満足度★★★★
さすがだね!!
昨年の 『ひとり』 もそうだったけど シアタートラムの広さをうまく使ったセットも納得です。
診療所と裏の 自宅という設定が うまく場面転換(人格転換) と連動できていたと思います。
とある町にある小さな診療所、 医療ミスを訴えられ、長期休診あけの という設定からストーリーは始まります。。
三人の あたかも幼馴染でもあるかのような 主人公たち。
いくつものストーリーがやがて 一本に繋がっていくという展開。 目が離せませんでした。
段々 わかってくると それぞれのキャストが演じる登場人物が より鮮明になってくる仕掛けは さすが KAKUTA って感じでした。
二重人格ならぬ 三重人格の主人公に接する 家族や職場の人間、そして周囲には 秘密としてひた隠ししなけtればならない事情。。
楽しいっていうよりも いいものを観れたなー!! っていう印象でした。
清水宏さんは 一瞬で自分の間合いに引き込んでしまうキャラは凄い!!
そして 主人公 の奥さん役の 藤本喜久子くん いい演技見せてましたね~!!
フィクションなんでけど 切ない女性 を好演していたと思います。
満足度★★★★
ストーリーと役者さんの味が絶妙。
劇団初見。
途中まで気づかず、ただ違和感だけを抱えていたが、ハタと気がついたときに、「やられた!」と思った。
ストーリーの伏線やネタの明かし方に加え、主人格を演じる役者さんの持ち味が相まって、大変心に響く作品だったと思う。
満足度★★★★
してやられたり
前半くらいまで「なんか淡々と進むなー」と思っていたのだ。全然気づかなかったのだ。ハリオと赤城が内なる晋太郎であることを。それだけハリオはいかにもぐうたらな下宿人然としていたし、赤城は颯爽と登場するから医者の一人と思っていた。だから晋太郎の妻、津弥子の苦しみもわからなかった。それがわかった時、ああ、そうだったのか、本当に大変だったんだなって・・・。藤本喜久子さんが巧いから余計こみ上げてきちゃって。私はいつのまにか桑原裕子のマジックにかかり、気がつけば頬を熱いものが伝っていた。KAKUTA健在なり、だな。
満足度★★★★
圧倒的存在感
KAKUTAの芝居は下北で行われた番外公演に続き2回目。下北よりおおきな劇場でセットも左右に分かれ、左右のセットで同時に進行するお芝居。左右両方に役者がでるので、どっちに集中すればよいか最初は気になったのですが、後半は役者さんの存在感ある芝居にただただ圧倒されるばかり。特に藤本喜久子さん、吉見一豊さんの終盤のやり取りには涙するところでした。個人的には佐賀野雅和さんのちゃらい雰囲気の中にも人間味がある芝居も良かったです。
でも、やっぱりもう少し狭い場所のほうが集中がきれないかもしれない。
あと、おおえだ かおりさんが出ていなかったのが若干残念。
満足度★★★★★
役者さん上手かった
セットも綺麗に出来ていて、話も面白くて引き込まれました。
個性的なキャラクター付けで、
見てても安心な登場人物達はみごとでありました。
惜しむらくは、煙草を吸うのはやめて欲しかったなぁ。
満足度★★★★★
祝15周年
クリニック兼自宅が舞台で、扉の向こうでは近隣住民の抗議デモの怒号が飛び交う。そこに暮らしている家族、よくわからない下宿人、町の人。夫婦の葛藤も錯綜している。
特に目新しい題材というわけではない、どこかの舞台でも見たような話。大人になったら、胸に秘めたまま、人には言わない秘密は出来るもの。
押し付けがましくなく、時間経過と共に、口に出さずとも人の温もりがゆっくりと沁み込んでくる優しい舞台だった。
舞台上で暴れまくる清水宏さんが荒ましかったw。
満足度★★★★★
「涙を以て…」
ドラマチックな設定で描かれる「秘すべきこと」をめぐる人々の優しさ。
でもそれは辛くて哀しい優しさだ。
役者陣の充実と緩急の効いた演出、説得力ある台詞が素晴らしい。
最後は「涙を以て成立とす」であった。
満足度★★★★
コリッチでの「見てきた!」の評価が高かったので、
当日券で見に行きました。
具象の舞台。病院と、隣接する母屋。
照明が素敵でした。
役者の皆さんの人間のぬくもりが伝わってくる作品でした。
満足度★★★★★
文句無し
相当良かった。
すんげーよかった。
細かいこと語れない。感動した。マジですごいよかった。
あぁ、拍手ってこういう気持ちの時にするんだなと思った。
さすがKAKUTA
満足度★★★★
ゆがんだ屋根
劇場に入って、まずゆがんだ屋根が気になって。
照明に魅入って
お話に入って
ゆがんだ屋根と指紋だらけの窓ガラスが
ああ、人間ってこんなもんなんだけど
重いんだよなあと。
気がついたらボロボロと泣いていました。
思いっきり楽しみました。
鑑賞後は1時間半スタバで休憩が必要になりました。ぞっこんです。
満足度★★★★★
秘をもって成立してた
違和感を覚えながら観ていたが‥なるほど、タイトル通り。
今までのKAKUTAと違う作風だと思うんですが、さすがです!
これ1回観るのと、2回観るのでは全く違いますね。絶対2回以上は観るべき作品!!
あまりにも濃厚な……
人間という存在の複雑さ、人間関係の濃密さを体感。劇団としての充実と、客演陣の多彩さで物語は弾み、うねっていきます。やっぱり芝居って面白いですねえ。