フレネミーがころんだ 公演情報 フレネミーがころんだ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    女性ならではの視点?
    面白うてやがて恐ろしきとでも言うべきか、大いに笑いながらも地雷源を歩いているようで気が休まらない(笑)。
    アフタートークでも話題になったが男にはない世界かも?
    また、暗転もない一瞬での場転や幕切れの潔さ等も鮮やか。

  • 満足度★★★★★

    お料理教室が舞台
    友達であるかのように振舞うが実は友達でなかったり、小馬鹿にするが、それでも離れられない、そんな話を料理教室を舞台に展開する。
    軽妙で思わず微笑んでしまう内容であった。

    パラドックス定数の西原さんが、昔かたぎの日本料理の先生を演じている姿は、コメディアンそのもの。

    とても楽しい芝居でした。

    でも、しょうが焼きって、日本食?

  • 満足度★★★★

    マカロン
    面白い。

    ネタバレBOX

    小さなキッチンスタジオにフレネミーがやってきて…。

    諏訪(岩崎純子)…スタジオの要。
    音田(松浦英市)…8日目でオーナーになる。いずみ(奥村香里)の彼氏。
    いずみ…素人にしてはお菓子作りが上手い。
    砂土(西原誠吾)…日本料理担当。職人気質で人気ない。
    王(アホマイルド クニ)…中華料理担当。酒飲みながら料理する坊主。
    真島(匁山剛志)…イタリアン担当。イケメン。
    野中(長谷部洋子)…フレネミーの正体に気づく。
    奈部(西岡知美)…トリッキーなバツイチ。包丁で怪我した。
    株川(西本泰輔)…スタジオで婚活する独身。米が好き。
    波多野(河村美沙)…小佐井(梶原真理子)をいじるのが好き。
    小佐井…波多野とフレネミーの間で困惑する。
    七林(佑木つぐみ)…真島に恋する女。
    朝霧(澤田育子)…フレネミー。

    笑えた。テンポもいい。キャラのバランスもいい。シーンシーンの見せ方もいい。
    引っ越してきたという朝霧が、徐々にスタジオに混乱をもたらす流れもジワジワといいスピードだった。演じた澤田の大きな瞳と、パッツン黒髪、スタイリッシュな妖女雰囲気が、マッチしてた。

    野中やいずみが感づき、諏訪と朝霧の一騎打ちって展開。かなりあっさりとしてたけども、舞台の空気にあってた。もうひと波乱あってもいいけど。んで、オチ(これから頑張るぞってとこにビル解体の知らせ)もあっさり。ライトにブラックな空気を楽しめた。

    砂土や王の濃いキャラが笑いを誘う。ベタにも見えるが上手かった。
    諏訪の悩んだりイライラしてる感も悪くない。ドカンとインパクトのあるシーンが観たかったけど。
  • 満足度★★★★

    うまいっ!
    なんとも痛快なシリアスコメディ。こんなひとホントにいるよなー、と思いながら楽しませてもらいました。上演時間もちょうどいい感じ。

  • 満足度★★★★

    「フレネミーがころんだ」か?
    肩の力を抜いて理屈抜きに楽しめる作品でした。上映時間もちょうどいいです。

    ネタバレBOX

    配役の妙というのはこういうことをいうんだろうな、という感じ。皆さん、ズッポリ嵌ってました。特に朝霧夏生を演じた澤田育子さん。イヤー、怖いわ。エネミーなのがミエミエのフレネミーですね。それから砂土原稔を演じた西原誠吾さん。日本料理の板前の頑固さがよく出てた。(でも作る料理が鯖の味噌煮だったり、豚のしょうが焼きなんですね。どちらかというと和食ですね。)個人的には波多野さんにやられる小佐井さんを応援していたのだが、途中登場シーンがなくて最後になって逆にやり返していてホッとした。でもって痛快度高めか、といわれると中ぐらいでしょうか。だって朝霧さんは全然応えてないし、きっとまたどこかで同じことと繰り返すでしょ。揺本いずみさんも、あの押しの強い性格は変わらないだろうし。それから黒川さんの作るキャラクターは「オッホ」時代に比べると確かに変わった気がする。失礼ながら、あの頃は全体的にどんよりとした印象でした。正直、今のほうが好きです。次回作が楽しみになりました。    
  • 満足度★★★

    気軽なコメディ
    俳優の皆さんは、もう信じられないほど上手。
    気軽に笑いながら観ることができました。

    ネタバレBOX

    フレネミーね。
    フレンド(友達)とエネミー(敵)を組み合わせた造語ですか。
    友達のような顔をして、敵のような行動をとる人?
    何が楽しいのか、親切そうな顔をして、人を困らせて喜ぶ。

    そんな女が街に引っ越してきて、地元の料理教室なんかにもやってきて、それまで平和に仲良くやってきた生徒(主婦)たちや講師やスタッフの間に、亀裂を生じさせていく。

    最後にスタッフの一人と、フレネミーの女が対決。フレネミーは去っていく。

    でも物語としては物足りなかった。
    このフレネミーによって傷つけられ、とっ散らかった人間関係の問題が、どんな風に収束していくのかしら。
    劇が進むにつれて、ぼくの興味と期待はその一点に集中していったのですが。
    でもかる~く裏切られた感じ。
    フレネミーとスタッフ女性との対決もあっけなかった。
    でもそれ以上に、あっけなかったのは。
    フレネミーが一人去っただけで、人間関係があんなにまた単純に元に戻るものなの?

