満足度★★★
正統派の真面目な演劇でしたが・・・・。
その分、良くも悪くも終始演劇臭さとオールドファッションな演出が気になった。カフカとのくだりは最初のミレナが逮捕される原因の示唆のみでよかったような気がしますが・・・。また、主演女優さん二人が何だか体力不足のような感じで、台詞の噛みや聞き取りにくい台詞が多く、どうしたのかな~と。割とよく似た体格と容貌のお二人なので、髪の毛の右わけと左わけのみの違いというのも、演技力のみに頼った正統派演劇の感が強く、これも演劇臭く感じた要因の一つかもしれない。もうちょっとプラハのボヘミアンらしさがあってもよかったのでは?(大体ボヘミアンなんて言葉、若い観客に理解できるのか?)観客に理解力や想像力を期待しすぎている感じだ。見上手な観客ばかりでは無く、私のように「え~、もっと髪型や化粧ではっきりさせてくれればいいのに!」なんてバカもいますので・・・。
満足度★★★★
なんかタイムリーでしたね
大阪のTOP発言にも関わるような、重なるような話でありました。
人の命がその辺のメモ用紙1枚よりも軽そうな収容所内で、
生きる事を問いかけ、
自身の生き方を示唆し叱咤する生命讃歌の舞台でありました!
(でも長い・・・2時間35分(内10分休憩あり)です)
満足度★★★★★
究極の選択
重厚感いっぱいの本音のぶつかりあいの舞台に圧倒されました。
生き続けることが大事なのか、それとも尊厳が大事なのか、
ふつうでは、省かれそうな台詞が容赦なく流れる。
役者さんたちの迫力のある演技印象的です。
ひとつだけ、最後の場面で、マルガレーテのその後のナレーションがあるとよりラストらしいのではと感じましたが。