満足度★★★
わるくはない
主人公の心情を最初ははぐらかす感じで描いてるが、ラストに向けて段々と明らかになる心情の描き方はよい。
また、明るめに描いてるのもよかったが、もっと突き抜けた明るさで描いてもよかったかも。なかなかによかったです。
満足度★★★★
生(せい)のエネルギー
12/22。劇団競泳水着を堪能した後、参宮橋のマクドナルドで読書。ここのマックにはダブルクォーターパウンダーが無いのだ!どういう事だ!!!そのまま下北沢駅前劇場へ向かい、「貧乏が顔に出る。」以来のMCR。
んー。やはりMCR、好きだな。重めのテーマをペーソス溢れる演出で書き出すところは櫻井智也さんの成せる技だ。チャップリンですよ、チャップリン。
堀靖明さんと百花亜希さんが人間の"生(せい)"の部分を全面に押し出す事で、ポシティブさ全開の作品になっていた。生きている!というエナジー全開。北島広貴さんの役は病気になる前から負の空気満載なのだが、金沢涼恵さん&堀さん&百花さんによって見事に中和されていて、落ちていくのではなく空に上がっていって死に向かっていった様な、明るい終末を迎えたのではないだろうか。強引な「ダンス」という"生"の表現も、なんだか納得させられてしまう今作。金沢さんのキャスティングが完璧だったと思う。
櫻井さん脚本のNHKドラマ「ただいま母さん」が、2/24に放映されるらしい。
満足度★★★★★
ちゃんとしてる
芝居好きが面白いっていう作品と、芝居をやってる人が面白いっていう作品と、初めて芝居を見る人が面白いっていう作品は、微妙に違っているとおもうのだけれど、そのどの人たちもが面白かったと言いそうな、人を選ばない作品。脚本の言葉がちゃんと作家さんが吟味した上での言葉と思われ、ポップなんだけど書いた人も見える。こんな芝居を見たよと人に言いたくなるような作品だったのではないかと思います。星30個
満足度★★★★
こんな風に死にたい
櫻井智也さん曰く「父親がリアルにガンになった」ことから
この題材を選んだという、病人とその周囲の物語。
人は「死」を意識して初めて本当の意味で「生」を意識するのかもしれない。
「死にたい」も「死にたくない」も「生きること」の裏返しだ。
大笑いしながら一緒に考えさせられ、笑った後私はまだ考えている。
満足度★★★★
意外にも
いわゆる難病ものの枠に収まってたんだな、これが。
北島×金沢コンビが良い。
もうちょっとこなれてきてから観たかった。
これから観る人は中央最前列で観ちゃいなよ。