コスモノート 公演情報 コスモノート」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    脚本も演出も面白い
    エンターテイメントとして脚本も演出も面白かった。


    ネタバレBOX

    学生劇団の評価の仕方は難しい。
    中でもこの芝居は特に難しいと思った。

    と言うのは、脚本も演出も学生劇団域を越えたものがあった。
    だが、ではプロと同地平で評価しようとしてしまうと、、、役者の力量は不問に付すにしても、それでも絶賛という訳にはいかなくなる。

    特に、エンターテイメント面では、
    「走れメロス」での、脚本のブッ飛び具合と、ブッ飛びながらもきちんと物語として完成されている感じはとても秀逸だった。そして、飛んだ脚本を、その飛んだスピード感で演出しているのもすばらしかった。

    ただし、表面的なエンターテイメント性よりも、作家が何を問いかけようとしているのかという点を重視する私としては、そういう意味での内容が弱い感じがした。
    「超高層ノスタルジア」は、エンタメではなく、内容を見せようとするものだったので、そういう志向性もあるのだと思う。完成度というより、好みとしては、こちらの作品の方が好きだった。だが、これも内容的には弱いとは感じた。

    また「早稲田で4年間を過ごして」については、学生劇団なので、身内ネタで盛り上がるのも解るし、身内ではない私でも楽しめたが、やはりこの点でも、この作者が、誰に何を問いかけようとしているのかが薄かったように思う。観に来る人の多くが学生であるのだろうが、もっと開かれたところに向って作品を作って欲しいと思った。
    それだけの潜在能力がこの作家と演出家にはあるように思うので。

    偉そうなことを言ってすみません。

    次作にも期待しています。

  • 満足度★★★

    しなやかな感性

     コスモノートはカフェの名前、店の名物は、ドーナッツとお話。という枠で、三つの物語がオムニバス形式で進行するが、演じられている世界、世界観が個人レベルに留まっている点が気懸り。感性がしなやかで、演劇が好きだ、ということが分かるだけに、その気になれば、時間は結構あるのだから、世界の中の日本という視点も持ってほしい。外国語も英語のみならず、独、仏、スペイン、露、中、ハングル、アラビア語等々にチャレンジし各国語で情報を入手、分析できる程度の事を目指した上で、シナリオを書いて欲しいのである。

  • 満足度★★★

    劇中劇
    のような形で進む短編集のような一つの物語のような。 短編はコメディー?とSFチックなシュールな作品。 普通にすごく面白かったです! 若干、意味不明なところもありましたが、勢い勝ち、みたいな。笑。 手作り感が溢れてるところもありつつも結構いろいろ工夫されててすごいなぁと思いました。 ただ、全体的にセリフ回し?がもうちょっとこなれてるといいかなぁ、と思いました。。スイマセン。。


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