉野の山を行き越えて、人馬通えぬ遠津川(とほつかわ)。
     秘境も断崖、田畑無し、天智天武の戦より、千年数えし免租の地。
     雲海彼方の霊場を、変えぬ傑物、変える傑物という感じで、CoRichに載っていたあらすじが頭に入ってきづらい内容だったが、実際に観てみたら、勝手に私がイメージしていた怪奇幻想的要素が色濃い時代劇演劇と言う感じか思っていたら、良い意味で違って裏切られた。
     信貴維綱(シギコレツナ)と北広時(キタヒロトキ)の2人は幼馴染で、今は遠津川の指導者と信貴(シギ)の妻の礼子(ライシ)と、信貴(シギ)、北(キタ)の幼馴染の慧(ケイ)を中心とした、アクション少なめ、但し、多少の怪奇要素ありの、ドラマ要素強めの、時に笑いあり、緊迫感に満ち溢れた作品で、そのバランスが良かった。
     性格も目指す方向性も全然違うものの、幼馴染の信貴(シギ)と北(キタ)の2人が、段段と考え方の違いが決定的になり、遠津川とその近辺の平和を守る為、北(キタ)とそれに結果的に付いて行った者たちとを討つという難しい決断というか、覚悟を決める信貴(シギ)という風なドラマ重視で、変えようのない宿命の要素にも重きを置き、ハラハラドキドキで、最後は誰の得にもならないような終わり方になっていく悲劇的で、痛快とは程遠い、重くのしかかってくるような劇に、考えさせられた。

     1時代劇演劇と言うだけに留まらず、世界各国で戦争や紛争が勃発し、日本やアメリカ、欧州でもポピュリズムや排外主義が蔓延りと言った不穏な時代において、今回の劇の中では、信貴(シギ)も北(キタ)もお互いの主義主張を一切捻じ曲げず、遂には最終的に戦わねばいけない状況に追い込まれるまでを丁寧に描いており、意外と国レベルの戦争や紛争等も、こう言った些細な意見の相違等の積み重ねで、取り返しの付かない悲劇に発展することも多々あるのではないかと(最もそうでない場合もあるだろうが)、取り返しの付かない争いに至る過程が丁寧に描かれており、分かり易くて、且つ自分とは全然違う意見の人がいても、完全に突っぱねたり、自分の意見が正しいと押し通すのではなく、話し合いを繰り返し、理解し合おうと努めていくことの大切さを改め思わされた。

     また、時代劇演劇だが、従来の時代劇演劇と違って殺陣に重きを置き過ぎていないのが、新鮮だった。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    演者が良くて舞台セットが良くて、良い時間が過ごせました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    いいとか悪いとかでなく、自分の気持ちは譲れない。秘境での内ゲバ時代劇、なかなかに考えさせられました。前回の公演よりも分かりやすかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    歴史に「もし」 や「仮に」といったことがあったらと思わせる、事実と虚構の境界線にある物語。その想像させるところが舞台らしくて面白い。タイトル「遠津川」は現在の奈良県にある十津川、そして両雄とは そこに居る郷士(下層武士)の指導者2人。時は戦国時代、その時代を生きる2人の考え方、生き様--鉾/盾といった関係を描いている。内容は、内輪揉めや矛盾とも違う、謂わば矜持のようなもの。

    少しネタバレするが、物語の中に出てくる「擬死再生(ギシサイセイ)」という台詞 これが肝。初めて聞く言葉で 当日パンフには「山岳信仰や修験道において山や霊地を他界と見なし、そこを巡歴する厳しい修行を通じて、一度死んでから新たに生まれ変わるという概念や宗教的行い」とある。客席の中段まで傾斜した花道を設えているが、これによって山深さ 古(山)道を表しているよう。公演は、小劇場にもかかわらず 客席数を減らした花道で分かり易く、小道具や衣裳(和装)等のディテールに拘り 丁寧に観せるところが魅力。ただ 殺陣が窮屈に観えたのが惜しい。
    (上演時間1時間45分 休憩なし)追記予定

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    客席中央に花道があり、その横の席に座っていたので演者さんが近い近い!時々村人気分も味わえて楽しかった。
    肝心のストーリーは故郷を守るために攻めて戦うか、現状温存か・・・どちらも欲ではなく大切だからこそというのか切なかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    シアター711に入ってまずはびっくりです。シアター711で何度も観劇していますがシアター711に花道を見たのははじめてかも…です。シアター711もここまで改築というか改造できるんですね… お隣のザ・スズナリさんは劇団によっては劇的にビフォア・アフター並みに変わりますが… さて、舞台がはじまって速攻でびっくりでした。意外なところから役者さんが登場して「えっ?どこから声がするかと思ったらそこですか…」でした。とにかくいろいろ演出が凝っていてすごいなーと思いました。衣装も小物もすごいお金かけているな…と思いました。お坊さん役の人、この舞台のためにスキンヘッドにされたのでしょうか… あと、ちょっと気になったことがあったのですが、舞台の最中5−6回暗転シーンがあるのですが、暗転の時間が長かったり間延びしちゃってるところもありそのときに眠気に襲われちゃったかな…と。意外と暗転って観ている側に眠気を引き起こすので。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    時代劇っす
    タイトルの遠津川に住む兄弟を中心に
    戦となるかも という状況を
    詰め込んだ作品
    小道具とかしっかりされてて
    見応えあったケド
    ちょい劇場が小さく思えたかしらね
    作品雰囲気の作り上げは
    巧みだったと感心しきり

    ネタバレBOX

    だって客席中央に花道作って
    下手には木を模した台まで設置して
    殺陣として大きく刀を振り回せないに
    頑張ってたのが凄いと感じました

    話としては
    山の民である遠津川に
    海の民の方がちょっかいをかけ
    小さな 諍いから大きな戦へと
    転じる事になるのを憂いた弟が
    戦の率先となる兄を切ると決意し
    兄弟対決がクライマックスのメインと
    なりのです
    和尚や周囲の方々の
    色々な人間模様が描かれ
    なかなかに 見応えのある
    戦国 芝居となっておりました

    最初は食料を奪いに来て
    怪我人が出て憂う話が
    続いて 死人が出るとこまでになり
    怒りを感じた兄が徒党を組んで
    廃城に座し戦をしようという発想を持ち
    賛同者が出てくるのですが
    これがそのまま続いていくと
    大きな流れとなり本格的な戦となる事を
    憂いた弟が兄を含めた20人程度の死亡と
    村里全体で百人単位での死亡を秤にかけ
    兄を討つ事を決めるのでした
    互いの思想のぶつかり合い 等が
    怨恨 ではなく里の未来を憂えた
    行動の結果 自分の信念という処を
    うまく見せていたなと感じた作品でした
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    20年前から温められてた作品の舞台です

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

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