4人の被疑者 公演情報 4人の被疑者」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    異色作ながら傑作
    ヨロタミ的には異色作ながら傑作。
    タイトルにもなっている被疑者4人を見せて概要を仄めかすと共にスライドする壁と椅子・卓によって様々な場を表現できることを示す冒頭の四場(留置場2つ、取調室、面会ブース)で既にガッチリ引き込まれ、以降は各事件がどう繋がっているかで引き付けられっ放し。
    終盤に多少の無理はあったものの「芝居のウソ」の範囲内だし、それよりも練り上げた全体の内容が良いし、満足。
    すべての発端であるところのものも◎。
    カルト教団内部のシーンに笑いがあったのはコメディを得意とする劇団の性であろうが、うまくバランスが取れていたようにも思う。

  • 満足度★★★

    う~ん
    なんだろう・・・個人的にはテンポをもう少しはやくしてほしかったです。

  • 満足度★★★★

    面白かったですよ
    確かに面白かったですよ。一見無関係な4つのドラマが一つの物語にまとまっていき,よく考えられているとは思います。芝居を飽きさせないで引き込むものもありましたし,舞台設定や演技も出来ており,全くもって問題のない舞台です。でも,途中で結末が読めちゃったんだよね。最後の最後まで驚かせてほしい部分がちょっと心残りです。でも,初見の劇団で,しかもこれはヨロタミではなくヨロ闇?らしい?裏の顔とのこと。となれば,今度は,らしい公演を観に行きましょう。普段はどんな芝居をするんだろう?次回公演を期待します。

  • 満足度★★★★★

    よかったです
    オーム事件、いじめ、薬物、虐待など現代の問題を網羅していてとても良いお芝居でした。
    4人の被疑者のつながりがどうなってるのかと興味をもってみられました。

  • 満足度★★★

    役者には好感持てたが・・・
    4人の被疑者の背景説明部分が長くて・・・。すいません、眠気が出ちゃって大切な場面を見逃してしまったようです。なんか盛り込みすぎかなって思いました。サスペンスタッチの早い展開を勝手に想像していたので、ちょっと期待はずれだったかも。でも役者さんの演技は皆さんしっかりしていて好感持てました。

    ネタバレBOX

    北川弁護士、ヴェルファイアを演じた作・演出の坂本直季さんの登場するコメディタッチのシーンはセンスを感じて好きでした。この劇団はコメディが観てみたいです。またセットはシンプルながらとても効果的でした。
  • 満足度★★★★

    四つの点が
    最初はひとつの事件に四人の被疑者がいる話かと思っていたら、それぞれ別の事件の被疑者で

    ネタバレBOX

    殺された男を中心にそれぞれの事件が繋がっていくストーリー、見応えがありました。セットの展開もいい感じでした。ただ最初の留置場か拘置所のシーンで被疑者の接点や仕掛けがあってもよかったように思いました。
  • 満足度★★★★

    関係性
    最初は全然関係にないように見えた4事件が、徐々にひとつに繋がっていく構成はグー。

    ネタバレBOX

    この一連の事件、高校時代のイジメにさかのぼるので、見ている側がもっとやりきれない気持ちになって暗い気分で帰宅するようなインパクトがあれば、もっとよかったかなあ。

    イジメに始まり、振り込め詐欺、ヤクの密売、児童ポルノに手を染める男の人でなしっぷりが大熱演。
  • 満足度★★★★

    構造はしっかり
    物語の構造には、
    観る側を納得させる組みあがりがありました。

    切り口も悪くはなかったと思います。

    ただ、歯ごたえはあるのですが、
    そこに効かせる出汁がもう少し欲しいかも。

    概念で理解したものが、
    観る側の感覚とそのままに重なるような
    もうひと工夫が欲しく思いました。

    ネタバレBOX

    旨い作劇だとは思いました。

    舞台美術が機能的で、
    シーンの歩みがもたつくことなく、
    場が滲まずにすっと入ってくる。
    物語の構造がうまく観る側に開かれて、
    その顛末が心地良く開けてくる。

    ただ、そのメソッドに乗ってやってくるものが、
    どこか平板でうまくその世界に浸りこめない部分があって。
    破綻はないし、隠す部分と開示する部分が
    シーンによってうまく作られているとは思うのです。
    また、いろんな遊び心も機能はしていると思う。

