公演情報
「鵺が疾る(ぬえがはしる)」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2026/02/20 (金) 19:00
パラドックス定数の野木さん作とのことで期待がありました。
この時代のことをよくわかっている人にとっては面白いんだろう。
登場人物が多く、表面的にも理解できず、シーンが多すぎてついていけなかった。最後の方にやっとパズルが解けたような…。
実演鑑賞
満足度★★★
ガチガチ硬派。それでいてつまらなくないのが凄い。遊びや色恋、笑いや活劇などは全くない。ただ時代の流れと共に人々の考えや関係性が変化していく様を静かに描写するのみ。そこに浮かび上がるのが戦後最大のフィクサー、『児玉誉士夫 BEGINS』。
山﨑秀樹氏が顔を客席に見せた時、「児玉誉士夫だ」と思った。
阿片王・里見甫(はじめ)は石母田(いしもだ)史朗氏。イメージと違って立派な紳士。坂本龍一が演じた甘粕正彦のような。
その秘書に市橋恵さん。物凄い目付き。(男装の麗人、梅村淳だろう)。
陸軍大佐・石原莞爾に桜木信介氏。(楠本実隆〈さねたか〉大佐と混ぜている)。
関東軍は金が必要だった。何をするにも金がいる。一々大蔵省を通していたら一向に話は進まない。自分達で自由に使える資金、阿片に手を付けた。芥子を栽培し阿片に精製し市場で売り捌き現金に変えるシステム。無尽蔵に自ら金を稼ぐ夢の軍隊。だがそう上手くはいかなかった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
この時代の上海の歴史に興味があったので下知識を持って観ることができました。激動の時代、自分たちの意思とはなぜか違った方向に動いて行く歴史。それは複数の意思がぶつかる結果、ビリヤードの玉やボーリングのピンのように思わぬ方向に飛んで行くような。100年前はそうだったんだ、今は違うけど、と言い切れない現代にも通じるものがあると感じます。
はなしの展開が速くかつ登場人物に関する知識がないとややわかりにくいのかもしれませんが、一つ一つを理解しなくても世の中が動く時はこうなるんだ、のように観るのがいいかなと感じました~
実演鑑賞
満足度★★★
支那事変当時の状況に興味がなければ何のことやらの芝居。そういう意味で事前知識というか予習が必要とされる。劇中の会話の雰囲気は悪くない。でもどこか気怠い。女優2人が良い。アヘンの煙に巻かれるような変わった作品。
実演鑑賞
満足度★★★★
実在した二人のフィクサーがモデルになっていて、史実からフィクションを巧みに創造・構成していくこの作家の作劇術はさすが。きな臭い展開は近代史好きにはたまらない題材であるが、この作家の特徴とも言える登場人物間の複雑な関係やストーリー構成はかなり難しく、特に今回は短い場面が連なってどんどん話が展開していく感じだったので、観劇中は筋を追うのに必死にならざるを得なかった。ある程度歴史的事実を知っていると登場人物の台詞や行動の意味が捉えやすくなるが、その点では観る者に対する要求レベルが高い作品か。観終わってから、歴史をネットで調べたりしながら各場面をゆっくり思い出し、「ああ、あの場面はこういうことだったのか」とわかってあらためて芝居を味わうことになる。2回観れば、2回目は物語や演技・演出を真に楽しめると思われる。史実としては2人のフィクサーは戦後は生き方が対照的になるが、その伏線が劇中に張られていたり、各登場人物たちの風貌がそれぞれのモデルに似ているのは興味深い。青年座による上演であるが、作家自身の劇団とはまた異なる雰囲気があり、徹頭徹尾シリアスな芝居の中にカラッとしたスマートさのようなものがあった。