    フレネミーが残した人間関係の亀裂が修復されるには、もう一悶着必要なのでは。
    そこをどんな風に見せてくれるんだろうとワクワクしながら観てたのに。
    まったくなかったのでびっくり。残念。
  • 満足度★★★★★

    いつまでも観ていたい
    料理教室の地元向けの学校が舞台で、とても新鮮な題材でした。
    地元住民の人間関係、講師、料理教室のオーナーのユーモアたっぷりの個性が活きていました。
    次々に起こるエピソードが楽しくて、夢中で見ていました。どんどんエピソードが起こっていつまでも楽しんでいたい気持ちにさせてくれる芝居でした、

  • 満足度★★★

    よく出来た小品な感じを受けました
    人間関係とキャラのつくりと演じられ方が上手だった、
    また舞台美術が綺麗でしたわ(^^)。

    なんか盛り上がると良かった気がするが、
    作品のコンセプトとしては、これがベストだったんだろうなぁと思った。
    時間も1時間20分だったし(開演時間は遅れたね)。

    こーゆーつくりができるのなら、
    そこそこ長時間の喜怒哀楽の振幅の大きい作品もみたいかな?
    って思いました。

  • 満足度★★★★

    それぞれの
    キャラにみんな妙にリアリティがあって面白かったです! 日本社会?女社会?の縮図を垣間見たような気がしました。笑。 ただ、もうちょっと全体的なストーリーみたいなものがあるともっと完成度が高くなるかなという気もしました。。スイマセン。。



  • 満足度★★★★★

    爽やか
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    他人の不幸は蜜の味…、正にこのことだけを楽しむために既存の人間関係の中に小石を投げ込む女性が入会して、翻弄された料理教室の話。

    先生方は個性的で楽しいし、メニューにも笑ったりでした。

    最初のいじられキャラといじりキャラの関係がフレネミーの関係かと思いましたが、この程度ではまだフレンドなんですね。悪意に満ちた彼女とそれに付き合わされる人との関係はフレネミーというよりもむしろエネミーだと思いました。そう考えると、結局、本物のフレネミーは出てきたのかなあと疑問に思いましたが、面白かったから良かったです。

    隣人だったら大変ですが、料理教室ですから行かなければいいだけで、とことん陰湿ににはなりませんでした。公序良俗違反での退会通告に従う彼女には素直過ぎるかなとも思いましたが、バッタの大群が押し寄せて食い尽くした後に去っていくように、また別の場所に出没するのでしょうね。

    最後のオチなのか、唐突にビルの建替え話がありましたが、きっと近くでやっていけます、頑張ってって思いました。

    ところで、○○さんには妄想癖があると密告した場面では、登場人物の名前が把握し切れていなかったので誰のことかよく分かりませんでした。ちょっとその人の特徴を付け加えて言ってもらえると助かります。
  • 満足度★★★★

    大人のいじめ・フレネミー
    ただのEnemyならまだいいが、FriendのふりをしたFrenemyだから始末が悪い。
    友達のような顔をして平気で傷つけるようなことを言い続け
    傷つく様子を近くで見ながら密かに笑っているのがフレネミーだ。
    大人のいじめと、さらにそれを利用して人間関係を壊して喜ぶフレネミー。
    リアルなキャラと時折刺さる鋭い本音の台詞が上手い。

    ネタバレBOX

    舞台は大きな団地の一角にあるキッチンスタジオ。
    6人の生徒はみんなこの団地の住人で、和洋中のお料理を習いに来る。
    スタジオを切り盛りするベテランスタッフ諏訪冷子(岩崎純子)を中心に
    料理の講師たち、イタリアン(匁山剛志)、中華(アホマイルド クニ)、
    和食(西原誠吾)が日替わりでにぎやかに料理を教えている。

    イマイチ頼りないオーナー(松浦英市)は、
    最近しっかり者の彼女(奥村香里)の言いなりで、それが冷子の気がかりだ。
    そこへ朝霧夏生(澤田育子)という女性が新しく入会、
    洗練された明るい性格だが、他の生徒たちを鋭く観察し
    微妙な人間関係に揺さぶりをかけるような行動に出る。
    それは生徒だけでなく、やがてスタッフの冷子にも及んで来る・・・。