    でも、それが観る側の実感にどこかなじまないというか、
    すっとその感覚に染められない。
    結末の合理性に対して抗弁する気持ちはないのですが、
    でも、そこにロールの想いの色が
    うまく広がっていかない部分があって。

    最後に主となる母子の想いなど、
    役者の頑張りが、物語の設定のなかで
    どこか空回りしているような感じがする。

    作家に物語を組み上げる才能を感じるだけに、
    その、不思議な浅さがよけい心に残ってしまって。

    完成度も低くはないのに、
    終盤にもう一歩が欲しくなるような
    淡白さを持った作品でありました


  • 満足度★★★

    お初は“いつもの”
    初めての劇団で“らしくない作品やっちゃいましょうよ企画!”は少々引っかかったけど、縁あって観劇。全体的に上手いとは思いますが、やはり初見は“いつもの”でいくべきであったと反省してます。

  • 満足度★★★

    もっとゴタゴタして欲しい
    芝居見物に何を期待しているかで、この舞台の評価は違ってくるんでしょうね。

    劇場では、もっと役者の力が試される演劇的な場面を観たいです。

    ネタバレBOX

    冒頭から被疑者になる人達が4人それっぽく登場。
    すぐに刑事とか警官みたいな人たちが出てきて、逮捕、連行。

    どうして捕まったの?
    どうしてそんなことになったの?

    暗転を挟んで順番にひとつずつ、状況説明的なシーンが続く。

    その説明が丁寧、というか長い。
    その時点でちょっぴり飽きてたかも。ゴメンナサイ。


    丁寧な状況説明に比べて、その後の展開はあっけない。

    結構すぐに刑事がどっかの組織に潜入して、結構呆気無く謎解きが終わり。
    殺人事件の犯人も、そんなに苦労もなく逮捕。
    そんなにジタバタせずに、すっきり終わりました。

    やっと状況説明が終わって、ジタバタ、ごたごたする一番観たい部分がこれから始まるのかと期待してたら、そういうのはなくて、すぐに収束へ。

    飛行機が滑走路を飛び立ったと思ったら、すぐに着陸態勢に入ったような。


    殺された人。松沢だったかな。殺されて当然。そう思えるぐらいいやな人。
    子供を虐待して。
    そういう虐待の扇情的な場面も、刺激が強すぎてあんまり好きじゃなかった。

    それがないと物語が成立しなくなっちゃうのかもしれないけど。
    でもそういう場面がないと成り立たない舞台ってのも、どうかなあと。


    最後にいじめに加担した男が、地面に突っ伏して号泣してました。
    でも唐突な感じで違和感が。
    それも登場人物のすったもんだが途中になくて、情緒的な部分が抜け落ちてしまっているからなのでは。

  • 満足度★★★

    アンバランス
    社会派の内容でシリアスに行くのかなと思ったら、新興宗教団体のシーンからコメディになったように感じられました。
    シリアスとコメディのバランスが良かったり、ギャップが面白さを増すなら混合してても全然気にならないのですが、アンバランスさに気持ちがひいていってしまいました。
    それでも、4人の事件が絡んでいく様相は面白かったです。

  • 満足度★★★★

    ミドル英二さんと
    ほぼ同じ印象を受けました。中盤まではとてもよかったと思います。

    ネタバレBOX

    この手のお話でカルト集団というのはとても便利な存在だなと感じました。カルト集団が癌ということで前半からのいろんな伏線というか構成要素があっけなくまとめられちゃったなという印象です。
    普段はコメディ系なんですかね。今回もこの内容で笑いはしっかりとっていたので本来得意としているジャンルのお芝居も見たくなりました
  • 満足度★★★★★

    結構好きなタイプです。
    オススメですよ~

    すごく!面白かったです。一見、関係のないような事件と被疑者が、話が進むにつれて繋がっていく様子がゾクゾクしました。巧妙に練られた脚本を、実力派の役者陣がしっかり具現化しており、非常に見事な仕上がりでした。
    演技面では、初日のためか、セリフが入りきっていなかったり、大道具の不具合もありましたが、上演を重ねるにつれ解消されていくものと思います。