    舞台正面奥にキッチンスタジオ入口のドア、手前には横長のテーブル、
    これは作った料理を試食するためのものらしい。
    上手に生徒用のロッカールームへ続く廊下、下手にはキッチンがあって
    ロールカーテンを上げるとガラス越しにキッチンの一部が見えるようになっている。
    3か所の出入り口がスピーディーな出ハケを演出してテンポ良く進む。

    登場人物のキャラが明確で気持ちが良いのは
    台詞に表情がちゃんとついて行っているから。
    ちょっとずつ強引な人々が、世の中をかき回しながら動かしていて
    事なかれ主義の人々は反発しつつも結局言いなりになってストレスをためる…
    という現代日本の縮図を見るようだ。

    黒川麻衣さんの台詞は、時折とがった本音を言わせていてとても面白い。
    何気ない台詞に客席から笑いが起こるのは、その間の良さだと思う。
    作・演のセンスの良さを感じる。

    冷子役の岩崎純子さん、ちょっと台詞を噛んだ場面もあったが
    緊張感がふっと途切れそうになるのをこらえつつ
    周囲に翻弄されながら頑張っている女性を熱演。

    和食の料理人を演じた西原さん、長く親方の元で修行して来た
    職人らしい言動が板についていて説得力がある。
    簡単嗜好の生徒相手に悩みながら変化して行くところがとても良かった。

    引っかきまわした挙句冷子から退会を促されて去る朝霧夏生を演じた澤田育子さん、
    周囲を観察してターゲットを絞ると近づいてそとささやく。
    「あなたの気持ち、よくわかる」
    去り際でさえ自信たっぷりな表情で
    思わず彼女は前座に過ぎず、真のフレネミーは他にいるのではないかと思ってしまった。

    そう言えばオーナーの彼女は、何のかんの言いながら自分の思い通りに
    キッチンスタジオを運営し始めているし、
    冷子を持ちあげながらも、巧みにコントロールしているように見える。

    話がもう一回転大きく転がっって、フレネミーの思惑通り生徒同士が本音でつぶし合い
    冷子が朝霧夏生と大バトルの末勝利を収めたりしたら
    ”痛快度”はマックスに達したかもしれない。
    唐突な幕切れにあっけなさも感じたが、
    ”これはほんの始まりまだまだフレネミーは続く…”
    と考えれば妙にリアルで納得してしまう。

    人の心を操り混乱する様を見て楽しいと思う心理、
    しかも全く悪びれもせず笑って立ち去る神経。
    おーこわ…。
    あたしもにこにこ甘言フレネミーには気をつけよう。
  • 満足度★★★★

    いるいる
    実際にこんな人いますよね~。 強烈キャラのフレネミーが騒動を巻き起こすコメディーを想像していましたが、フレネミーだけでなく男性陣・女性陣共に現実味のあるキャラクター設定なので、それはそれでイイ感じに笑えました。 物足りなさはありますけどね。

  • 満足度★★

    無題
    起伏が少ない。そういう作風なのだろうが、その世界に浸ることができなかった。

  • 満足度★★★★★

    ブラックが心地よい。
    あるあると思いながら、すべてのシーンが楽しめた。
    作家の人を見る目の確かさに感動。

  • 満足度★★★★

    観察力
     Frenemyという米語は実際に存在すると作・演出の黒川 麻衣さんは、リーフレットに書いているが、手元にある英和辞書では見付からなかった。仮に作家の造語であるとすれば、良い感覚だ。実際、劇中で、各キャラが立っている点、シナリオの良さ、演技の上手さに加えてキャスティングの良さも光る。この辺り、現代日本に蔓延る歪みを活写して見事である。作家の観察力の冴えを感じる。
    実際、自分の生活の中で、ここに登場するようなキャラクターを見た観客は多いのではあるまいか。まるで等身大の鏡を見せられているような感覚を惹き起こす迄に練られたシナリオである。場転、間の取り方も良い。

    ネタバレBOX

     惜しむらくは、ラストシーンを情況の変化によって落語的な落ちにするのではなく、登場人物達が、その行為の必然的結果として衝撃的な結末を迎えるとした方が、劇的効果は高まろう。まあ、そうなると、作家の意図とかけ離れた作品になってしまうかも知れないが。何れにせよ、この観察力、これから先が楽しみである。
  • 満足度★★★★

    1時間20分
    上演時間が短くあっさりしてましたが、もうひとひねりあっても良かったかなと思いました。
    こういう人いるいるという人達のテンポの良い会話と、エネミー役の人の表情が楽しかったです。
    ブラックコメディを期待してましたがシチュエーションコメディで、でも好きです。

    ネタバレBOX

    フレネミーという造語に興味を持ったので、身近な友達がエネミーに見える話を期待してたのですが、フレンドはフレンド、エネミーはエネミーのままだったのが物足りなかったです。

    オーナーの彼女がもっとエネミーになっても良かったし、vs朝霧さんの構造で泥沼化したのも見たかったです。

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