  • 満足度★★★★

    緊迫感
     一見、何の関係も無いように思われた四人の被疑者は、舞台進行と共に、徐々に互いの関連が明かされて行くが、持って行き方が非常に巧みである。

    ネタバレBOX

     オーム真理教事件を匂わすグループに入信した加納 蘭、中学時代以来、根性焼きなどの苛めに遭い続ける倉田 慎司、非合法ドラッグ所持などで逮捕された古谷野 裕子は娘を殺したと供述している。振り込め詐欺の仲間との容疑を掛けられた冤罪の斉藤 実などの要素を絡めながら、事件の進行の背後に常に、隠れた背景を暗示するような、暗い緊張感を醸し出して2時間強の上演時間は、全く長さを感じさせない。
     これは、DV、児童虐待、チャイルドポルノ、ドラッグ、苛めなど悪のデパート、松澤 武史の犯罪行為が、序々に明かされてゆくからである。無論、教団の動き、冤罪を構成してゆく我が国の検察、警察の問題点も浮き彫りにしてゆく。無論、仕掛けはこれ以上にあるが、これから観に行く方の為に、これ以上は明かさない。緊張感のある舞台である。
  • 満足度★★★★★

    スリリングな2時間!
    社会問題も取り入れた東野圭吾風サスペンスの逸品。疑って悪いけど、ほんとに全部オリジナルなんだよね?素晴らしい。以下、何を書いてもネタバレなので。。

    ネタバレBOX

    最初は何の関係もなく見えた4つの事件が、4本の糸が撚り合わさっていくようにひとつになっていく見せ方、さりげないヒントの出し方、小劇場で久々にわくわくした。ひとつだけ、振込詐欺で捕まった斉藤の件だけは、ちょっと無理、ありえないかなって感じだけど、それでも全体を損なうものではなかった。最後は涙。でも松澤殺してくれてありがとう!って言いたくなっちゃったよ。Good Job!
  • 無題604(13-029)
    19:00の回(曇)。18:33会場着、受付は1階、すでに始まっていて済ませてから5階へ。入口でパンフをいただき中へ、劇場備付の椅子とは別に最前列にパイプ椅子(9脚)。殺風景…寒々としたセット。むき出しのコンクリート壁のような暗い色。19:01前説(男性3人)、白いシャツ、ネクタイなし、スラックス、ベルト…明るい話し方。19:05音が聴こえてきます、雑踏、僅かな話し声、車…暗転〜21:06終演。こちらは初めて。総勢21名でしょうか、大所帯で「事件もの」が4話並行。さっぱりした舞台。どっぷりシリアスな展開という作風ではないことを差し引いても、ちょっと…、という部分が(私には)多かったようです。

    ネタバレBOX

    人間の「業」のようなもが感じられないのは重い内容にしたくなかったからだろうか。「用語」が正確かどうかはわからないけど、要所はおさえてあるんだと思いながら観劇、ここは「拘置所?」。

    最初、状況説明が長いと感じ、「新興宗教」のところでは、これはパロディをやりたいのか/それとも設定を借りただけで別の意図があったのか…、どうも前者にみえてしまい、それで、ちょっと、と感じました。サリン事件は95年3月で、昔のことじゃないし。総武線で真っ白服の3人組と乗り合わせたことがあったけど…そうだったんだろうなー。この「軽さ」はどこから来るのだろう。



    もしかすると、ドラマ的なお話と割り切ってしまえばよかったのかも。「ご都合」も話の展開上かまわないこともあるだろうけど...相当中途半端、取り調べも通り一遍...
  • 満足度★★★★

    起・承・小転・結
    事件の進展、真剣に見入りました。

    ネタバレBOX

    大きく括ればイジメ問題から発展した事件、四人の被疑者、更には児童ポルノで捕まった若者も含めて事件が見事に繋がりました。

    少しずつ事件が繋がっていく様は心地良かったのですが、ただ、事件解決の根幹をなす内なるコスモス(小宇宙)の会のシーンは、教祖の母親が登場するなりいきなりインチキを暴露して信者に謝罪するというあまりもあっけない内部崩壊の展開にガクッと拍子抜けしてしまいました。

    刑事や弁護士の活躍など無くても事件は解決したやんと思いましたが、その後の生々しい過去の根性焼きの実態を語り合うシーンで再び引き締まりました。

    ところで、コンクリート模様の背景は可動式で、牢屋になったり、壁になったり、文字を映したり、前後の境目になったりしてとても効果的でした。
  • 満足度★★★

    シリアスですね、
    楽しいシーンも随所にありますが、・・文科省推奨の舞台みたいな♫

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